Japanese
lazuli rena nicole
2019年03月号掲載
Member:マスコ・怠惰(Vo/Gt) テツ キタザワ(Ba) mzsm(Dr)
Interviewer:三木 あゆみ
-続いて「42044」は、まずタイトルがどういう意味なんだろうと気になりました。この数字は何を表しているのでしょうか。
マスコ:この曲は原案を笛吹が持ってきたのですが、そのデモ音源のタイトルを数字変換させただけのものです(笑)。
-今作の中でも特に1曲の中で目まぐるしく展開する楽曲となっていますが、どのような情景、ストーリーが描かれているのでしょうか。
マスコ:元メンバーや離れていった友達、恋人など、それぞれの選択について歌った応援歌のような曲です。激動があり不安感があり多面性があり、と次々に変わっていく楽曲の展開は人生そのものです。それぞれの人生において絶対に切り離せない"自分"を生きるなかで、限界があり分岐点がありそれに伴った選択肢があり、選ぶのも進むのもすべて自分自身でしかない。誰のせいでもなく、今は近くにいることができなくなってしまったすべての人に向けて歌いました。
-サビでのハイトーン・ヴォイスが突き刺さるような「fjord」は、他の収録曲と比べてリズムや言葉もストレートだと思いました。どんなメッセージが込められているのでしょうか。
マスコ:僕は、ボロボロになりながらも生きていくことを諦めないような人が好きで。そういう人に幾度となく助けられてきました。でも、そういう人って優しすぎてすごく心が痛くなるような生き方をしていることが多い気がして、そんなふうには生きられない僕だからこそ救ってあげられるような歌を歌いたかったんです。タイトルの"fjord"は狭湾のことなんですが、"狭い世界から連れ出して新しい何かを見せてあげたい"といったメッセージを込めています。
-「あいをいう」は、唯一のバラード曲となっています。この曲はどんな背景があって生まれたのですか?
マスコ:歌詞そのままのストレートな楽曲となっています。こんなにストレートなラヴ・ソングは初めて作ったといっても過言ではないです(笑)。でも、だからこそ無駄がなく、僕の愛するすべての人へ、まっすぐに想いの伝わる歌詞になったと思っています。
-アルバムのタイトルにもなっている「Euler's identity」は1分ほどのインスト曲となっていますが、インタールード的な役割を担っているのでしょうか。
テツ:1作目(2016年リリースの1st EP『身から出た錆』)にも収録されている「ブリキ」の前奏として収録しました。「ブリキ」はlazuli rena nicoleの代表的な曲なので、ラスボスのような印象を残したくてここに差し込みました。
マスコ:「ブリキ」の前奏に"Euler's identity"と名付けたのも今までやってきたことはすべて繋がっているという意思表示でしたし、テツの言うようにラスボス感が欲しかったと言うのもありますね(笑)。
-「ブリキ」は、"ブリキの人形"に自分自身を重ねているようにも感じられますし、何かもととなるストーリーがあるのかな? とも思いました。こちらの曲ではどんなことが描かれているのでしょうか。
マスコ:この曲は依存を歌いました。おっしゃるとおり自身をブリキ人形、愛玩人形に例えた歌詞になっています。サビの"揺らいで 震えた 声を"という歌詞は、1番はブリキ人形で遊ぶ女の子の笑い声、2番ではブリキ人形が壊れてしまったことに涙を流す声と、同じ歌詞でも意味が逆になるというトリックなども考察していただけると嬉しいです。
歌詞はもちろん、楽器隊が全員変態なのでそれぞれに注目してほしい
-今作で、アレンジや演奏面で特にこだわった部分はありますか?
