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DISC REVIEW

Overseas

2018年11月号掲載

Boom Boom Room (Side B)

PALAYE ROYALE

『Boom Boom Room (Side B)』

Release Date : 2018-09-28
Label : Sumerian Records

2008年に結成したラスベガスを拠点とする3ピース PALAYE ROYALEが、約2年ぶりとなる2ndアルバムをリリース。"Fashion-Art Rock"を自称するとおりの派手な出で立ちや、メタル・バンドが名を連ねるSumerianからのリリースということで敬遠される向きもあるかもしれないが、意外にも彼らが鳴らすのは、グラム・ロック/ガレージ・ロックをMY CHEMICAL ROMANCE以降の感性でアップデートしたような力強いロック・サウンド。ざらついたセクシーなヴォーカルは風格たっぷりで、ポルカ調のイントロからパワフルなサビに突入する「You'll Be Fine」など凝った構成も面白い。前作の"Side A"も併せて聴けば、彼らの魅力を堪能できるだろう。(菅谷 透)


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3兄弟からなるロサンゼルスのトリオ・バンド PALAYE ROYALE。2022年夏にはKORN、EVANESCENCEとの北米ツアーも実施し勢いに乗る彼らが発表した4thアルバムは、これまで彼らの中核を成していた、グラム・ロックの枠外へとポジティヴに1歩を踏み出した革新的な作品になっている。個性的なRemington Leithの歌声を中心に、オルタナやブリット・ポップなどをより色濃く反映したアレンジ、重厚なコーラスや豪勢なオーケストレーション、そしてモダンな質感を加えた楽曲は、着実なスケールアップを感じさせる。オールド・ロックから近年のラウドロックのファンまで虜にする魅力を持った作品だと言えるし、まずは壮大なロック・オペラを奏でる表題曲からでもチェックしていただきたい。(菅谷 透)


Boom Boom Room (Side B)

2008年に結成したラスベガスを拠点とする3ピース PALAYE ROYALEが、約2年ぶりとなる2ndアルバムをリリース。"Fashion-Art Rock"を自称するとおりの派手な出で立ちや、メタル・バンドが名を連ねるSumerianからのリリースということで敬遠される向きもあるかもしれないが、意外にも彼らが鳴らすのは、グラム・ロック/ガレージ・ロックをMY CHEMICAL ROMANCE以降の感性でアップデートしたような力強いロック・サウンド。ざらついたセクシーなヴォーカルは風格たっぷりで、ポルカ調のイントロからパワフルなサビに突入する「You'll Be Fine」など凝った構成も面白い。前作の"Side A"も併せて聴けば、彼らの魅力を堪能できるだろう。(菅谷 透)