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DISC REVIEW

Overseas

2017年04月号掲載

Visuals

MEW

『Visuals』

Release Date :
Label : Hostess Entertainmen

前作から2年という、バンド史上最も短い期間でリリースされる完全セルフ・プロデュース/レコーディングによる7枚目のアルバム。2015年にBo Madsen(Gt)の脱退という大きな変化に立ち止まることなく、むしろその変化や直感が素直に閉じ込められた作品だ。時間をたっぷりかけ創り上げるという彼らの従来の制作スタイルを打ち破ることに挑戦した本作は、ツアーでのエネルギーや閃きが、ギター・サウンドやより開放的になった歌詞にストレートに表れている。彼ららしさを失わないまま、「Carry Me To Safety」に代表される、エネルギッシュなのに繊細、それでいて以前より壮大になった印象を与える楽曲ばかり。永遠に続くものなどない――変化が目まぐるしい現代だからこそ、長い期間を空けずに彼らが届けたかった思いが感じられる1枚だ。(渡辺 瞳)


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前作から2年という、バンド史上最も短い期間でリリースされる完全セルフ・プロデュース/レコーディングによる7枚目のアルバム。2015年にBo Madsen(Gt)の脱退という大きな変化に立ち止まることなく、むしろその変化や直感が素直に閉じ込められた作品だ。時間をたっぷりかけ創り上げるという彼らの従来の制作スタイルを打ち破ることに挑戦した本作は、ツアーでのエネルギーや閃きが、ギター・サウンドやより開放的になった歌詞にストレートに表れている。彼ららしさを失わないまま、「Carry Me To Safety」に代表される、エネルギッシュなのに繊細、それでいて以前より壮大になった印象を与える楽曲ばかり。永遠に続くものなどない――変化が目まぐるしい現代だからこそ、長い期間を空けずに彼らが届けたかった思いが感じられる1枚だ。(渡辺 瞳)


Eggs Are Funny

FLAMING LIPSとの来日公演も記憶に新しいMEWからクリスマス・プレゼントが。結成から14年、バンドの歴史を網羅したベスト盤『Eggs Are Funny』である。代表曲はもちろん、メジャー・デビュー以前のレア音源や先日の公演で披露され話題となった新曲「Do You Love It?」も収録。さらには歴代のビデオ・クリップをコンパイルしたDVD付きというから、もう最強盤である。愛らしくも透徹な歌声、壮大な構築美、北欧の冷気漂う叙情性、アーティスティックな映像と、オリジナリティ溢れる世界観はいかにして描き出したのか?そんな進化/深化の過程を辿るように聴くとおもしろい。「Repeaterbeater」を音源では収めなかったのは彼ららしいひねくれセンスだろう。そろそろ“デンマークの至宝”という枕詞から、“デンマークの世界遺産”に認定しては?(伊藤 洋輔)


No more stories Are told today I'm sorry They washed away No more stories The world is grey I'm Tired Let's Wash Away

ベーシストの脱退というアクシデントもあり、何と4年ぶりのリリースとなるMEW の5枚目のアルバム。まず何よりも、ブラッシュアップされたリズム隊が叩き出す多彩なビートに驚かされる。これまでのMEWにはなかった軽快なリズムの上をカラフルでドリーミーな音世界が広がっていく。特に、ダンサブルなM-9 ~M-11の3曲は、MEWの新境地とも言える出来。基本的にループするように連なって行くメロディは、螺旋を描きながら、さらに高みへと聴く者を誘っていく。アルバム全体を通してどこか醒めた質感の前作から一転、本作では温かみのあるサイケデリアを描き出している。ニューゲイザー、エレクトロ・シューゲイズ勢ともシンクロする極上のドリーミー・ポップ。(佐々木 健治)



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