mzsm:ドラムに関してはとにかく自分のやりたい音楽、表現をしたいの一心でした。ミスマッチに思えるフレーズなどもあえて取り入れ、聴きにくさも加えようと考えて作りました。
テツ:メンバーそれぞれの価値観を素直に楽曲のアレンジに落とし込めてるのは、lazuli rena nicoleならではです。"らしさ"ってところがこだわりですね。
マスコ:"あのバンドのこんな感じにしたい!"とかをやめましたね(笑)。とにかく今存在するlazuli rena nicoleというバンドの音源ってどんなものなんだろうって考えながらレコーディングしていました。
-ちなみに今作の制作、レコーディングはスムーズに進みましたか? もし苦労したエピソードなどありましたらうかがいたいです。
テツ:レコーディングの最中にアレンジが変更になって作り直したことですね。
mzsm:ドラム以外はメンバーでレコーディングを行ったりしたので、時間はかかってしまいました。だからこそ、こだわりやアルバムを通しての流れを美しく表現できたかと思います。特に、ミックスに関してはテツとマスコに頑張ってもらいました(笑)。
-ジャケットのイラストは数々のアーティストのアートワークを手掛けるフクザワさんが担当しています。こちらはどういった経緯で手掛けてもらうことになったのでしょうか。
mzsm:以前から憧れもあり、ここぞというときに依頼しようと考えておりました。サプライズも兼ねてメンバーにも言わずに事務所に直接依頼しました(笑)。そのあとすぐに、マスコの弾き語りでフクザワさんとご一緒する機会があってバレてしまったのですが、そのときに正式に直接依頼させていただきました。
-アートワーク、曲順などを含め、このミニ・アルバム全体でひとつの作品であるというのが強く感じられました。特に好きな曲や聴いてほしいパートを教えてください。
テツ:「42044」のイントロやAメロのベース・ラインは変拍子の中で、地を這うようなうねりを表現したので、ぜひじっくり聴いてほしいです。
マスコ:歌詞はもちろんですが、楽器隊が全員変態なのでそれぞれに注目していただきたいです。笛吹が不在なので代わりに僕が言いますが、バンドマンやファンの弾いてみた動画を心待ちにしているそうです(笑)。
-3月24日よりスタートする本作のリリース・ツアー[~Euler's identity release tour~ "solve a formula"]への意気込みをお願いします。
テツ:lazuli rena nicoleをたくさんの人に知ってもらいたい。純粋にそれだけです。
mzsm:僕らはライヴ・バンドです。音源ももちろん聴いてほしいですが、ぜひとも各地の公演を観に来てください。
マスコ:ツアーでの事故がないように、そして身体に気を遣いながら、なおかつ、いつ死んでもいいように全力でライヴするので、チラッと覗きに来てくださいね。
-バンドとしての目標や挑戦したいことはありますか?
マスコ:目標としては、とりあえず音楽だけして生きていきたいです。やりたいことを精一杯やるだけですね。
-最後にSkream!読者へメッセージをお願いいたします。
テツ:lazuli rena nicoleを知ってくれてありがとうございます。次はライヴハウスでお会いしましょう。アルバムの感想をぜひ聞かせてほしいです。
マスコ:ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。音源はもちろんですが、ライヴにもぜひ来てください。いつかお会いできる日を心待ちにしています。
LIVE INFO
- 2025.09.06
-
"WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025"
GRAPEVINE
Creepy Nuts
eastern youth
Broken my toybox
青木陽菜
9mm Parabellum Bullet / 眉村ちあき / 浪漫革命 / THE BOHEMIANS ほか
Appare!
カミナリグモ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
藤沢アユミ
大森靖子
なきごと
"TREASURE05X 2025"
ADAM at / TGMX(FRONTIER BACKYARD) / 荒井岳史 / 渡邊 忍
セックスマシーン!!
ぜんぶ君のせいだ。
TOOBOE
YOASOBI
NANIMONO
KING BROTHERS
Victoria(MÅNESKIN)
Ryu Matsuyama
SIX LOUNGE / TENDRE / ハナレグミ / 日食なつこ ほか
WtB
SCOOBIE DO
NakamuraEmi
りぶ
優里
PIGGS
- 2025.09.07
-
Girls be bad
Broken my toybox
"WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025"
GRAPEVINE
This is LAST
レイラ
WtB
ナナヲアカリ
豆柴の大群
TGMX(FRONTIER BACKYARD) / 荒井岳史 / 渡邊 忍 ほか
ヨルシカ
eastern youth
大森靖子
GOOD ON THE REEL
Aooo
"TREASURE05X 2025"
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
TOOBOE
the cabs
心愛 -KOKONA-
Keishi Tanaka
KING BROTHERS
Mellow Youth
cinema staff
OAU / LOVE PSYCHEDELICO / 大橋トリオ ほか
"くさのねアイドルフェスティバル2025"
渡邊一丘(a flood of circle)
ぜんぶ君のせいだ。
りぶ
ART-SCHOOL
HY
優里
SILENT SIREN
[激ロックpresents"Burning Blue vol.5"]
- 2025.09.08
-
レイラ
JACK'S MANNEQUIN
fox capture plan
- 2025.09.09
-
Age Factory
THE GET UP KIDS
Hump Back
YOASOBI
打首獄門同好会
9mm Parabellum Bullet
JACK'S MANNEQUIN
"LIVEHOLIC 10th Anniversaryseries~奏・騒・壮!!!Vol.4~"
- 2025.09.10
-
Aooo
Hump Back
ハンブレッダーズ
This is LAST
The Birthday
パーカーズ × 浪漫派マシュマロ
とまとくらぶ
THE GET UP KIDS
打首獄門同好会
- 2025.09.11
-
Bye-Bye-Handの方程式
YOASOBI
The Birthday
w.o.d.
MONOEYES
THE GET UP KIDS
TOOBOE
鶴 × ONIGAWARA
- 2025.09.12
-
Aooo
ナナヲアカリ
神聖かまってちゃん
TOOBOE
w.o.d.
