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DISC REVIEW

Japanese

ショーケース

大学の軽音サークルで出会った渋谷と北ヨーロッパに憧れる男女12人組、Ribet townsの全国デビュー作。"欲しい音"を追い求めた結果、今の形に落ち着いたという彼らが奏でる音楽は、日常を切り取った親近感溢れる歌詞を、グロッケンやピアニカなどのかわいらしい音が彩る。トイ・ポップや渋谷系、北欧トラッドなどのルーツ・ミュージックと12人の音楽性が混ざり合い、彼らならではの独自の世界観を作り上げているようだ。1曲の中でいくつもの表情を見せ、楽曲のストーリーをくっきりと浮かばせるAsayo Miyachi(Vo)の声色の変化、クセになる変拍子のリズムや音の重ね方で、1曲ごとに印象ががらりと変わるのが面白い。この音はなんの楽器なんだろう? とイメージしながら聴くのも楽しいかも。(渋江 典子)