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DISC REVIEW

Overseas

Strange Days

THE STRUTS

『Strange Days』

Release Date : 2020-10-16
Label : Universal Music

コロナ禍の中、プロデューサー Jon Levineの家に泊まり込み10日で10曲RECしたバンドの勢いと調子の良さが反映されたパッシヴなR&Rアルバム。ゲストも話題で、THE BEATLES的なメロディを持つ有機的なミディアム・チューンの表題曲にはRobbie Williamsが、電話口の会話から始まるアイディアも楽しいナンバーにはDEF LEPPARDのJoe ElliottとPhil Collenが切れ味鋭いギターで参加。ヘヴィな曲をブラッシュアップしたのはTom Morello(RAGE AGAINST THE MACHINE etc.)、軽快な8ビート・ナンバーにはTHE STROKESのAlbert Hammond Jr(Gt)が客演。ゲストの資質が様々でも仕上がりは抜けが良くドライヴするR&R。先の見えない状況で不可能を可能にしたバンドの痛快さが作品化した印象だ。(石角 友香)


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Strange Days

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Everybody Wants

去年のサマソニに続き、先日、単独来日を果たしソールド・アウトさせたUK出身、現在はLA拠点で活動するTHE STRUTS。80年代メタル風なルックスやMÖTLEY CRÜEからの高評価で先入観を持つリスナーもいるだろうが、ぶっちゃけヴォーカル Luke Spillerの破格の存在感――Freddie Mercuryばりの表現力、巻き舌、エンターテイナーっぷりは笑っちゃうほど強力だ。そしてOASISやTHE LIBERTINES好きだったバンドのアンサンブルはシンプル且つモダン。THE ROLLING STONESをいい意味でもっとインスタントで呑み込みやすくしたような16ビート・ナンバーや、モータウン・ポップに、Noel Gallagherが書きそうな歌メロが乗るナンバーなどなど、親しみやすいったらない。ファッションはいったん横に置いて聴く価値大アリ。(石角 友香)


Everybody Wants

グラム・ロックというからにはもちろん見た目も含め、70年代の前半、時代の徒花として狂い咲いたポップ且つワイルドなロックンロールを現代に蘇らせる4人組、THE STRUTS。もちろん、伊達や酔狂でやっているわけじゃない。そこに本気の思いが感じられるからこそ、イングランド中部の工業都市、ダービーからやってきた彼らはじわじわと注目され、THE ROLLING STONESやMÖTLEY CRÜEといったビッグ・ネームが2012年結成の新進バンドをサポート・アクトに起用したのだ。今作は精力的なツアーが認められ、アメリカでついに火がついた人気に応えるように新曲を加え、出し直したデビュー・アルバムの新装盤。シンガロング必至のロックンロールが満載。Luke Spillerの強烈な巻き舌のヴォーカルにシビれる。(山口 智男)