ビレッジマンズストア
YOASOBI
THE BOHEMIANS × the myeahns
the band apart (naked)
Rei
Awesome City Club
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~この声よ君の元まで!!〜"
- 2025.09.13
-
cinema staff
ヤバイTシャツ屋さん / UNISON SQUARE GARDEN / sumika ほか
神はサイコロを振らない
The Birthday
AIRFLIP
神聖かまってちゃん
This is LAST
GRAPEVINE
佐々木亮介(a flood of circle)
四星球 / 藤巻亮太 / eastern youth / 踊ってばかりの国 ほか
Creepy Nuts
KING BROTHERS
崎山蒼志 / moon drop / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / ExWHYZ ほか
"ナガノアニエラフェスタ2025"
WtB
PIGGS
TOKYOてふてふ
LACCO TOWER
安藤裕子
GOOD BYE APRIL
The Biscats
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
wacci
- 2025.09.14
-
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
AIRFLIP
TOOBOE
THE BOHEMIANS × the myeahns
flumpool / 三浦大知 / コブクロ / C&K
ガガガSP / GOING UNDER GROUND / 日食なつこ / LOVE PSYCHEDELICO ほか
ナナヲアカリ
WtB
Academic BANANA
Creepy Nuts
打首獄門同好会 / GLIM SPANKY / yama / bokula. ほか
KING BROTHERS
"ナガノアニエラフェスタ2025"
センチミリメンタル
mzsrz
ぼっちぼろまる
SIRUP
Maica_n
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
Mirror,Mirror
- 2025.09.15
-
セックスマシーン!!
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
WtB
ビレッジマンズストア
Kroi
GRAPEVINE
Appare!
THE CHARM PARK
TOKYOてふてふ
緑黄色社会 / 04 Limited Sazabys / キュウソネコカミ / Hump Back ほか
羊文学
PIGGS
DYGL
THE SMASHING PUMPKINS
FOUR GET ME A NOTS
Bimi
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
FIVE NEW OLD
eill
UNFAIR RULE / Blue Mash / ペルシカリア / ポンツクピーヤ
アーバンギャルド
NOIMAGE
- 2025.09.16
-
THE CHARM PARK
THE BOHEMIANS × the myeahns
MONOEYES
Aooo
コレサワ
Laughing Hick / アンと私 / つきみ
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series〜NEWIMAGE〜"
- 2025.09.17
-
YOASOBI
THE ORAL CIGARETTES
DYGL
Mirror,Mirror
Hump Back
a flood of circle
THE SMASHING PUMPKINS
ガラクタ / 東京、君がいない街 / Fish and Lips
点染テンセイ少女。
- 2025.09.18
-
YOASOBI
キュウソネコカミ
LAUSBUB
DYGL
Mirror,Mirror
MONOEYES
終活クラブ
TOOBOE
THE SMASHING PUMPKINS
椎名林檎 / アイナ・ジ・エンド / 岡村靖幸 ほか
打首獄門同好会
the paddles / DeNeel / フリージアン
otona ni nattemo / 南無阿部陀仏 / ウェルビーズ ほか
- 2025.09.19
-
THE ORAL CIGARETTES
a flood of circle
UVERworld
セックスマシーン!!
Bye-Bye-Handの方程式
Redhair Rosy
たかはしほのか(リーガルリリー)
終活クラブ
あたらよ
Aooo
KING BROTHERS
bokula. / 炙りなタウン / Sunny Girl
The Birthday
- 2025.09.20
-
カミナリグモ
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
GRAPEVINE
This is LAST
LACCO TOWER
WtB
キュウソネコカミ
reGretGirl
岸田教団&THE明星ロケッツ
ASH DA HERO
THE SMASHING PUMPKINS
Miyuu
竹内アンナ
ぜんぶ君のせいだ。
PAN / SABOTEN
SHE'S
"イナズマロック フェス 2025"
LAUSBUB
渡會将士
Plastic Tree
ヨルシカ
cinema staff
Broken my toybox
あたらよ
大森靖子
04 Limited Sazabys / 東京スカパラダイスオーケストラ / ザ・クロマニヨンズ / 奥田民生 / ヤングスキニー ほか
ART-SCHOOL
AIRFLIP
"NAKAYOSHI FES.2025"
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
クジラ夜の街 / Dannie May / 終活クラブ / アオイロエウレカ(O.A.)
フラワーカンパニーズ
- 2025.09.21
-
ExWHYZ
HY
豆柴の大群
TOOBOE
カミナリグモ
LACCO TOWER
The Biscats
WtB
キュウソネコカミ
envy × OLEDICKFOGGY
Plastic Tree
Broken my toybox
ぜんぶ君のせいだ。
THE SMASHING PUMPKINS
アルコサイト
ART-SCHOOL
星野源
"イナズマロック フェス 2025"
岸田教団&THE明星ロケッツ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
竹内アンナ
GRAPEVINE
大森靖子
ACIDMAN / GLIM SPANKY / Dragon Ash / go!go!vanillas / Omoinotake ほか
LAUSBUB
Devil ANTHEM.
peeto
KING BROTHERS
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
超☆社会的サンダル / さとう。 / ルサンチマン / SENTIMENTAL KNOWING(O.A.)
PIGGS
RELEASE INFO
- 2025.09.06
- 2025.09.09
- 2025.09.10
- 2025.09.12
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.14
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ExWHYZ
Skream! 2025年08月号