Japanese
FILMREEL
2015年09月号掲載
Member:村井隆文(Vo/Gt)
Interviewer:岡本 貴之
-「得体の知れない」のイントロに出てくるシンセみたいな音はギターなんですか?
あれは、オクターヴ・ファズかな? そういう変なというか印象強いリフを三澤が弾いてます。この曲はタイトルから作ったんですけど、"Unknown"じゃやだな、"得体の知れない"にしようと思って。自分の好きな台湾の映画で、エドワード・ヤン監督の"カップルズ"という作品があるんですけど、そこに着想を得て書いた曲です。90年代の台湾の都会の映画なんですけど、当時バブルだったみたいで、浮かれた中でもドラマがある感じを作ってみたくて。それと海外から見たアジアの雑踏の感じをリフに込めたりして(笑)。
-映画から着想を得ることは多いですか?
そうですね。映像に関して言うと、前回の『OAK SILKMOTH.e.p.』から「オオミズアオ」という曲のMVを撮ったときに自分で監督をしています。
-Track.3「Snoozing」はアルバムのタイトル曲ですね。
これは完全に自分の話なんですけど、電車で中学のころに好きだった女性に遭遇して話すことがあったんですけど、それがモチーフで。そのときその人に"君、すごく美化してたよね?"と言われたんですよ(笑)。それが結構衝撃的で"美化してしまいそうだ"とかの歌詞になっているんですけど。そこでモヤっとした感情を帰ってそのまま歌詞にしてみました。すごく不穏というか。これは絶対作りたいなって思いましたね。次の「日々の泡」は"ルサンチマン"がテーマで、本当は笑ったりしたいだろうに、そうもできずに隅っこにいるのがアイデンティティになっているというか。まあ昔の私ですけどね(笑)。上手く行かなくて人を攻撃したりして、でも憧れる人を神格化するような。だから若干「Snoozing」と「日々の泡」は近い曲かもしれないですね。
-「ビターエンド」はいつごろ作った曲ですか?
これはバンドを組み始めの10代のころからあったんですけど、当時はシューゲイザーやノイズをやろうって言ってたんで、"何この曲、サビがパワー・コードじゃん"って言われて置き去りになってた曲なんですよ。改めてデモを聴いてみて、すごく面白いコード・ワークだし、今じゃやらないなこの曲、と思ったんでアルバムに入れてみたら面白いかなと。勢い重視、初期衝動で行こうと思って録った曲です。
-歌は意識的に揺らいでいる感じですか?
ははははは。今回ものすごく感情的に歌ったやつとどちらかで迷ったんですけど、「ビターエンド」なんかはヤケクソ気味に一発録りで、これで行こうってなったんですけど(笑)。すごいフィクション感を出そうとしたんです。感情を一歩引いて、完全に少年のように歌ってみようとか。一発歌った瞬間、エンジニアと爆笑してましたからね(笑)。
-最後のTrack.6「Ear plugged」は軽快な16ビートのリフがかっこいい、ポップな曲ですけど、ハッキリ言って暗いですよね。そのギャップがバンドを象徴しているような気がします。これはどんなテーマで作った曲ですか?
もともと昔作ってた曲なんですけど、ビート寄りでちょっとアーバンというか、ちょっとダサいシティ・ポップを作ってみようと思って。
-やはりシティ・ポップというキーワードは頭にありましたか?
ありましたね。巷でも結構聞きますけど、僕の思ってたシティ・ポップとは違ったんです。ちょっと都会のダメさをイメージして作ってましたね。終電前の渋谷みたいな雑踏の感じ、だらしない感じをイメージして「Ear plugged」を作りました。チープなエロさというか(笑)。そういう感じが出れば良いなと思って。終電前の駅で泣かれてるカップルとか、ホテル行くか迷ってるやつらにいちいちドラマを感じて。"わー繰り広げてるなー"って(笑)。
-(笑)それが村井さんが感じるシティ感?
シティ感ですね。ネオンとだらしない感じがあって、全然洗練されていないというか。
-いわゆるシティ・ポップって今のインディーズのメイン・ストリームだと思いますし、男女混合バンドという意味もあってFILMREELは非常に今の音楽シーンを象徴しているバンドであるとも言えると思うのですが、そうしたシーンの中で客観的にご自分のバンドをどう見ていますか?
結構シティ・ポップを聴いている人たちって自分の好きな音楽に忠実というか、渋谷系だったりとか。それよりも自分は創作の方に向かっていますし、結構新機軸にはなるんじゃないかと思っているんですよね。曲もすごくポップになったと思いますし(笑)。それでいて孤高なイメージというよりはもうちょっと人に歩み寄った作品になっているので。この先、もうこれ以上変化して行かないな、というバンドではないと思ってます。そう思いたい。
-今後バンド活動での夢があれば教えて下さい。
大きい箱でお客さんからサビで手が上がるバンドになったら面白いなと思いますね。僕は最近は、お客さんがいいと思うことがいいなと思うし。こんな不安定な人がお客さんを喜ばせられたらすごいことだと思うし、それがやれたらいい人生だと思います(笑)。
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