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COLUMN

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【最終回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【最終回】

Written by 佐々木亮介
2018.04.17 Updated

Age Factoryのツアーに誘われ広島へ。清水エイスケはUS/UKのインディ・バンドに精通している。ライブが終わってからワクサハッチーなどの話をし、そこから例えばホップ・アロングというバンドを教えてもらったりした。ありがとうエイスケ。自分の知らないことに詳しいやつって魅力的だよ。しかも彼の趣味は幅広く、例えばレオン・ブリッジズなんかも好きなんだとか。でもサム・クックは知らない、ってとこに現代っ

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第16回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第16回】

Written by 佐々木亮介
2018.02.15 Updated

A FLOOD OF CIRCUSというロックンロール・サーカスを企てた。絶賛開催中である。ロック・フェスティバルは日本に数あれど、フェスごとツアーしているものは国内にはまだないでしょ。俺は地元ってもんがないんで、開き直って動き回ってやろうとそういう訳で編み出した楽しい祭である。と言ってもまだまだこれから育てていこうという段階だ。だから巡業はタイバン・ツアーの形をとっている。初日京都と2日目姫路は

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第15回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第15回】

Written by 佐々木亮介
2017.12.19 Updated

第15回 ザブの仕事編Episode2 今年10月22日、ロンドンのメトロポリス・スタジオ出身エンジニア=ザヴィエル・スティーヴンソン(通称ザブ)が昨夏に続いて再び単身来日した。翌日から俺たちは目黒にあるモウリアートワークスというスタジオに篭り始め、そのままほとんど一気に1ヶ月ほど作業を続けた。今これを書いているのは、彼との2度目のレコーディングを完了した直後である。 約1年振りに再会したザブは相

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第14回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第14回】

Written by 佐々木亮介
2017.10.18 Updated

今ラジオの番組を2つ、やっている。新潟FM PORT「MUSIC CONVOY」(毎週火曜20時から生放送)と愛知ZIP-FM「FIND OUT」(隔週木曜深夜2時)。前者は赤坂のレクシム・スタジオからオンエアしていて、後者は月に1度名古屋へ出向いて収録している。どちらも、古典的な曲もかけるし最新リリースもかけている。適当に思い返した限り、ブラインド・レモン・ジェファーソンも和田アキ子もヴィック・

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第13回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第13回】

Written by 佐々木亮介
2017.08.17 Updated

アメリカ南部シリーズ終章。ミシシッピ洲クラークスデイル編。 メンフィスから車で南へ2時間弱。広大という表現じゃ足りないほど広大な綿花畑、弾痕の残る軒並み(ゲトー)、遮るものの無い空、超巨大な散水車、国道沿いに連なる墓地(高名なブルースマンの亡骸もそんなところに眠っていたりする)......薬莢ってもんを拾った。「エクストラ・ライト」と記してあった。撃ち心地軽いわあ、とかあるんだろうな。そういうもの

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第12回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第12回】

Written by 佐々木亮介
2017.06.16 Updated

前回に続いてアメリカ南部編。テネシー州メンフィスにあるシャングリラ・レコードの話の続き。 メンフィスは、何しろ全米でも犯罪率トップクラスの街である。夜はうろつくべきじゃないらしいが、この店は外せない。それほど素敵なレコード屋だった。前回はロイヤル・スタジオで録音されたハイ・レコードの看板バンド=ハイ・リズムの「オン・ザ・ルース」を取り上げた。今回はロイヤルと対を成してメンフィスを代表するレコード・

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第11回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第11回】

Written by 佐々木亮介
2017.04.17 Updated

今年の2月中旬、1週間強ほどアメリカ南部を旅して来た。行き先はテネシー州メンフィスと、ミシシッピ州クラークスデール。古のブルースやソウルの名産地であり、今でも名曲が飛び出してくる街だ。治安が良好な地域ではないしトランプ大統領就任以降の緊張感が肌で感じられるようなこともいくつか体感したけれど(というか入国の時点で一悶着あった)、でもとても充実した旅だった。いくつかの演奏したシチュエーションは武者修行

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第10回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第10回】

Written by 佐々木亮介
2017.02.16 Updated

最新アルバム「NEW TRIBE」が1月18日にリリースされた。その10日ほど前、池袋のパルコに入っているタワーレコードでリリース記念の会が執り行われた。昼過ぎに会場入りしてみれば、30分ほどの猶予が。ディグ・ディグ・チャンス到来である。池袋自体はほとんど馴染みの薄い街なんだが、少し裏手へ足を延ばしてみる。 第10回 池袋だるまやの巻 <東京都豊島区東池袋1-36-5笹屋ビル2階> 池袋東口を出て

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第9回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第9回】

Written by 佐々木亮介
2016.12.21 Updated

「A FLOOD OF CIRCUS大巡業」というツアーの最中にこれを書いている。昨日はMy Hair is Badを迎えて四日市ケイオスでライブをした。四日市のプラネタリウムで「オーロラソング」を作ったということもあって、思い入れのある町だ。四日市ケイオスでの演奏は3年振りだったけど、とても好きなライブハウス。広くはないけどステージは高め、天井も高くて正方形に近いきれいな形をしているし、とにかく

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第8回】

a flood of circle 佐々木亮介の「ディグ・ディグ・ブルース」【第8回】

Written by 佐々木亮介
2016.10.30 Updated

第8回 ザブの仕事編 この夏、ロンドンの老舗レコーディング・スタジオであるメトロポリスから、エンジニアのザヴィエル・スティーヴンソン氏(以下ニックネーム「ザブ」)が俺たちのレコーディングの為に来日してくれた。メトロポリスは古くはストーンズやクイーンが録音をした場所で、マッシヴ・アタックもその中に個室を持っていたり、最近だとアデルの最新作の録音場所でもある。今年2月に俺たちはそこに飛び込んで行ってザ