Japanese
ALLiCA
2023年07月号掲載
Member:魁 -Kai-(Vo) 村岡カツ(Ba) シモダコータ(Gt)
絶叫する60度、天体3349を駆け抜けた魁 -Kai-(Vo)率いる2022年9月4日始動のロック・バンド ALLiCA。結成10ヶ月にして全国80本以上のライヴをこなす彼女たちが、このたび結成から現在に至るまでの活動の感情を凝縮した1st EP『在処』をリリースする。そんな本作について、メンバー3人にメール・インタビューで訊いた。
-Skream!初登場ということでグループ結成の経緯を教えてください。
魁:前身バンドの活動休止をきっかけに、自分は死ぬまでステージに立ち続けるという、ファンとの約束、自分自身の人生の目標があったので、なんとしてでももう1度バンドを組みたいと思い、"良きメンバーが見つかりますように"とお祈りしながら、1からバンドを作りました。
村岡:もとは集まったと言うより紹介されて~みたいな感じで、ギター変えるってなったときに、ロマンチストってバンドの悪友のコータがやってもいいって言ってるよって聞いて、サポートお願いして、メンバーになってそこからリスタートと言うよりは、始まった感じです。
シモダ:ベースのカツがギター抜けるってので相談に乗ってて、酔っ払った勢いで"手伝うよ~"って言ってて、やってたらメンバーになってました(笑)。
-おひとりずつの自己紹介もお願いします。
魁:ヴォーカル 魁です。名古屋出身、東京在住。もとは絶叫する60度というロック系アイドルを組んでいました。その後、天体3349(テンタイミミズク)というバンドでヴォーカルをやっていましたが、両方とも活動は無期限で休止してます。現在はALLiCAのヴォーカルとして、また"シンガーソングダイバー"として、全国各地で活動してます。
村岡:ベースのカツです。詳しいことはホームページに載ってるんでallica.jpでごさいまーす。
シモダ:シモダコータです。ギターを弾いています。リッケンバッカーを使っています。
-ALLiCAの音楽性について教えてください。
村岡:ライヴが命な状態でしょうか。自分はパンク・バンドしかやったことないので、そうなのですかね。
シモダ:ライヴやってなんぼでしょう! 私はスタジオの練習の日よりもライヴの本数のほうが完全に多いですね! アレンジや、メロディとかももちろん大切ですが、観てくれて聴いてくれた人が明日も頑張ろうって思ってくれたら存在している意味がありますね。
-7月5日リリースの1st EP『在処』完成おめでとうございます。結成後、初となる作品が完成した今の心境を教えてください。
魁:今までは楽曲の制作はほとんどプロデューサーやメンバーの方々にお任せして完成されましたが、ALLiCAは自分が作ったバンドでもあるので、ひとつひとつの楽曲によりこだわりを持って制作しました。自分が作った作品が、メンバーによってアレンジされて味を増して音源になる喜びを感じています。
村岡:やっとみなさんの耳に届けられるなと。ライヴで変わってここに辿り着いた曲もあるし、もう変わり始めてる曲もあるな~と。
シモダ:もう次の作品のことばかり考えています。
-今作『在処』のコンセプトやテーマを教えてください。
魁:もともと"ALLiCA"というバンド名は"あなたにとって、私にとっての心の在処、拠り所みたいなバンドになりたい"という思いから付けました。"在処"と聞くとやっぱり"宝の在処"みたいなイメージが湧くと思われます。なので今回は、夢や宝物、希望の在処といったワクワクするようなテーマで1曲目の「ALL I CAN」の歌詞やジャケットも作りました。
村岡:個人的なテーマは1発録り。仮録りそのままの、リアルなやーつです。
シモダ:細かいところよりも熱量重視で、それなりにこだわってはいますが、聴いてもらってステージにいる我々を想像してくれたら嬉しいです。
-すべての楽曲がリード曲と言っても過言ではない痛快なEPでしたが、中でも思い入れのある楽曲があれば教えてください。
魁:このCDにおける代表曲は「ALL I CAN」です。"アリカ"というバンド名を決めたとき、表記に悩みましたが"ALICA"でもなければ"ARIKA"でもないのは"ALL I CAN"という言葉を含めようと決めたからです。"ALL I CAN"は"私が今できるすべてのことを"という意味合いです。ライヴは一期一会、二度と戻らない瞬間で、やり残したら後悔することをこれまでにも経験してきたので、全力で今を抱きしめたいという思い込めて「ALL I CAN」を書きました!
