Japanese
UEBO
2025年12月号掲載
Interviewer:石角 友香
"BitterSweet"なことを歌うっていうのが、僕にとってずっと通底するテーマかもしれない
-UEBOさんの根っこにはブルースがあるというか。
そうですね。そう言ってくださって今すごく嬉しかったんですけど、たしかReiさんも同じようなことをおっしゃってて。形も全然違うしこんな言い方は恥ずかしいですけど、歌詞って自分なりのブルースなんだろうなというか。音楽の形態は決してそうじゃないですけど、"BitterSweet"ってテーマが出てくる前から「Juvenile」とか「ハッピーエンド」とか書いてたわけで。そう考えると僕がシンガー・ソングライターをやる上でずっと通底してるテーマは、自分にとってのブルースを歌う、"BitterSweet"なことを歌うっていうことなのかもしれないですね。ずっとビターなこともないですし、ちょっと救いもないとな、というのが僕なのかなと思います。
-「Days」を聴いていると苦さと甘さは7対3ぐらいの割合なのかなと思いましたが、それぐらいのほうがUEBOさんにとっては生きてる心地がするんでしょうか。
いや、もっと甘くなりたいですけどね。
-(笑)半々ぐらいがいいですか。
全然もうちょっと甘い目をみたいです。でも「Days」はすごい好きですね。今回のアルバムで一番裸のままの自分っていう感じがします。
-アルバム・リリースのタイミングで、改めてどういう人に聴いてほしいというのはありますか?
難しいな......まぁ、僕みたいな人というか。共鳴してもらえたら嬉しいですね、内面的に。やっぱり全然違うパーソナリティの人には響かないと思うし。こういうのってみんななんて答えるんですか?
-シンプルにリスナーを励ましたいとか、そういう感じかもしれません。
そういうことか、なるほどな。そんぐらいのほうがいいんだろうな。
-(笑)めっちゃ面白いですね、UEBOさん。
実は歌詞を書く上でTwitter(現X)とかかなり参考にしてて。というのも、良くも悪くもですけど、最近フォローしてなくても関連性の高い人の投稿とかバーって出てくるじゃないですか。だからフォローしてなくても、よくリプライしてくれるファンの人とかの投稿はよく出てくるようになるというか。例えば、今度ザ・おめでたズたちと一緒にイベント([UEBO New Album "BitterSweet" Release Party])をやるっていうのでザ・おめでたズのカバーをポンと上げてみたりすると、ザ・おめでたズのファンからのリーチもちょっとあって、そういう人の投稿も勝手に出てくるようになって。 そういうのがかなり歌詞に影響していますね。もちろん特定の投稿に影響を受けてとかじゃないんですけど、"この人たちこういう気持ちでライヴに来てるんだ"みたいなのが「今夜」に露骨に影響していたり。
-どういう気持ちでライヴに来てるのかとか、音楽好きな人の日常がちょっと見えたりしますよね。
そういうところで垣間見させてもらってます。どういう人に聴いてほしいかは難しいけど、リスナーにどうなってほしいかで言うと、結局癒しなのかな。癒されてほしいな、癒しを感じてもらえたらいいなと思います。極論、別に激しい曲を聴いてぶち上がってる人も、形は違えど結局得てるものは癒しなんじゃないかなと思ったりするんですよね。自分の痛みを分かってもらってるとか、自分のことを歌ってもらってるようだっていうのは、癒しなんじゃないかなと思うから。でも言葉にすると難しいですね、じゃあヒーリング・ミュージックなのかっていうとそういうことでもないし。自分が音楽で何をしたいかっていうのは、この間友だちとも話したんですよね。
-友だちと話すにはなかなか重めな話題ですが。
それこそ、macicoのトラックメイカーで曲作ってる堀田(コウキ)君と、"(音楽で)何したいみたいなのあるんですか"って。1回は取り繕って"うちのお客さんを幸せな気持ちにしたい"って言ったら、"そういうんじゃなくてもっとわがままなのはないんですか?"って言われて。結局、"ステージの上で楽しく歌ってガーンってギター弾けてたらそれが最高だな、したいことなんてそれだよ"って言ったら"それでいいんじゃないですか"って話になったんですよね。俺が励ましてもらったりライヴ行って良かったなと思ったりするのは。結局そんなもんだよなって。好きなアーティストで歌詞を一言一句逃さず聴きに行くみたいなこともあるけど、基本的にはそのアーティストがのびのびやってて"すげえ、いいなぁ"っていうのを観に行ってると思うんで。人にどうなってほしいなんてのは後付けでしかないのかなって、最近すごく思います。
-では最後に、今後のライヴの予定等を教えていただければ。
東京では3月15日に下北沢 ADRIFTでワンマン・ライヴがあります。"ネオサーフミュージック"っていうタイトルでライヴを打つので、新譜の曲も含めてちょっと総括みたいな感じになるのかな。だからアコースティック・コーナーみたいなのも設けるかもしれないしっていう感じです。
RELEASE INFORMATION
UEBO
NEW ALBUM
『BitterSweet』

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