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DISC REVIEW

Japanese

Side Story

みのべありさ

『Side Story』

Release Date : 2019-08-07
Label : Funnys Family Records

前作『Trouble』から約1年ぶり。和歌山発のSSW、みのべありさの1stミニ・アルバム。"Side Story"というタイトル通り、物語の主人公になれなかった脇役や悪役にスポットライトを当てた1枚だ。コンセプチュアルな作品にも感じるが、そこには、恋の終わりに"悪役はあたしでいい"と切なく歌い上げるラヴ・バラード「Villain」や、"嫌われても/誰かのヒーロー/真っ黒な悪 役を生きる"と、周りの視線を気にせずに我が道を行く宣言をする「Who am I」など、自分らしい生き方を模索する20代女子のリアルが詰まっている。これまでのポップ路線から一転して全体にロックな楽曲が目立つなか、不確かな明日を懸命に信じようとする弾き語り曲「believer」の切実さが沁みる。(秦 理絵)


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Trouble

和歌山出身のシンガー・ソングライター、みのべありさの1stシングル。昨年11月に初の全国流通盤『Sensation』をリリースしてから約9ヶ月ぶりのリリースとなる。表題曲「Trouble」は、ライヴで盛り上がりたい! という想いで作り上げた新機軸のパーティー・ソング。Avril Lavigneの2007年の大ヒット曲「Girlfriend」にインスパイアされたサビの"Hey!Hey!"というフレーズがワクワク感をかき立てる。一方、カップリングにはセンチメンタルな夏の夜空を描く「You are star」を収録。何気ない毎日にトラブルを起こそうと歌うエール・ソングと、光を見失いそうな心の迷いを綴ったナンバー。対照的な2曲がみのべありさの秀逸なソングライティング力を浮き彫りにする充実の1枚だ。(秦 理絵)


Sensation

大阪を中心に活動する、和歌山出身のSSW、みのべありさ。今年は"Eggs presents FM802 MINAMI WHEEL 2017"に出演したほか、これまでにも精力的に作品をリリースしてきた彼女の初の全国流通盤アルバム。Avril Lavigneの影響が色濃く反映させた疾走感溢れるロック・ナンバー「センス」をはじめ、全編英語詞のメロディック・パンク「Shall we begin」、反抗期の自分と家族との関係をアコースティック・ギターの弾き語りで聴かせる「マイホーム」など、ポップでロックな楽曲たちがまるで12色の色えんぴつのようにカラフルな色合いを放つ。"あの子と違うのは ラッキーなんだ"。そんなふうに歌うリード曲「センス」が象徴するように、自分探しこそ彼女が歌を歌う理由そのものなのだ。(秦 理絵)