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DISC REVIEW

Japanese

インターネット・ノイローゼ

ヒゲドライVAN

『インターネット・ノイローゼ』

Release Date : 2016-06-29
Label : MOtOLOiD

これまでのキラキラした哀愁ピコピコ・ロックとは趣の違うハードでソリッドなギター・リフに"おっ?"と思うTrack.1のタイトル・チューンからして、ネット中毒気味の現代人は思い当たるフシ満載。残り時間がないとしたらどうする? という問いかけを疾走感と美しさのあるギター・ロックに乗せたTrack.2「余命」。人生いかに退屈とうまく折り合うかと歌い、さほど不自由な目にも遭ったことのない私たちの日常にしっくりくるミディアムなTrack.4「スロードライブ」、"大丈夫"という言葉に説得力のある人間になりたいという、誰しもが持つ心情を地メロで歌いつつ、最終的には"あなたはそのままでいい、僕が変わるんだ"という着地点を迎えるラストの「英雄論」。黒い感情を吐露した末に現れる誠実さがいい。(石角 友香)


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0831

500枚限定の2曲入りワンコイン・シングルとしてリリースされる今作は、ダイレクトに死をテーマに歌い繊細さと激しさを併せ持った「0831」とアッパーなミクスチャー・サウンドに乗せて生をテーマに歌う「How is life」で死生観を表現した作品。それぞれセリフとラップから始まるところも対になっているようで興味深い。活動初期には、ヒゲドライバーのバンド・プロジェクトとして始まったヒゲドライVANだが、チップチューンを織り交ぜつつもストレートなロック・サウンドを聴かせた前作『インターネット・ノイローゼ』を経て、今作からもバンドとしての意識がよりいっそう高まり一体感が増していることが伝わってくる。(岡本 貴之)


インターネット・ノイローゼ

これまでのキラキラした哀愁ピコピコ・ロックとは趣の違うハードでソリッドなギター・リフに"おっ?"と思うTrack.1のタイトル・チューンからして、ネット中毒気味の現代人は思い当たるフシ満載。残り時間がないとしたらどうする? という問いかけを疾走感と美しさのあるギター・ロックに乗せたTrack.2「余命」。人生いかに退屈とうまく折り合うかと歌い、さほど不自由な目にも遭ったことのない私たちの日常にしっくりくるミディアムなTrack.4「スロードライブ」、"大丈夫"という言葉に説得力のある人間になりたいという、誰しもが持つ心情を地メロで歌いつつ、最終的には"あなたはそのままでいい、僕が変わるんだ"という着地点を迎えるラストの「英雄論」。黒い感情を吐露した末に現れる誠実さがいい。(石角 友香)