Japanese
dps
2019年12月号掲載
メンバー:木村 涼介(Vo) 森丘 直樹(Gt) 安井 剛志(Ba) 川村 篤史(Dr)
インタビュアー:高橋 美穂
関西発の新鋭、dpsがデジタル・アルバム『ごめんなんて言葉』を完成させた。メジャー・デビュー直後の昨年11月には、Marty Friedmanと共にアメリカのテクニカル・インスト・バンド、POLYPHIAのアジア・ツアーに同行するなど、その実力は折り紙つき。ほとんどの楽曲に森丘直樹のテクニカルなギター・ソロが炸裂するところも象徴的だが、昨今珍しいほど華のある王道ロック・バンドなのである。その評判がじわじわと浸透しているなかでリリースされる今作は、様々なチャレンジが詰まった1枚になっている。実力や評判にあぐらをかくことなく、真摯に前進を目指す彼らのスピリッツを解き明かすべく、Skream!では初となるインタビューを行った。
-dpsの印象として"テクニカル"というところが挙げられると思うんです。メンバーが集まるとき、そこはテーマにあったんでしょうか?
木村:違いますね(笑)。僕が個人的に思うのは、テクニカルな印象はギターにあるんじゃないかと。
-森丘さんは、バンドとはある程度テクニカルであるべきだ、みたいな持論ってありますか?
森丘:僕自身が、80年代の洋楽のハード・ロックが好きで。その頃って、どのバンドにもギター・ヒーローや、色を持った人がいたと思うんです。今の時代はなかなか、ギター・ヒーローがいるからとかで注目されるバンドが少ないと感じていて。だったら"ギター・ヒーローと言えば森丘直樹"と言われるくらいになっていきたいとは思います。
-そもそも、木村さんも森丘さんのテクニカルなところに惹かれたんですか?
木村:このバンドは、僕が森丘さんに声を掛けたところから始まったんですけど、そういう意識は全然なかったですね。
-安井さんと川村さんは、バンド=テクニカルという考えはあるんですか?
安井:全然ないですね(笑)。
川村:僕が大事にしているのはメロディですね。作曲が僕なので。カッコ良さを見せられたらいいなって思っているから、そんなにテクニック重視ではないです。僕も、テクニカルなイメージはギターとアレンジ力のおかげだと思います。
-それは、狙っているものというより、出ちゃっているもの?
森丘:そのほうが合っているかもしれないですね。
-森丘さんのギターとアレンジっていうところもそうですけど、dpsはパート以外の役割分担もはっきりしていますよね。川村さんが作曲、安井さんが作詞っていう。でも、メンバーを決める際に、この人はパート以外の役割もできそうっていう見立てがあったわけでは......?
木村:ないです(笑)。集まってから分担したんですよね。それぞれができることを持ち寄ってっていうか。歌詞は、そもそも誰も書いていなかったんで、僕と安井さんが書き始めて、安井さんのものがdpsに合っていたので、増えていったっていう。まぁ、僕も諦めたわけではないんですけど(笑)。
川村:僕は、歌詞を書くつもりはなかったです。以前のバンドではやったことはありますけど、そんなに得意ではないので(笑)。やっぱり自分が楽しいことをやりたいじゃないですか。だから、曲を書くっていう役割になりました。
-安井さんは、作詞の楽しみをdpsで覚えていったんですか?
安井:そうですね。日常の中に入ってきています。
-森丘さんはアレンジャーに特化していますが、作曲もできますよね?
森丘:最初は僕もやってたんですけど、川村さんのメロディが好きなので、自然にこうなったんです。
木村:最初は森丘さんの曲もあったんですよ。
川村:今も決まりはないんです。
-そうなんですね。お互いへのリスペクトによって役割分担ができているっていう。
森丘:そうですね。
-新作の『ごめんなんて言葉』も、それぞれの個性が発揮されている印象がありました。これを作るうえで何かテーマはあったんでしょうか?
木村:それもなかったですね(笑)。常々曲を制作しながら活動しているので、今ある曲を集めたっていう。だから、"アルバム作ろうぜ!"って作ったわけではなかったんです。
-じゃあ、できあがってみてどんな作品になったと思いますか?
木村:今までなかったような曲調もあり、dpsらしいところもあり、いろんな顔ぶれが揃ったなって思います。
-たしかに、挑戦が見られる作品だと思ったんですよ。そういった意図はあったんですか?
木村:作品に対してというよりは、一曲一曲に対してはありました。最初に話し合うわけではないんですけど、それぞれのタイミングでそれぞれが向き合っている感じですね。
-いろんな楽曲がある中で「ごめんなんて言葉」が表題曲に選ばれたのは、なぜでしょうか?
木村:何にしようかって迷っていたんですけど、スタッフさんやプロデューサーに相談して、この曲になりました。
-この曲の種ができたときは、いわゆる推し曲になっていく予感はあったんですか?
川村:この曲が一番なかったです(笑)。一番好きなのは、1曲目の「Get Up」なんですよ。"METROCK 2019"とかに出させてもらって、フェスを意識した曲を作りたいと思っていたんです。「ごめんなんて言葉」は、そういうところはないんで。好きじゃないわけではないです(笑)。でも、「Get Up」は......。
木村:大好きですね(笑)。
-それを1曲目に持ってきたとなると、曲順もこだわりがありそうですね?
川村:ミックスしたとき、(森丘と)ふたりで仮組みしたものが、そのまま反映されたかな。
森丘:ああじゃない、こうじゃないってやったんですよね。
川村:そのときに、僕が「Get Up」を推したんですよ。
-たしかに「Get Up」は、自分たちにガソリンを入れるような、まさに1曲目らしい楽曲で......ただ、1曲目を作ろうとしたわけでは?
川村:ないですね(笑)。でも、ライヴでの1曲目、登場に使えそうな曲だとは思っていました。
-すぐにオーディエンスを巻き込めそうですよね。みんなが参加できそうなフレーズもありますし。
川村:はい。すっごくわかりやすいリフと、スネアの2、4だけになるところとかは、イメージして作りました。
-また、この楽曲は、ギター・ソロらしいギター・ソロが炸裂していますね。まぁ、ほとんどの楽曲にあるんですけど(笑)。
森丘:そうですね(笑)。それが自分のスタイルだと思っているので。あと、このギター・ソロに関しては、王道にはしたくないと考えていたんです。そこにプラスアルファで、昔に聴いていたフュージョンとかのテイストも入れたくて、スケール――ドレミファソラシドから外れた音を入れました。
-ちょっとした違和感、引っ掛かりがありますよね。
森丘:そう。そこは狙いましたね。
-ギター・ソロは尺も、昨今珍しいほどたっぷりで。
森丘:それは、僕がアレンジをやらせてもらってて、好き放題やれているっていう(笑)。でも、長すぎるギター・ソロは僕自身も好きじゃないので、いいさじ加減でできていると思います。
-最初の話とも繋がりますが、"dpsと言えばギター"という認識は、メンバー全員が持っているものなのですか?
木村:僕はヴォーカルなので、負けたくない意識はありますけどね(笑)。ただ、僕は前に出ますけど、ギターも前に出るっていう曲は多いです。
-バンドって、どうしてもフロントマンに注目が集まりがちですけど、dpsはギターもそうですし、ベースにも、ドラムにも華がありますもんね。
木村:そう言っていただけると、僕も嬉しいです。みんなでやっているし、ヴォーカルだけ! っていう感覚にはなりたくないというか。
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