Japanese
Ribet towns
2018年10月号掲載
Member:Asayo Miyachi(Vo) Gen Asai(Dr/Per/Compose/Engineering)
Interviewer:渋江 典子
京都にゆかりのある男女12人によって結成された"渋谷と北ヨーロッパに憧れるバンド"、Ribet towns。トイ・ポップや北欧トラディショナル、渋谷系などに影響を受けているという彼らの音楽は、ピアニカやグロッケン、マンドリンなどの音色が印象的で、"この音が欲しい"という素直な探求心から重ねられたカラフルな音たちが飛び跳ねている。今回は、"BIG UP!"の企画でTBSテレビ"イベントGO!"の9月度オープニング・テーマに選出された楽曲「メトロ」についてや、12人という大所帯のグループが誕生した経緯、今年7月にリリースした初の全国流通アルバム『ショーケース』などについて、Asayo MiyachiとGen Asaiのふたりにメール・インタビューで訊いた。
-まずはバンドの始まりからうかがいたいと思います。みなさんはもともとどのように出会ったのでしょうか?
Gen:全員が同じ大学の軽音サークル出身なので、出会いはそこになります。始まりは同い年の僕とAiko(Aiko Horie/Lyrics/Compose)が"バンドやりたいね"となって、身近な数人を誘ったことがきっかけです。
-12人という大所帯でバンドを組むことになったきっかけを教えてください。
Asayo:初めは5、6人で、普通のバンド編成に近い形でスタートして、そこからやりたい音楽に合わせて楽器とメンバーを足していきました。関西で活動できること、気軽に声を掛けられる人、という条件でメンバーを集めた結果、気づけばメンバー全員が同じ大学の同じ軽音サークル出身の12人、ということで今はひとまず落ち着きました。
-渋谷と北ヨーロッパに憧れているとのことですが、みなさんにとってゆかりのある土地なのでしょうか?
Gen:ゆかりはありません(笑)。あくまで憧れなので。渋谷系や北ヨーロッパの音楽が好きなので、その要素を入れた音楽を作りたいという気持ちで当初からそういった言い方をしていたんですが、結局のところメンバーみんなの音楽性がごちゃまぜに出てきて、そこに収まってはないですね。北欧には行ってみたいです。
-みなさんのルーツとなった音楽を教えてください。
Gen:12人全員がバラバラなので一概には言えないのですが、同じ軽音サークルにいたことで、音楽的な共通認識みたいなものがあるように感じています。個人的にはやはり北欧トラッドや渋谷系などはRibet townsをやるうえでベースにあるなと感じます。
-ピアニカ、アンデス、グロッケンなどの楽器はRibet townsを結成する前にそれぞれ経験したことのあるものだったのでしょうか? もしくは結成をきっかけに始められたのですか?
Asayo:メンバーは全員、大学時代に軽音サークルでそれぞれバンド活動をしていましたが、Ribet townsではそのときのパートとは全然違うパートを担当していたりします。ピアニカ担当はもともとベースを弾いていたり、グロッケン担当はもともとドラムだったり。Ribet townsの活動途中でメンバーを増やすときに"この楽器が欲しいんだけど、やってみない?"っていう感じでのスタートが多いかな。私はずっとヴォーカルなので、"みんな器用だな~"と思ってます(笑)。
-Fujino(Junsuke Fujino)さんは"監督"というふうにプロフィールには記載がありますが、具体的にはどのような役割を担われているのでしょうか?
Asayo:Fujinoは1stミニ・アルバム『ショートショート』のリリース(2017年2月)あたりまでベースを担当しています。今はコンスタントにライヴに出られなくなってしまったけど、それで脱退みたいな流れには全然ならなくて。今は、例えば新曲やミュージック・ビデオなどの新しいコンテンツを作成するときに、少し客観的な目線で意見や感想をくれる、という形でバンド活動に関わっているメンバーです。CDのクレジット表記を決めるときに"どう表現しようかな~"とみんなで話していて、"監督がええやん!"ってことで、"Kantoku & Bass"と表記しています。
-Ribet townsの音楽はJ-POPの要素もありつつ、外国、特に北欧あたりの景色が目に浮かぶようなサウンドがクセになります。曲作りのこだわりなどを教えてください。
Gen:北欧など海外ルーツの音楽を取り入れることが多いのですが、"あくまでもJ-POPに仕上げる"というのがひとつのこだわりです。"遠い国のもの"というイメージがあるかもしれない音楽をJ-POPに昇華させることで、身近なものに感じられたらいいなという思いもあります。
-12人で曲のイメージを共有するのは大変そうに思いますが、どのように共有しているのですか?
Gen:僕とAikoのふたりから曲作りがスタートすることがほとんどなのですが、その段階で曲のコンセプトやストーリーをある程度固めて、全員分のパートを入れたデモ音源を作ってから、それをもとにメンバー全体に共有して編曲していくという流れでやっています。完成するころには最初のデモからガラッと変わることも多々あるのですが、それも面白いところだなと思っています。
-ライヴ映像を観ると、12人全員はステージにいないようですが、ライヴでステージに登場しないメンバーもいらっしゃるのでしょうか?
Asayo:ちょっとややこしいけど、ライヴ・メンバーは、作詞作曲などを担当するAikoと、監督のFujino以外の10人がフル・メンバーです。"12人バンド"というより、"12人グループ"と言った方がイメージしやすいのかも。
-TBSテレビ"イベントGO!"の9月度オープニング・テーマに「メトロ」が選出されましたが、この曲は渋谷駅でのストーリーを描いたものなのかなと思いました。楽曲のテーマや背景を教えてください。
Asayo:具体的に何駅、という設定はないのですが、舞台は東京の電車の中という設定です。ちなみに"地底人に出会いそうなくらい"という歌詞は、馬喰町駅に初めて行ったときにホームがあんまりにも地下にあったので(地下5階だったと思います)、"駅を作るときに工事した人は地底人にでも遭遇したのではないだろうか......"ということを思ったのがなんとなく頭にあったので取り入れました(笑)。"赤い車両"というのは関西の阪急電車から連想しています。地下から地上に出るときの爽快感、視界が開ける感じとソファの沈み方が好きで。全然東京ではないですが......。でも、それぞれの電車や駅に当てはめながら自由に聴いてもらえたら嬉しいです。テーマは、地方から都会に出てきた主人公が過去の憧れや恋を引きずりつつも、都会の電車に揺られることによって少しずつ気持ちを整理して大人になっていく、というストーリーです。先に地方から都会に出ていった先輩(好きだった人)に出会えるかな、というドキドキを持ちながらも、揺れたり止まったり、そのたび車内に入ってくる新しい空気や気配を感じることによって心変わりしていくその瞬間を、曲の中で表現しています。その先輩に似た人(もしかしたら本人かも)が乗り込んできて、声を掛けようか迷うけど掛けられなかった気持ちや想いを通りすぎる駅に置いて、新しい恋を探しに行くというのが結末です。"閉まるドアに気をつけてください"や"切符落としてどこまでも"など電車にまつわる表現を使って、心の中の決心や過去を引きずらず、新しい環境で前に進んでいこうというポジティヴなメッセージも込めています。新生活を始める人にはもちろん、いつもの通勤通学の時間や休みの日にお出掛けするときの電車で「メトロ」を聴くことによって、いつもと少し違うドラマチックな気分を味ってもらえたら嬉しいです。
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