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INTERVIEW

Japanese

CANDY GO!GO!

 

CANDY GO!GO!

Member:なぎさりん 菜月アイル 磯野未来 永瀬りか 夏井さら 宇野みずき

Interviewer:フジジュン

-「Since 2010~」も、グループの歴史を振り返る曲になっています。

なぎさ:この曲はうちの社長が歌詞を書きました。社長は曲を作るのが得意で、歌詞を書くのが苦手なんですけど(笑)、"この曲は俺が書く"って言って、お父さんが娘たちに手紙を書くみたいな感じで歌詞を書いてくれて。受け取った娘たちとしてはどういう感情で歌えばいいかわからなかったんですけど、すごい愛を感じました。

磯野:"どれだけの去ってゆく背中見てきたんだろうか"って歌詞とか、"卒業メンバーを見送るとき、どういう気持ちだったんだろう?"と考えると切ない気持ちになりますね。

なぎさ:"本当にごめんね"って歌詞とかね。社長って基本的にふざけがちな人なので、"こういう感情も持ってる人なんだ"って思ったりします。

-普段は照れ臭くて言えない気持ちを、歌詞で届けたんですね。そして2021年になって、延期されていた10周年記念ワンマンが開催されます。

磯野:声出しができないとか、まだ厳しい制限があったんですが、"やっとやれたか"って気持ちで、そのときにできる精いっぱいのことはやれたと思います。

菜月:すごく幸せな空間でしたね。LIQUIDROOMという個人的にも思い入れのある会場で、またワンマンができることもすごく嬉しくて。みんなの顔を見てライヴができて、たくさんの曲を披露できてというあの時間は大好きでした。

永瀬:私は久しぶりのワンマン・ライヴで疲れ果てて。立ってられなくて楽屋でぐったりしてた記憶しかないくらい全力でやれたことを覚えてます。あと、声出しはできなくてもお客さんの視線や熱量を感じて、ジーンときたことも覚えてますね。

宇野:あの日のライヴでリリース前の「Understeer」をお披露目して、10周年以降の私たちを見せられたのもすごく良かったです。

-「Understeer」は10周年ライヴを経た、2021年7月にリリースされています。

永瀬:個人的には、自分たちをさらに追求するきっかけが10周年記念ライヴにあって、"どうやったらもっと良くなるだろう?"と思いながらライヴをしていたし、「Understeer」もそういう気持ちでやっていたのを覚えています。

磯野:「Understeer」は夏井がリードなんですけど、この頃から新しい子たちがリードを担当していく感じになったので、"こうやって広がっていくんだ"と思っていました。

夏井:10周年ライヴの後半1曲目で披露したんですけど、みんな初めて聴く曲で、"リードは誰なんだ?"ってなってるときに私がリードで歌って。"新しい風が吹いた"と言ってくれる人もいてすごく嬉しかったです。それまでは歌詞を書いた人がリードを取るので、新しく入ってきた人ってあまり前に出ることがなかったんですけど、初めてリードをいただけて"歌って楽しいな、ライヴって楽しいな"とより思えるようになったし、新たなスタートになった気はしていました。

-夏井さんは今作でも「Time to shine」の作詞をして、リードを担当しています。

夏井:私は作詞がすごく苦手で本当にやりたくないんですが、"書いてください"と言われたら書くしかないから頑張って書いてるんですけど、みんなに読まれたくないし、"この歌詞はどういう意味?"とか本当に聞かれたくないと思いながら書いてます(笑)。

-"さくらがひらり舞い散り"と始まる歌詞は、春をイメージして書いたんですか?

夏井:あ、イヤだ! 本当にやめてください(笑)!!

-あはは。でもせっかくですから、どんな曲になったか解説してください。

夏井:3月くらいに書いた曲で、桜の季節の新生活のスタートに思う気持ちを書きました。

永瀬:メンバーにしたら、普段何を考えてるかわからないから、"こういうこと思う子だったんだ"と思ったりして。

磯野:強い意志を込めてるんですよね。"今もっと 輝きたい"とか"次はわたしだ"とか。

-なるほど。ふつふつと燃える、内なる力を秘めた曲だなと思ったんですが、夏井さんが普段はそういった部分を見せない子だと知って、納得しました。

永瀬:そう。いつもは笑って誤魔化すっていうか、笑顔で感情を見せないタイプだから。歌詞を読んで、"めっちゃメラメラじゃん!"と思いました。

夏井:溜まってたものが出ちゃったのかもしれない(笑)。

-2021年には全国ツアー("CANDYGO!GO!ワンマンツアー「BRAVE VENUS TOUR 2021」")も再開。久々のファンの顔を見て、思うところもあった?

なぎさ:個人的には、一番自信のあるバンド・スタイルでツアーを回れて、やっと全国のみんなにその姿を見せることができたのが嬉しかったし、バンド・メンバーとチーム一丸となってやれて、"私たち、「IDOROCK」やってるな!"と思いました。

永瀬:私は全国ツアーって初めてだったし、憧れで。行く土地によってお客さんの反応も違ったり、その集大成として東京ファイナルがあって。楽しかった思い出しかないです。

宇野:普段はオケでやってる曲を、バンド・サウンドで違ったバージョンでやれたり、普段はやってないダンスを入れることができたのも嬉しかったです。