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INTERVIEW

Japanese

Vaiwatt

2017年11月号掲載

Vaiwatt

メンバー:ぴえろ拳(Vo/Rizm) TAMA(Ba/Vo) S タクロー(Gt/Shout)

インタビュアー:秦 理絵

David Bowieの影響を受けたというヴォーカル、ぴえろ拳が率いる3人組ロック・バンドVaiwatt(読み:バイワット)が初の全国流通盤『BEST』をリリースした。前身バンドのDNAを引き継いだ彼らは、パンク/ニュー・ウェーヴ、グランジ、サイケデリックなどの60~70'sムーヴメントの影響を受けたポップ・サウンドが持ち味。それを"精神POP"と称して、聴いた人すべてを元気にしようというのが、このバンドの根底にある理想だ。アンダーグラウンドでサブカル的な存在でありながら、目指すは"公共物"であるという。果たして彼らはいったい、何者なのか。衝撃のファースト・コンタクトを試みた。

-もともとは2001年に今とはまったく違うメンバーで結成されていた、大文字のVAIWATTというバンドがいて、それがこのバンドの始まりなんですよね?

ぴえろ拳:そうですね。

TAMA:私たち(TAMA、S タクロー)はVAIWATTをお客さんとして観に行ってたんです。

-そこからメンバーはどういうふうに結成したんですか?

ぴえろ拳:VAIWATTが活動休止したあと、作詞作曲とヴォーカルをやっていた拳太郎という人がいたんですけど、その人がVaiwattでは作詞作曲だけに専念することになって、僕が歌い手のぴえろ拳として拳太郎が書いたものを歌ってます。

-拳太郎さんとぴえろ拳さんは別の人物なんですか?

ぴえろ拳:いや......えっと、ぴえろ拳は途中で生まれたんです(笑)。

-途中で生まれた......?

TAMA:混乱しちゃってる(笑)。これ、ちゃんと最初に説明しておいた方がいいんじゃない? 作詞作曲は拳太郎なんですけど、それは言っていただいたとおり、ぴえろ拳なんですよ。このバンドができて、ぴえろ拳っていう存在が生まれたっていう設定なんです。

-どうして別の人物が生まれた設定にしたんですか?

TAMA:作詞作曲もしてリーダーもってなると、すごく......なんて言うんですかね、ひとりのイメージがつきすぎるので。それで別の人がいることにしたんです。

ぴえろ拳:最近、俺はそれを本当に信じられるようになってきたよ。

TAMA:自然に切り替えもできてるし、この方がやりやすいみたいですね。

-ピコ太郎みたいな感じですか? プロデューサーの古坂大魔王とピコ太郎は同じ人だけど、一応は別人という設定じゃないですか。

ぴえろ拳:それです!

TAMA:じゃあ、ぴえろ拳は拳太郎とよく似た双子ってことにする?

ぴえろ拳:このへんの設定があやふやで周りの人を困らせてます(笑)。

-あははは(笑)。なかなか前のバンドの意志を引き継いでバンドをやるのも珍しいですよね。どうして新しいバンドを組むんじゃなくて、こういうやり方なんですか?

TAMA:私は本当にVAIWATTが好きだったから、VAIWATTの名前を残したいっていうことですね。

ぴえろ拳:僕らの次の世代で売れたらいいよね(笑)。

-今の世代じゃなくて!?

ぴえろ拳:次の世代に"お願い、この名前を使って!"みたいな感じで。

-エスタク(S タクロー)さんはどういう部分に惹かれて、Vaiwattをやろうと思ったんですか?

S タクロー:もともと僕もお客さんとしてライヴを観に行ってたんですけど、当時のメンバーがやってる姿を観て、こういう曲が世に広まっていったら、みんな元気になるやろうなと思ったんですよね。僕も元気を貰ったし、すごく情熱が伝わってきたので。

TAMA:エスタクは最近加入したんですけど、それもお客さんとの繋がりです。

-音楽的な方向性としては、70~90年代の様々なロック・ムーヴメントがぐしゃっと集まったような感じですね。

ぴえろ拳:ちょっと紙を用意してきたので読みますね。

-はい(笑)。

ぴえろ拳:昔いたヴィジュアル系バンドのDeshabillzをアメリカン・ポップのWARRANTと融合させて、ベースにある音楽はSEX PISTOLS、思想はU2とKurt Cobain、ヴォーカルはDavid Bowieのピエロ版ということらしいです。