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DISC REVIEW

Japanese

2015年02月号掲載

二人は歌う

2007年、大阪にて結成されたRhycol.の約2年ぶりとなる新作がTOWER RECORDSにて1,000枚限定でリリースされる。リード・トラック「二人は歌う」は、金城直敏(Vo/Gt)の繊細なヴォーカルがより一層際立つ荘厳な楽曲。輪郭をなぞるようなメロディがよりディープにその世界観に誘い込み、優しく紡がれるギターのアルペジオが綿密に作り上げられた楽曲を彩る。大きなスケールで奏でるその姿は全てを抱き締めるような寛大さで溢れている。疾走感のある「絶海の迷宮」、複雑でテクニカルなギター・リフが印象的な「それじゃあね」を含め、自らが掲げる"攻撃的かつドラマチック"という言葉通りただのギター・ロックで終わらせない。(齋藤 日穂)


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situation

初の全国流通作品となった前作をリリースした5月に、自身が主催したロック・フェス“YANYA FESTA”を大成功におさめたRhycol.の新譜は、勢いを加速するバンドの持ち味を余すことなく凝縮した聴きごたえのある1枚に仕上がっている。リズム隊の骨太なビートに、金城直敏(Vo/Gt)と、NOHT FRICASSEE(Gt)の多彩なギター・アンサンブル、表情豊かな金城の歌声が絶妙に重なり、轟音アレンジでありつつもどの音色も引き立った魅惑のハーモニーを奏でている。メランコリックなギター・ロック・サウンドは、冬本番を迎えるこの時期にぴったり。ライヴ・バンドとして全国各地で精力的に活動する彼らが、公演を通じて楽曲をどう育てていくのかも気になるところだ。(大島 あゆみ)