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DISC REVIEW

Japanese

2017年03月号掲載

CHANCE

HY

『CHANCE』

Release Date : 2017-03-01
Label : Universal Music =music=

沖縄の5人組が1年8ヶ月ぶりにリリースする12thアルバム。出会い、運命、転機という意味合いを"CHANCE"というタイトルに込め、バンドとファンの繋がりを歌った曲の数々を収録。80~90年代のJ-POPが持っていた豊かさを、男女ヴォーカルそれぞれの持ち味を生かしながら時にロッキンに、時にダンサブルに蘇らせる天真爛漫なサウンドが彼らの魅力。曲の数々を、より味わい深いものにしているファンキー~ブラック・ミュージックからの影響も聴きどころだ。このアルバムを引っ提げ、3月26日から全国を回るツアーでは、新たな出会いが生まれるに違いない。ちなみに初回限定盤のみに付く特典CDの収録曲「DEBUと言われて」は、本格派のR&Bバラード。このままレア・トラックで終わらせるには惜しい珠玉の1曲だ。(山口 智男)


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RAINBOW

音楽に対する誠実さと温かで陽気なキャラクターは不変だが、こんなに新しい音楽要素にアプローチしているとは嬉しい驚き。結成20周年プロジェクトの第1弾は、アルバムのみをリリースしてきたHYのバンドとしての矜持が詰まった快作だ。ソングライターが3人いる強みも発揮している。名嘉 俊(Dr)作のピアノ・ポップなTrack.1やEDM以降のポップスのスケール感溢れるTrack.7。ラヴ・ソングの女王、仲宗根 泉(Key/Vo)のエヴァーグリーンなバラードのTrack.6では、彼女の歌い手としての深化や奥行きの深さにも胸打たれた。さらに新里英之(Vo/Gt)による、四つ打ち且つ彼らならではの開放感があるTrack.3やプリミティヴなビートのTrack.13と、進化を止めない5人を讃えたくなる。(石角 友香)


CHANCE

沖縄の5人組が1年8ヶ月ぶりにリリースする12thアルバム。出会い、運命、転機という意味合いを"CHANCE"というタイトルに込め、バンドとファンの繋がりを歌った曲の数々を収録。80~90年代のJ-POPが持っていた豊かさを、男女ヴォーカルそれぞれの持ち味を生かしながら時にロッキンに、時にダンサブルに蘇らせる天真爛漫なサウンドが彼らの魅力。曲の数々を、より味わい深いものにしているファンキー~ブラック・ミュージックからの影響も聴きどころだ。このアルバムを引っ提げ、3月26日から全国を回るツアーでは、新たな出会いが生まれるに違いない。ちなみに初回限定盤のみに付く特典CDの収録曲「DEBUと言われて」は、本格派のR&Bバラード。このままレア・トラックで終わらせるには惜しい珠玉の1曲だ。(山口 智男)


LIFE

結成15周年を迎えたHY、メンバー全員の出身地である沖縄を全面に打ち出している11枚目のニュー・アルバム『LIFE』が到着した。15年の月日が経ったとはいえ、デビュー当時のポジティヴなイメージは変わらない前向きな作品となっている。友達と一緒に騒げるパーティー・チューンから幕開ける今作で注目すべきは、仲宗根 泉(Key/Vo)がヴォーカルをとる珠玉バラード、「愛しあって許しあって」。単なる失恋ソングではなく、"許しあう"をキーワードに一歩先をいく壮大な失恋ソングは必聴。そして、再会を約束してくれているようなTrack.10「さよならまたね」に続き、まだ見ぬ世界へと背中を押してくれるメッセージ・ソング「スマイル」で今作は締めくくられている。起承転結がはっきりとした今作は、朝から晩まで夏のビーチで1日中一緒に過ごす気分にさせてくれる1枚だ。(白崎 未穂)



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