村岡:「DIVE」は、最初全然違う状態でAメロとサビを渡されて、スロー・ナンバーで作ったんだけど、違うってなって、方向的にどこまでやっていいかというとこで悩みながら、"もう、やっちゃえ"と思って速度を倍にしてBメロ作って全体作った感じで、コータがギター弾いてから完成したなこれ、って思いました。この曲がALLiCAにあるかないかで、何かが変わるんじゃないかなというぐらいの要素は入れられたかなと。ドラムロールまで作った。
シモダ:みんな自分の曲言ってるから私も(笑)!「同じ空を見ているか』はALLiCA入る前から自分のために作ってた曲で大切にしてたんですが、魁ちゃんなら歌ってもらってええかなって思ったんであげました(笑)!
-始動後、ハイペースなライヴ活動をされ、まもなく1周年も見えてきたところですね。今のお互いのプレイヤーとしての印象を教えてください。
魁:バンドにおいて楽しくやっていくために一番大切なのって技術やセンス以上に人柄なんだと気づいてしまって、今のメンバーは完全に"人"で選びました。私がやりたい音楽っていうのは演奏や歌が上手ければいいっていうものではなくて、私自身がいいコンディションでライヴ活動を続けていくためには、私が"この人好きだ、一緒にいたい、一緒に遊んでいたい"と思える人じゃなきゃダメなんですね。今のALLiCAのメンバーは私が心から大好きなお友達です。この文章だけ見ると、じゃあ演奏は下手なのかと誤解を生みそうですが、これまた演奏もコーラスもパフォーマンスも私のスタンスにピッタリで最高なんです。とにかくライヴ以外もライヴ中も笑顔が溢れるハッピーなバンドです!
村岡:魁ちゃん→元気ちゃん。モモンガちゃん。よくあんな動きながら歌えるなーって思う。コータさん→一番ちゃんとしてる。ニコニコおじさん。よくあんな動きながら弾けるなーって思う。
シモダ:魁ちゃん→化け物。カツ→化け物。
-ライヴハウス・シーンを駆け抜けてきたお三方によるALLiCAですが、今までのバンドやグループとの違いを感じる部分があれば教えてください。
魁:私はもともとアイドルをやっていたんですが、完全にバンドマンになったのではないかと自分では思ってます。あの頃はバンドに憧れていたので"私はアイドルじゃない"って言いながらアイドルをやっていましたが、バンドマンになった今は"いつまでもみんなのアイドルでいたい"と思うようになりました。天邪鬼なんでしょうか。
村岡:今までと違うのはなんだろ、あんまり自分のこと考えなくなったかもしれないです。負けるわけがねーだろって思う瞬間がある。
シモダ:今でもたくさんバンドやってるのですが、話が早く進むところがとてもいいと思ってます~(笑)。大事なことですねー。どんな形でもバンドが人生で一番楽しい。
-今、改めてライヴをしてみたい場所はありますか? 具体的な場所や、音楽シーンでも構いません。
魁:場所は特にどこでもいいです。歌える場所があるなら、聴いてくれる人がそこにいるなら、どこでもいいです。目標や立ちたい大きなステージも今は特にありません。ただ、路上ライヴはしてみたいです。自分はライヴハウス出身なので、ライヴハウスを知ってる人にしか音楽を届けたことがありません。だから音楽に興味がない人やライヴハウスを知らないにALLiCAはどんなふうに届くのか、はたまた届かないのか試してはみたいですね。強いて言えば、変なところでライヴをしてみたいです。今までも銭湯や離れ島、森の中、バスの中、海辺などでライヴをしたことはありますけど、まだまだ序の口ですね。もっと、おかしな場所見つけて、ライヴをして忘れられない面白い思い出なんかを作りたいです。
村岡:道でやりたいです。人が歩いてるところ。
シモダ:みんながやりたいところあればどこでも! 場所にこだわりはありませぬ。
-『在処』リリース後、ライヴやツアー、リリースなど、予定されている活動はありますか?
