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DISC REVIEW

Overseas

2023年11月号掲載

Lightbringer

サイケでバリシブなブルース・ロックを奏でるカリフォルニアの4人組 RIVAL SONSの新作は、今年6月にリリースされた前作『Darkfighter』と対をなす1枚。今作も、彼らの過去作すべてを手掛け、彼らのサウンドを熟知したDave Cobbをプロデューサーに迎え、6曲というコンパクトな構成ながら聴き応えのあるアルバムに仕上げている。冒頭を飾る約9分という長尺のTrack.1は、バンドのルーツを掘り下げ様々な冒険に挑んだ1曲。静かなオープニングから一気に活気づく展開や、中盤の聴かせどころであるギター・ソロなど、1曲の中にもドラマがある。そのほかにもグルーヴィで重厚感のあるハード・ロッキンな楽曲、温もりを感じるメロディアスな楽曲など、一気に聴けてしまう上質なアルバム。(山本 真由)