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INTERVIEW

Japanese

Idiot Pop

Idiot Pop

Interviewer:佐々木 健治


-マーチング・ソング的な「Nothing to be afraid of」はそういうポップさが一番シンプルに出た曲だし、ダイレクトな曲ですよね。これはどういうイメージで作った曲ですか?

なんかみんなに歌ってほしいなと思って作ったかな。友達が言うには、レイヴ・パーティーのすぐそばでやってるクリスマス・パーティーみたいだそうです。言われて納得しました。あとストレートすぎるのは駄目だと思って、途中のシンセとか意識しました。トランスでよく使われる感じのシンセとか。

-これだけ、メッセージをダイレクトに出した曲って前はなかったですよね。何か思うところがあったんでしょうか?

実際英語の意味分かっていません。誰か聞き取れる人教えてください(笑)。でもNothing to be afraid ofっていう部分は聞き取れて、”恐れるもんなんてないさ”。まあそこからは勢いですね。”何も恐れることないし”。”それがダンス・ミュージックから外れてもいいんだとか、僕らは無敵なんだとか”。厨二病的な感じの歌ですかね。今思うと。

-このトラックにこのJ-POPなフィーリングを乗せるかっていう面白さがあるのが一曲目「Wander Wonder」ですが、パフューム以降のJ-POPに対して何か意識するところがあったのかなと思ったのですが。

Aメロ、サビ、Aメロ、サビ、Bメロみたいな流れは作ろうとしました。この曲は、そこらへんは意識してます。今回のアルバムでいうとそういう傾向があるのがT1,T2.T5,で、そこは意識して作りました。ダンス・ミュージックにはそれはあまりないですよね。多分。そうなるとDJとかかけづらいだろうなと思います。あと、今の自分の課題というか目指すものの一つとして、サンプリングと自分のメロディーの融合があると思っていて、この曲は成功した例ですね。個人的に大好きな曲です。サンプリングもヒップホップぽくないって言われますね。

-例えば、最近のいわゆるトーキョー・エレクトロと呼ばれるような人達と比べてみても、Idiot Pop君の音楽は異質だと思うんですよね。どちらがいい、悪いと言う話ではなくて、別の土台の上で音を作っている感じがする。最近の日本のエレクトロ・シーンはどういう風に映っていますか?シンパシーは感じますか?

いやー、かっこいいと思っています。仲間に入れてもらいたいです。ただ、ちょっと作りたいと思うけど、結局メロディアスなものが好きなので、ちょっとアルバム単位でくるとお腹いっぱいになります。まあ自分の今回みたいなのが、アルバム単位でくるのもお腹いっぱいになりますけど。5~6曲でちょうどよい感じだなぁと思います。あと、かといってJ-popシーンにシンパシーを感じてる訳でもなく、はずれものですね。結局は。でもそれでいいと最近思ってます。