Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

Japanese

2022年12月号掲載

CHAKA

ジュウ

『CHAKA』

Release Date : 2022-11-30
Label : インディーズメーカー

昨年タカナミから改名し、流行の洒脱なサウンドなどどこ吹く風、独自の美学を貫く痛快無比な楽曲やパフォーマンスでライヴハウスを沸かせてきているジュウが、1st EPをリリース。冒頭からライヴが観たくなる、いい意味で暑苦しいショート・チューン「スニッチ坊や」に始まり、ざらついたサウンドとスピード感、"汗びっちゃりどう生きる?"という独特な言葉のセンスが光るキラーチューン「赤いZ」が続く。轟音と胸を熱くさせるグッド・メロディの中で、フロントマン 髙浪 凌の少しかすれた歌が繊細な部分も、それを吹っ飛ばそうともがく姿もあぶり出す「泣き出す雨は新宿で」も最高。取り繕ってきれいに生きなくてもいい。荒っぽくても今のリアルな全部を出し尽くす。そんなバンドの姿勢が胸に突き刺さる。(稲垣 遥)


Related DISC REVIEW

ハードロマンチッカー

社会に"銃"口を向け、反骨精神を燃料に"自由"を追い求める。そんな無骨な生き様を曝け出すロック・バンド"ジュウ"の2nd EP。遠藤貴義(Dr)を正式メンバーに迎え勢いづくバンドの"今"の熱量をぶつける「暴力」で幕を開ける本作は、HOTVOXのRIKによるラップをフィーチャーするなど、新たな挑戦が見て取れる。中でも特筆したいのは、ジュウ流のラヴ・ソングとも言える「luv」や「110」。持ち味のグッド・メロディが映える爽やかなサウンドはまさに新境地だが、そこに乗せられたのは時に無様なリアルも映す彼らならではのリリック。"貧乏バンド"と揶揄し赤裸々に綴られた葛藤や、それでも"君がいないとダメだ"と歌うまっすぐな思い。"尖ってて優しい"バンドマンの生き様にグッとくる。(中尾 佳奈)


CHAKA

昨年タカナミから改名し、流行の洒脱なサウンドなどどこ吹く風、独自の美学を貫く痛快無比な楽曲やパフォーマンスでライヴハウスを沸かせてきているジュウが、1st EPをリリース。冒頭からライヴが観たくなる、いい意味で暑苦しいショート・チューン「スニッチ坊や」に始まり、ざらついたサウンドとスピード感、"汗びっちゃりどう生きる?"という独特な言葉のセンスが光るキラーチューン「赤いZ」が続く。轟音と胸を熱くさせるグッド・メロディの中で、フロントマン 髙浪 凌の少しかすれた歌が繊細な部分も、それを吹っ飛ばそうともがく姿もあぶり出す「泣き出す雨は新宿で」も最高。取り繕ってきれいに生きなくてもいい。荒っぽくても今のリアルな全部を出し尽くす。そんなバンドの姿勢が胸に突き刺さる。(稲垣 遥)