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INTERVIEW

Japanese

Bamboo

2019年12月号掲載

Bamboo

Bamboo

メンバー:ちなみ(Vo/Gt) 大吉(Gt) 匠(Ba)

インタビュアー:山口 哲生

2015年に高校の軽音楽部で結成された男女混成のポップ・ロック・バンド、Bamboo。学生時代から様々なコンテストで好成績をおさめ、"マイナビ未確認フェスティバル2019"ではファイナリストにも選ばれた3人が、2ndシングル『月光』をリリースした。Skream!初登場となる今回は、最新シングルのことはもちろんバンド結成からこれまでのことやこれからのことなど、メンバー全員に幅広く訊いた。バンド・ロゴに刻まれている"TOKYOPOP SPIRIT"という文字の通り、"ポップであること"を信念に音楽シーンを進んでいこうとしている3人に迫る。

-高校の軽音楽部で結成されたそうですね。

匠:そうです。うちの学校の軽音部は、毎年先輩たちが新しく入ってきた1年生の中から各パートの上手い子を選んで、選抜バンドを組ませているんです。そのなかでちなみと大吉が別のベースとドラムの子と組むことになったんですよ。で、8月ぐらいになって、これからちゃんとやっていくバンドにするために、選抜じゃない子たちも交えて改めてバンドを組みましょうということになったときに、僕がベースで入って......という感じでしたね。

-軽音部のシステムがすごいですね。しっかりしているというか。

匠:高校野球の甲子園みたいに軽音部版甲子園が実施されていて、その大会で賞を獲りに行くぞっていう軽音部はそういう感じになっていることが多いんですよ。

ちなみ:それぞれの楽器だけでなく、ヴォーカルもオーディションをするんですよ。やっぱりヴォーカルは一番人気なんですけど、バンドを組める数に限りがあるから、落ちちゃう子もいて。めっちゃ残酷でしたね。

匠:その最終審査で落ちたのが僕なんです(苦笑)。もともとギター・ヴォーカルをやりたかったんですけど、落ちちゃって。"ギターが弾けるからギターをやれば?"って言われたけど、それは嫌だったんですよね。ギター・ヴォーカルはやりたかったけど、ギターだけというのはやりたくなかったから、"人の曲をやるぐらいなら、ちなみのところ以外では弾かん!"って。

-大吉さんも選抜バンドに入ったそうですけど。

大吉:1年生の数も多かったし、そもそもちなみのことも知らなかったんですよ。で、"じゃあこのメンバーでバンド組んで"って言われて"この人、誰......?"って(笑)。

-そうなりますよね(笑)。

大吉:俺、ポップなものって全然聴いてこなくて、本当はメタルをやりたいんだけどな...。っていうところから始まった感じでしたね。

-たしかに"上手いからバンドを組んで"と言われても、じゃあどういう音楽をやろうみたいな感じになりますよね。

ちなみ:そうですね。なりました。最初は課題曲を渡されて練習させられるんですけど。そのうち"選抜バンドは、毎年この時期にはいつも曲を作ってたよ?"って先輩から圧をかけられて(笑)。じゃあ私たちも作ったほうがいいのかなっていう雰囲気になり、頑張って、初の曲作りをしました。最初は私が歌を歌ってコードを大吉がつけていたんですけど、私もギターを弾けるようになったので、自分でコードをつけながら......みたいな感じで、ちょっとずつ曲を作る感覚を覚えていきましたね。

-そこに匠さんが入ることになったわけですけど、ベースはそのときから始めたんですね。

匠:その前にちょっと触ったことはあったんですけど、ちゃんと始めたのは高1の夏からですね。気分的にもベースを弾いてみたいなと思っていたので、これを機に始めてみようかなって。でも、僕がバンドに入ることは、周りからは大ひんしゅくで大反対でしたけど(笑)。

-え、なんでですか?

匠:今までベースをやってなかったやつが、選抜バンドにベースで入るのはおかしいっていう。当時のドラマーからは"マジでありえん"ってボロクソに言われましたけど(笑)、このふたりはありがたいことに"いいじゃん"って言ってくれて。

ちなみ:たっくん(匠)がバンドに入ったことによって勢いが増したよね。

大吉:お互いに転機みたいなところはあったかもね。(匠は)曲も作れるタイプだし。

ちなみ:うん。作曲者がバンド内に増えることはプラスでしかないので。

-Bambooの音楽性は、その頃からあまり変わっていないんですか?

匠:大きくは変わってないのかな?

大吉:でも、どこが境目だったかはわからないけど、"俺らはポップだ"みたいなことを意識したのは最近だった気がする。

匠:あぁ。そこはそうだね。

大吉:昔はジャンルとかってあんまり考えたことがなかったんですよ。とりあえず曲を作ることに精一杯で。

-バンド・ロゴに"TOKYOPOP SPIRIT"と入っているのもあって、そこは重要な要素なんだろうなとは思っていたんですが、なぜまたポップであることを意識したんですか?

ちなみ:私が結構明るいから(笑)! それに合わせたイメージにするのが一番いいんじゃない? っていう感じにはなりましたね。これが自分の素だし。

匠:うん。やっぱり本人から溢れてくるものがポップとかキャッチーとかっていうものだったから、必然的にそこに行くところもあるし、僕ら自身もそこに行きたいなと思っているので。

大吉:あと、この3人がそれぞれ聴いている音楽って全然違うんですよ。だから、もともとは自分たちもどうなるのかさっぱりわからなかったんですよね。でも、この3人でやるならなんなんだろうって考えてやっていくうちに、自分たちが一番似合うのはポップだっていうところに自然と辿り着いた気がします。

-みなさんはどんな音楽を聴いてきたんですか? 大吉さんは先ほどメタルがやりたかったというお話をされてましたけど。

大吉:俺は小6ぐらいからギターを始めて、中学に入ってからスラッシュ・メタルをめちゃくちゃ聴いていたんですよ。で、"受験も終わったし、新しいギターを買おう!"って、エクスプローラーっていう(ボディが)めっちゃツンツンのやつを買って、メタル・バンドをやろうと思っていたのに、高校に入ったらこのバンドをやることになったっていう(笑)。

匠:僕は、父が流していたサザンオールスターズさんとか、大滝詠一さんとか、ユーミン(松任谷由実)さんとかを小さい頃から聴いていたので、ポップに関しては慣れ親しんでいたというか、身体に自然と浸透しているものとしてあって。で、小学校5、6年生のときにTHE BEATLESにハマって、そこからCOLDPLAYとか、洋楽に入っていったんですけど、中学のときにUNISON SQUARE GARDENを聴いて"めっちゃバンドやりてぇ!"と思い、そこからハマっていきました。

ちなみ:私は、きのこ帝国さんとかチャットモンチーさんとか、石崎ひゅーいさんが好きです。始まりはアイドルだったんですよ。小学生の頃にAKB48さんが好きで、お家でずっと歌っていたんですけど、中学で、吹奏楽部に入ったのに、なぜか急にインディーズ・バンドにハマったんです(笑)。そこから高校に行ったら絶対に軽音部に入ろうと思いました。で、軽音楽部が強い高校に入って、そこからメジャーなアーティストとかを聴くようになりましたね。

-ちなみに吹奏楽部はどの楽器を担当していたんですか?

ちなみ:アルト・サックスです。

-たまに吹いたりします?

ちなみ:持っているけど、全然吹かないですね(笑)。封印しちゃってます。大吉も中学の頃は吹奏楽部だったんですよ。

大吉:俺はテナー・サックスだったんですけど。

-これは吹かないともったいないですね(笑)。

匠:曲でやりたいよね?