村岡:ありまーす。
シモダ:("1st EP【ALLiCA/在処】 リリースツアー 『夢の在処』")ファイナルの渋谷CLUB QUATTROまでめちゃくちゃライヴ決まってまーす。あとはまだ内緒! メンバーにもまだ言ってないことたくさんあります(笑)。
-今後の展望や目標とする場所はありますか?
魁:音楽を通して出会ってくれた人、ひとりひとりの人生に寄り添えるように、家族のように愛しながら1日でも長く活動を続けたいです。
村岡:あるけどその都度発表いたします!
シモダ:内緒!
-最後に読者にメッセージをお願いします。
魁:まだまだ駆け出しのバンドですが、見つけてくれてありがとうございます! いつか有名になったとき、"ALLiCAが売れてないときから知ってた! 信じて応援してて良かった"なんて、あなたが誇れるようなバンドになります。楽しみにしててね! また全国各地、歌いに、会いに行きます! 待っててね! 最後まで細かい言葉を読んでいただき、ありがとうございました!
村岡:今後ともよろしくお願いします!
シモダ:音楽やロックンロールは誰かに言われて聴いたりやったりするものではないので、自分の感覚を信じてそれを大切にしてください! そしたら周りに同じような人が増えると思います!
RELEASE INFORMATION
ALLiCA
NEW EP
『在処』
YNOG-009/¥2,200(税込)
[屋根裏音楽舎]
2023.7.5 ON SALE
- 1
LIVE INFO
- 2025.07.16
-
有村竜太朗
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
The Gentle Flower.
桃色ドロシー
GLIM SPANKY
BIGMAMA × Dannie May
坂本慎太郎
Base Ball Bear × PEDRO
SHE'S × ヨイズ
TenTwenty
Saucy Dog
- 2025.07.18
-
斉藤和義
YOASOBI
フレンズ
[Alexandros]
SVEN(fox capture plan)
板歯目
東京スカパラダイスオーケストラ
ExWHYZ
GLIM SPANKY
the paddles
キュウソネコカミ
NEK! × komsume
KiSS KiSS
Organic Call
SIRUP
ぜんぶ君のせいだ。
SAKANAMON
ヤングスキニー
ACIDMAN
Laughing Hick
TENDOUJI
cinema staff × eastern youth
- 2025.07.19
-
豆柴の大群
浅井健一
フレンズ
"NUMBER SHOT2025"
コレサワ
YOASOBI
PIGGS
鶴
東京スカパラダイスオーケストラ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Novelbright
"JOIN ALIVE 2025"
shallm
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
キノコホテル
UNCHAIN
竹内アンナ
め組
"焼來肉ロックフェス2025"
SPECIAL OTHERS
ExWHYZ
LOCAL CONNECT
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
ぜんぶ君のせいだ。
いきものがかり
新しい学校のリーダーズ
"DAIENKAI 2025"
チリヌルヲワカ
片平里菜
PENGUIN RESEARCH
荒谷翔大
Nothing's Carved In Stone
マオ(シド)
- 2025.07.20
-
神はサイコロを振らない
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
[Alexandros]
ビッケブランカ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
"JOIN ALIVE 2025"
松永天馬(アーバンギャルド)
さめざめ
キノコホテル
HY
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
崎山蒼志 / NakamuraEmi / ズーカラデル / TENDRE ほか
GRAPEVINE
"焼來肉ロックフェス2025"
清 竜人25
PK shampoo
"DAIENKAI 2025"
LOCAL CONNECT
ROF-MAO
いきものがかり
GARNiDELiA
ブランデー戦記
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
終活クラブ
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
僕には通じない
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
終活クラブ
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
- 2025.07.31
-
TENDOUJI
フラワーカンパニーズ
GIFTMEN
なきごと
The Gentle Flower.
のうじょうりえ
ZAZEN BOYS
板歯目
RELEASE INFO
- 2025.07.16
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- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
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Skream! 2025年07月号