Japanese
NakamuraEmi
2016年02月号掲載
Interviewer:白崎 未穂
-喧嘩することも?
喧嘩はしょっちゅうです(笑)。でもその場で終わらせるようにしてます。-このたび1月20日にメジャー・デビュー・アルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』をリリースされますが、どんな制作過程だったのでしょうか。
最初は、メジャー・デビューだからといって今までの流れを変えたくないって気持ちがあって、これまで通り"NIPPONNO ONNAWO UTAU vol.4"というタイトルですべて新曲を入れたいと言っていたんですけど、メジャー・デビューがどういうことなのか私自身よくわかっていなくて。コロムビアのスタッフが"メジャー・デビューって、本当にたくさんの人たちに聴いてもらえるタイミングで、俺たちは「YAMABIKO」(Track.1)と「プレゼント~繋ぐ~」(Track.8)って曲に本当に心を動かされたからこの曲をたくさんの人に聴いてもらいたいんだ"って言われて納得して。じゃあその2曲を入れて、あとは全部新曲ってするよりは完売して世に出せなくなった『vol.1』の曲や、もっと前に作った「I」(Track.4)などを入れるベスト盤にしようと。メジャー・デビューできるのも、今まで応援してくれているお客さんがいたからだし、そのお客さんが"もう一度聴きたい"って言ってくれた曲は入れたいなと。そして、これから初めましての方には"私はこういうものです"って言えるものをこの1枚にみんなで詰め込もうってことになりました。
-リード曲にしてアルバム1曲目に収録されている「YAMABIKO」はなんと全国49のCS、FM/AMラジオで1月度のパワープレイに選ばれていますが、本当にすごいことです。こうやって各局とれたのも「YAMABIKO」がもつパワーが強烈だったからだと思いますし、この曲が1曲目だからこそ、今作への惹き込まれ方は半端なかったです。歌詞にある"~の道なら"と、それぞれ13パターンの"生きる道"を表現しているのも面白いなと。
とにかくいろんな仕事をしてきたので、いろんな人にたくさん出会わせてもらって。良い人も悪い人も全部いろんなものを教えてくれた人たちでした。そんな中で"音楽をやってる"って言うと"かっこいいね!"ってよく言っていただいたんですけど、音楽だけじゃなくて、40年間同じ仕事をやって定年を迎える人は家族のために頑張ってきたんだろうなって思うし、そういう人を何人も見送ることができたことも背景としてありました。お酒の注ぎ方やお酒の味を熱心に勉強してる人もいれば、ネジを毎日打ち込んでいる人もいて。すごく地味な作業だけどちょっとでもそのネジが変な入り方したり不具合があるとすぐわかったり、そういう人たちの生きる道はどれも比べられるものではなくて。"みんなかっちょいいな"っていろんな友達に出会って感じたことがあったので、それぞれの道で頑張ってるんだって感じたときにできた曲です。
-この曲はMVも新しく撮影されていますね。
そうですそうです。もともと『vol.2』(2nd EP)に収録したときにこの曲でMVを作ったんですけど、今回ちょっとドラムが変わったりテンポが変わったりしたので、新たにまたMVを作ろうと。この歌詞はあの人、この歌詞はこの人って実際にいる人のことを書いた歌詞なので、もう一度撮影するならぜひ本人に出て欲しいってことで、全員ではありませんが出演していただきました。だから本当にリアルな画が撮れました。13人が実際に仕事をしている姿ってなかなか見ることができないから、撮影について行かせてもらいました。友達が働いている姿をみると、現場にいるだけで涙が出てきちゃって、本当にみんなカッコよかったです。改めて、人生って比べるものじゃなくて、それぞれすごいんだって感じられました。宝物のビデオです。
-「プレゼント~繋ぐ~」も「YAMABIKO」と同じく『vol.2』に収められていて、これはクリスマス時期の楽曲ですね。
これは最後に働いていた会社の上司が、クリスマスの計画を話してて。あるご家庭は、小人を信じてて(笑)、"小人が見てるから12月はいい子にしてないとサンタさんが来ないよ"とか、"サンタさんへの手紙をどうするか"とか、そういうことを話していて。子供にとって大人が発する言葉はすごく威力があるんだなと。幼稚園で働いてたときに思ったのは、土日に家族でどう過ごしてきたかによって月曜日の子供の様子が全然違って。何かあったなとか、すごく楽しかったんだなとか。子供ってすごく素直だから様子ですぐわかるんです。自分はまだ子供はいないですけど、電車やスーパーでカッコ悪いことやってたら子供までカッコ悪くなっちゃうので、まずは自分がカッコよくいたいなと思って書いた曲です。
-音はSTINGのように少しもの悲しげで渋めだなと。
あ、そうなんですよ! STINGの「Shape Of My Heart」(1993年リリースの4thアルバム『Ten Summoner's Tales』収録)が好きで、最初「プレゼント~繋ぐ~」を作るときこういうイメージなんですってカワムラさんに伝えて、その曲を取り入れてマッシュアップみたいなものに仕上げました。リスペクトを込めて作った曲です。
-『vol.1』にも収録されているTrack.3「All My Time」は恋愛の曲ですね。
女の人って、彼氏によって髪型とか服って変わったりするじゃないですか。そういうのもすごく素敵だと思うんですけど、その人ばっかりに時間を費やしすぎてしまうと、その人だけの自分になってしまうので。彼氏の横にずっといるんじゃなくて、ひとりで映画を観に行ったり、お寺さん巡りをしたりとか、そういう自分で何かを見て感じると、言葉や行動に変化が起きるものかなと勝手に思ってるんですけど。それって隣にいないときにそうやって彼女の変化があったりすると男性もきっと"あ、なんか変わった"とか、"素敵になったな"とかそういう変化があるとずっとそばにいれるのかなぁと思って。憧れも含まれてます。
-自分への戒めのような感じですか?
戒めというよりは、素敵に生きていくためには、意外とその人にくっつくより自分自身をしっかり持った方がいいんじゃないかなという感じですね。
-なるほど。同じく『vol.1』に収録していたTrack.7「女子達」は女の嫌な部分を晒していますが。
そうですね。女性特有の集団行動が私はとても苦手だったので、嫌だなという雰囲気を出していたんですけど。それが原因で仲間はずれになっちゃってからは、すごくみんなの目の動きや発言される言葉にすごく敏感になっちゃって、でも女性って男性とは違う変なところを細かく気にしたりして。例えば、結果よりも言い方に左右されたりするじゃないですか。でも仕事場で簡単に泣くこともできないし。だけど、お風呂の中だけは誰にも見られずに泣けて、決断する。女の人って決断すると早いですよね。恋愛もそうだと思いますけど。そういうところがあるから男性を支えられる部分もあるのかなって思ってできた曲です。
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