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DISC REVIEW

Overseas

2014年07月号掲載

Ultraviolence

David Lynch作品にも通じるデカダンを打ち出して、ノスタルジーは美しいものという幻想を破壊した前作『BornTo Die』から2年、"ギャングスタ界のNancy Sinatra"を謳い(Nancy Sinatraの「Summer Wine」のカヴァーは秀逸!)、ショウビズ界の堕天使を演じるLana Del Reyがリリースした2作目のアルバム。その世界観こそ変わらないものの、サウンド的に前作のトリップ・ホップ路線を改め、ストリングスやピアノも使いながら生音を意識したことで、R&Bの要素をはじめ、彼女が作る悲劇的なバラードの芯にある魅力がより剥き出しになった印象だ。プロデュースはこのところ、プロデューサーとして立てつづけにいい仕事をしているTHE BLACK KEYSのDan Auerbach。彼の代表作になることは間違いない。(山口 智男)