Japanese
kalmia / Conton Candy / harue
Skream! マガジン 2021年10月号掲載
2021.09.04 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 蜂須賀 ちなみ Photo by 濱谷 幸江

残念ながらYENMAが出演キャンセルとなり、急遽3マンとなった9月4日昼公演。
トップバッターは千葉県銚子市発、ヴォーカルが女性の4人組バンド、harueだ。自ら青春ロック・バンドと名乗っているharue。"駆け上がった僕の青春の坂"とバンドの代名詞的なフレーズを歌う「僕なりの青春」から、パワフルなフィルインから始まる夏ソング「サマータイムミュージック」に繋げると、フロアでは早速観客が身体を動かしたりタオルを回したりしている。この日はharueにとって久々のライヴだったらしく、気合からか"持ち時間25分なのに7曲も持ってきちゃった"とのこと。様々な曲が届けられるなか、こんな時期だからこそ最近毎回歌っていると紹介されたのが、バラード「行方」だ。夜にひとり取り残されてしまったとしても、あなたのそばにいると信じてほしい。そう鳴らすバンド・サウンドは次第に温かみを増し、メンバーの表情も穏やかになっていく。しかしharueは観客に余韻に浸る隙を与えない。シンプルなコードが気持ちいいアッパー・チューン「居場所」を6曲目に鳴らすと、その勢いのまま、ラストの「失踪」までわんぱくに駆け抜けたのだった。

2組目はConton Candy。今年3月の活動再開と同時に3ピース編成になった、18歳のガールズ・バンドだ。銀杏BOYZのTシャツを着た八島紬衣(Gt/Vo)の歌声は、砂糖でコーティングされたナイフのよう。双子のリズム隊、鈴木楓華(Ba)と鈴木彩楓(Dr)が生むグルーヴとともにヴォーカルも時折グッと剥き出しになり、泣き叫ぶようなその歌に胸が締めつけられた。4曲目には、9月15日にリリースされたEPの収録曲「milk」を披露。新曲を演奏しながら、誰よりもメンバー自身が楽しそうな表情をしているのが、このバンドの素敵なところだ。好きな人からの"返信待ち"をテーマにしたラヴ・ソング「ロングスカートは靡いて」を経て、「102号室」で締め。ドラムのビートからしてライヴ終盤ならではの気持ちの高ぶりが表れていたし、ギターもベースもヴォーカルも、速めのテンポに乗っかりながら一緒に熱量を上げていく。そして八島が上体を反らし、シャウト気味にロング・トーン。バンドの演奏に突き動かされるように、フロアから拳が上がった。

最後に登場したのは、2017年結成の4人組バンド、kalmia。1曲目「光」を歌いながら、歌詞の合間にも"いいねー!"などと観客に伝える千葉一稀(Vo/Gt)のフロントマンとしての佇まい、ダイナミックなバンド・サウンドが放つ前のめりなエネルギーに圧倒された。"初めて観るとか関係ないんだ、ライヴハウスは楽しんで帰ってくれ"と千葉。ライヴ・バンドとして場数を踏んできた経験がそうさせたのか、場を引っ張っていく力強さがこのバンドからはひしひしと感じられる。それこそが彼らがトリを任せられた理由だろう。白眉は、音数を抑えたやわらかな曲調ながらも、各プレイヤーの細かなこだわりが随所から感じられた「ブルースター」、流星のようなギター・タッピングやドラマチックな曲展開が心に残った「utopia」といったミドル・ナンバーだろうか。"音楽で世界は救えないと思ってます"、"でも、誰かひとりの心くらいは変えられると思うんだ。そうやってバンドはみんなやっていると思う"と語ったMCのあと、アッパーな「ナスタチウム」を鳴らし、"ラストだー!"の叫びとともに「meteor liner」へ。"またライヴハウスで会おう!"と再会を誓うラスト・シーンはどこまでも晴れやかなものだった。
- 1
LIVE INFO
- 2025.12.08
-
ザ・クロマニヨンズ
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
RAY × きのホ。
ドラマチックアラスカ
PACIFICA
シベリアンハスキー
雨のパレード
never young beach
- 2025.12.09
-
キュウソネコカミ
天女神樂
ザ・クロマニヨンズ
FRANZ FERDINAND
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
ドラマチックアラスカ
TENDRE
PACIFICA
Galileo Galilei
Dios
ザ・シスターズハイ
ストレイテナー
PEDRO
モーモールルギャバン
- 2025.12.10
-
PACIFICA
Galileo Galilei
山本彩
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
くるり
豆柴の大群
森 翼
Wez Atlas
すなお
ストレイテナー
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
- 2025.12.11
-
MONOEYES
あいみょん
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
山本彩
オレンジスパイニクラブ
BIGMAMA
ポルカドットスティングレイ
そこに鳴る
The Ravens
FRANZ FERDINAND
- 2025.12.12
-
Hump Back
VII DAYS REASON
Chimothy→
崎山蒼志
LiSA
Another Diary
凛として時雨
TOMOO
Nikoん
BIGMAMA
PENGUIN RESEARCH
moon drop
ねぐせ。
私立恵比寿中学
くるり
PEDRO
サカナクション / Creepy Nuts / 羊文学 / ちゃんみな ほか
flumpool
the shes gone
VOI SQUARE CAT
SAKANAMON / Broken my toybox / SPRINGMAN / KEPURA
BRADIO
ザ・クロマニヨンズ
僕には通じない
LONGMAN
- 2025.12.13
-
MONOEYES
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
ぜんぶ君のせいだ。
VII DAYS REASON
Vaundy / THE ORAL CIGARETTES / sumika / マカロニえんぴつ ほか
UVERworld
eill
フラワーカンパニーズ
LITE
DURAN
SHERBETS
清 竜人
ポルカドットスティングレイ
moon drop
Nikoん
石崎ひゅーい
吉井和哉
9mm Parabellum Bullet
Cody・Lee(李)
flumpool
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
[Alexandros]
Appare!
秋山黄色
藤沢アユミ
キタニタツヤ
THE SPELLBOUND
- 2025.12.14
-
downy / toe / unripe / aieum
(sic)boy
VII DAYS REASON
LiSA
ねぐせ。
10-FEET / クリープハイプ / go!go!vanillas / Saucy Dog ほか
UVERworld
ぜんぶ君のせいだ。
Devil ANTHEM.
フラワーカンパニーズ
TOMOO
NEE
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
OAU
PEDRO
Nikoん
石崎ひゅーい
kobore / Suspended 4th / ザ・シスターズハイ / ザ・シスターズハイ ほか
鶴
SHERBETS
RADWIMPS
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
MOSHIMO
スカート
PHALUX
Bimi
ASP
22/7
古墳シスターズ
クジラ夜の街
[Alexandros]
キタニタツヤ
- 2025.12.15
-
MONOEYES
Kroi
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
RELEASE INFO
- 2025.12.09
- 2025.12.10
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2026.01.01
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.14
- 2026.01.16
- 2026.01.21
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ザ・クロマニヨンズ
Skream! 2025年11月号






















