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INTERVIEW

Japanese

Dreamcatcher

2019年04月号掲載

Dreamcatcher

Member:ジユ ユヒョン シヨン スア ガヒョン ダミ ハンドン

Interviewer:高橋 美穂

"Pil-lil-lil"は、Dreamcatcherが悪夢から抜け出すためにシグナルを送る音


-さらに、曲調もただヘヴィなロック・サウンドというだけではなく、ダンサブルでメロディアスで、いろいろな要素を取り入れて最新の音楽にアップデートしているように聴こえました。7人のパフォーマンスも、ラップはエッジが鋭く、ヴォーカルはしっとりと切なく、様々な聴きどころがあると思います。それぞれ歌やラップに向き合ううえで考えていることがあれば教えてください。

ガヒョン:私は今回初めてラップにチャレンジしたんです。すごく気をつけたのは、アタックですね。

シヨン:(※アクションしながら)叩くような感じ?

ガヒョン:(笑)ヴォーカルでは、甘く切なくというディレクションがあったので、そこを大事にしましたね。

スア:あとヴォーカルに関しては、聴いている人が飽きないように、ただ文字を追うのではなく、発音などにも気を遣いました。

ジユ:"Pil-lil-lil"って韓国語にもない言葉なんです。Dreamcatcherが悪夢から抜け出すためにシグナルを送る音なんですね。"こういう感じがいいんじゃない?"ってみんなで話して考えていきました。

-また、今回は日本語で歌っているじゃないですか。そのうえで難しかったところ、気に入っているところなどあれば教えていただけますか?

シヨン:私は"抱きしめて欲しい"という歌詞が心に残っています。これは、韓国語バージョンでもそうなんですけど、目を閉じて誰もいなくなったような状況を考えながら歌に臨んだんです。本当に寂しい、ひとり取り残されてしまったような感じを想像しました。そういった感情も心に残っています。

ダミ:私はメイン・ラッパーなんですけど、日本語だとどうしても文字数が多くなってしまうので、言葉をしっかりと言い切るのが大変でしたね。

スア:あと韓国語の発音には"パッチム"というものがあって、子音で終われるんですね。でも、日本語は母音でしか終われなくて。そうすると、曲の感じが若干違ってくるんです。だから、ちょっと違和感があるのかなと思ったんですけど、できあがりを聴いたらこれはこれなりに生かされていると感じました。

-それぞれのバージョンの良さがあるということですよね。

スア:その通りです。

-そういったお話をうかがうと、韓国語のバージョンと聴き比べたくなりますね。

スア:ちょっと違った感じの印象を受けられると思います。

-カップリングの「GOOD NIGHT-Japanese ver.-」、「Wonderland-Japanese ver.-」も聴かせていただいて、幅広い楽曲にチャレンジしていらっしゃることが伝わってきました。日本語バージョンを歌ってみて、気に入っているところ、難しかったところなどがあれば教えてください。

ハンドン:「Wonderland-Japanese ver.-」はすごく神秘的で、無限の何かの中にいるような感じが見せられると思います。私たちも歌っていて新鮮でした。

スア:「GOOD NIGHT」は、日本語バージョンにしたら、より自分たちの魅力を伝えられると思っていたんですけど、やってみたら本当にそうで。コンサートでも盛り上がる曲になりそうです。

ガヒョン:うん。日本語も似合う曲ですね。

ジユ:この曲、意外と発音がやりやすかったです。

スア:ラップもレコーディングし直したんですけど、聴いてもともとのオリジナルのバージョンよりもロートーンだったことに気がついて。そこをファンの方々が気に入ってくださったので、めっちゃテンションが上がりました(笑)。

-「GOOD NIGHT-Japanese ver.-」はディープなようで、"チクタク チクタク"など、かわいい表現も織り交ぜられていますよね。

ダミ:これ大変だったんです。韓国語で表現すると4文字なんですけど、日本語だと8文字になるので。

-なるほどね! 日本や、日本のファンに対してみなさんはどんな印象を持たれているんでしょう?

シヨン:(※日本語で)かわいい! すごく恥ずかしがり屋さんが多いイメージがあって、それがかわいいです。でも、私たちとしょっちゅう会えるわけではないじゃないですか。なので、久しぶりに会うと嬉しくて泣いてくれる方もいらっしゃるんです。そういうときは少し心が痛くはなりますけど、なるべくたくさん会えるように日本に来たいと思っているので。

ジユ:コンサートも私たちがステージに上がるや否やみなさん立って聴いてくれるんです。メンバーが"座ってください"と言うまでは座らないでいてくれるんですね。それぐらい私たちのステージを尊重してくれている気がします。

-そして、韓国や日本のみならず、世界的な活躍もされていて。K-POPは世界的な注目を集めていますが、Dreamcatcherもデビュー2年という早さで、iTunesのワールドワイド・アルバム・チャート5位など、輝かしい記録を作っています。このことについては、メンバー自身はどう思われていますか?

ガヒョン:あまり実感が湧いていないんですけど。

スア:本当に私の知っている、あのiTunesですか!? っていう(笑)。

-(笑)でも、やるからには世界中の人たちに自分たちの音楽を聴いてほしい、歌い踊るところを見てほしいという目標があったんですよね?

一同:もちろんです。

-これから、日本はもちろん、世界的なご活躍も楽しみにしています。最後に、日本のファンの方々にメッセージをお願いします!

ユヒョン:私たちはもうすぐ、5月2日に東京、そして5月4日に神戸でコンサート"Asia Tour「INVITATION FROM NIGHTMARE CITY」"をする予定になっています。みなさんの期待に応えられるように、いっぱい準備をしてくるつもりなので、たくさんの方々に遊びに来ていただけたら嬉しいです。