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COLUMN

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」最終回

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」最終回

Written by 剛
2017.03.22 Updated

三月になり、春の息遣いが一層深まる中、学生は卒業式や新生活に向けての準備に、そして会社員の方々は新年度に向けて慌ただしい決算時期など迎えているそんな折に、淡々と、そして静寂に、真っ白に燃え尽きようとしている僕のコラム。 スロースターターで行動音痴な僕が、十五回も自身の冠でコラムを続けられた事が、ある種奇跡なのではと思いながら、それでも明日のためにとあくせく書き連ねて早二年半、 長らく掲載、そして閲

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.14

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.14

Written by 剛
2017.01.24 Updated

このコラムが読まれている頃にはまた新たな年が明け、思い思いの新年をスタートさせている事と思います。 今年も無事一年を終える事が出来、そして新しい年をこうして迎える事が出来たと感謝する事はまさに明日がある事への喜びといいますか、 厳しい時代を生き抜いて来られた先人の方々と全く同じ感覚なのかなと常々感じています。 長い目で見据えて社会を生きる、自己形成、夢の実現とか色んな事があるけれど、結局バンドを始

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.13

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.13

Written by 剛
2016.11.21 Updated

朝方にもかかわらず渋谷は相変わらずの人の混み様である。 不夜城はそれが売りでもあるが、久々の徹夜明けにまみれた自分は、濁り酒のような気分を風に揺らしながら帰路を急いでいた。   地下鉄へと続く階段に差し掛かった時、 ふと目の前で身の丈程はあろうかという大量の商品をカートに乗せ、立ち尽くしている業者の姿が目に入った。 駅地下へ商品を送り届ける毎朝の業務とはいえ、はたから見たら誰もが心配になりそうな程

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.12

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.12

Written by 剛
2016.09.23 Updated

vol.12 新作「Quest」について考える   隔月更新となると2ヶ月の間に本当に色んな事がある。   バンド史上最長となるワンマンツアーも無事に終わり、とどまる事なく2度目の台湾、そして各地夏フェスと出演を重ね、先月半ばには新作となるミニアルバム「Quest」が発売になった。もう月が変わり、このコラムが読まれる頃には作品に対する反応も返ってきている事と思うが、こうして作品を作り終えてみて感じ

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.11

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.11

Written by 剛
2016.07.17 Updated

Vol:11 ツアーについて考える   ワンマンツアー11本目の宇都宮に向かう道中にこのコラムを書いているのだが、蓋を開けてみればこのツアーも既に17中11。 毎度、各地信じられないくらいの汗をかいているが、その汗の量が今までにないくらいのライブ感を物語るツアーになっていて、楽しさに加えて清々しさもある、只今そんなツアー生活を送っている。   しかし無事故無違反ゴールド免許状態でこれ程までにスムー

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.10

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.10

Written by 剛
2016.05.23 Updated

Vol.10 モンストとバンドについて考える   半蔵門でラジオのレギュラーを終えた後、そこにすら行けぬ二軍の代打止まりくらいの気に掛け方でふと言葉が風を伝った。 実は今日が桜の見頃のピークであるらしい。   千鳥ヶ淵のすぐ側にいながら、一端の大人二人が携帯アプリの話で盛り上がっているなど、 考えてみればクリスマスに男だらけのティラミスとさして何も変わらないわけだが、仕方がないのだ。 何年か前から

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.9

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.9

Written by 剛
2016.03.19 Updated

Vol:9 SPADE 3について考える   2016年が幕を開け既に2ヶ月余りが経とうとしている。 今月いよいよ発売になる新しいアルバム「SPADE 3」の制作から完成に向けてのスタジオワーク、取材、撮影等々、言わば内職的な時間をコツコツと過ごしてきたからか、外に向けての反動でとてもうずうずしている。 何かこう、今年がスタートしたのだと目に見えて実感する事が未だ出来ていないのである。   今年最

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.8

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.8

Written by 剛
2016.01.18 Updated

Vol:8 2015年について考える   明けましておめでとうございます。 ありがたい事に連載を続けられているこのコラムも無事に"2016年"を迎えられる事となりました。 新年の希望に満ちた読者の皆さんの初々しい瞳と手垢によって引き続き沢山汚して頂きたく思っておりますので、 本年もまたどうぞ宜しくお願いします。   さて、2015年はあなたにとってどんな一年だっただろうか。 僕は政治家でもジャーナ

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.7

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.7

Written by 剛
2015.11.22 Updated

Vol:7 県民性について考える   10月はバンドにとって怒涛だった。 ワンマンツアー真っ只中という事もあるのだが、2週間ばかりの内に、 各地の大都市でのワンマンと合わせ、イベント、学祭、そして海外と ここまで周ったのは正直久しぶりである。   当然良いモチベーションを維持する為に、 美味しいものも食べたし、行きたいところにも行った。 どうせ肥るなら美味しいものを食べて肥る方が良いし、 行ったこ

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.6

WHITE ASH 剛の「音楽通になりたい」vol.6

Written by 剛
2015.09.27 Updated

Vol:6 花火について考える 甲子園が終わると夏もそろそろ終わり、なんて予感はまるで無い、 僕らにとっては暑い熱い夏フェス真っ只中。 先日、サマーソニックに出演したのだが、出演アーティストは勿論の事、ビーチで見た花火の余韻が未だ消えないのである。 一瞬の輝き、消える芸術。 人生は花のようであると花火師たちは悟るが、そのパフォーマンスはステージ上の僕らと一緒だと、くたびれた砂浜を歩きながらふと思っ