Japanese
SetagayaGenico
2023年11月号掲載
Member:Yumosin(Gt/Vo)
2018年に福岡で結成され、現在福岡を中心に活動している男女混声5人組ストレンジ・ポップス・バンド、SetagayaGenico。USインディー/フレンチ・ポップス的アプローチで日本歌謡を再確認する彼らの2ndフル・アルバム『focus』が届いた。"12曲が30分で駆け抜けるショートレンジの乱打作"と謳われた最新作について、ギター&ヴォーカルのYumosinにメール・インタビューで訊いた。
-Skream!初登場ということでグループ結成の経緯を教えてください。
福岡にある九州大学という大学の"Be-Rock"という軽音サークルで出会ったメンバーで2018年に結成しました。私、Yumosinはそれまでちょこちょこと曲を作ったりしていたんですけど、ふと"作った曲を演奏するバンドやってみたいな~"と思い立って、当時一緒に、PAVEMENTやCSS......洋邦問わずいろいろなコピー・バンドをしていた関さん(Ba/Cho)をまず誘って、そのあとは結構のんびりと、サークル内でメンバーを探しつつ曲作りつつ、みたいな感じで過ごしていて。最終的には当時サークル内でFrankie Cosmosのコピー・バンドをしていたおちゃこ(Gt/Vo)と鉄骨渡り(Dr)を誘い、2018年10月からライヴ活動を開始しました。それから、リード・ギターはサポートで何人か経たあと、2022年からは同じく福岡で活動しているnape'sというバンドのギタリスト、フタマセサヤに加入してもらって、今はYumosin、おちゃこ、フタマセサヤ、関さん、鉄骨渡りの5人で活動しています。
-SetagayaGenicoとしての音楽性について教えてください。
よく紹介文とかだと"USインディ・フレンチポップス的アプローチで日本歌謡を再確認する、男女混声・5人編成・ストレンジポップス・バンド"という言葉で表したりするのですが、実はこれは宣伝用の謳い文句みたいなもので。本当は、ちょっと長くなるんですけど、"音楽の持つ潜在的自由さを再認識したうえで、「ポピュラー音楽」を再確認する自由研究"みたいなことやりたい、と考えていて、まず大前提、というか一番外側の目に触れる部分で言うと、SetagayaGenicoは"ポピュラー音楽"、いわゆる"ポップス"バンドだと思います。ある程度の聴きやすさは担保できるように気をつけて、構想の最終工程では"ポップ"に落とし込むということを考えています。では、何を"ポップ"に落とし込んでいるのかというところなんですけど、ポピュラー音楽......特にマーケティング前提のポピュラー音楽って、作り手/受け取り手が意図するしないにかかわらず、画一化が進んでいってしまうものだと私は思っていて、それが嫌、というかもったいないと思っているんです。音楽ってもっと自由で、面白いんだぞって。音楽が本来持つ自由さ、ゆえの面白さを、無限の可能性の中から可能な限り探したいし、見つけられたらそれをみんなにも見せたい! みたいな気持ちが軸にあって、それをいかに"ポップ"に落とし込むか、という実験......というほど肩肘は張っていないので......自由研究的、音楽。SetagayaGenicoはそういう音楽をやっているバンドです。
-特に影響を受けたアーティストはいますか?
サウンド面で言うと、影響を受けたアーティストは山ほどいるので特にと言われると難しいですが、『focus』に関して言うと、Mac DeMarcoのデモ盤、Sam Evianの『Time To Melt』、HETHERの『Hether Who?』あたりをよく聴いていて、漠然と"こんな雰囲気のアルバムいいな~"って考えていた時期でしたので、要素要素で影響を受けているかと思います。作曲に対する姿勢で言うと、パッと思いつくのははっぴいえんどとTHE POP GROUPです。はっぴいえんどは、洋楽からの音楽的影響を高い純度で維持している日本語音楽のアーティストとしてとても尊敬していて、どういう部分で影響を受けているかと言うと、"影響の受け方"の部分です。はっぴいえんどが活動していた当時って、参考にできる日本語音楽のアーティストってそう多くはいなかっただろうから、当然洋楽からの影響の濃度って今と比較して高かったと思うんです。でも今は素晴らしい日本語音楽は無数にあって、日本に住んで、日本語で生活している以上どうしても邦楽の影響って受けてしまう。でも邦楽って、日本人の文化や性質的に、それこそマーケティング前提の画一化が進みやすいジャンルだと思っていて、SetagayaGenicoとしては、なるべくそういう前提を排除したフラットな地点から、音楽というものに向き合いたいと思っているわけです。音楽も情報過多の時代で、得る情報を選択する必要がある。そういう部分で、迷ったら"はっぴいえんどだったらどうだったかな"って考えるようにしています。THE POP GROUPは、そんななかですんなり取り込んだ情報のひとつで、私の場合だとまずPIGBAGを知ってTHE POP GROUPに遡っていくわけですが、そのへんのいわゆるポスト・パンクを初めて聴いたとき、本当にそれまで持っていた作曲観がごっそりひっくり返されるような衝撃で。"なんだこのムチャクチャなヤツらは! 自由すぎるだろ!"って思いまして。そのときすでにPAVEMENTにもハマっていたのも相まって、"なんだ、もっと自由でいいや"って、作曲に対する考え方、試行錯誤のやり方が180度変わったんですよね。その試行錯誤の結果として、今のSetagayaGenicoという形がアウトプットできているのだと思います。
-最新作『focus』のリリースおめでとうございます。今の心境はいかがですか?
ありがとうございます。2019年に1stアルバム(『cosmic』)をリリースしてから約4年ぶりのアルバム・リリースになるんですけど、やっとリリースできた~ってひとまずホッとしています。あと、やっと3rdアルバムに向けて作曲が始めれるので、今はもうウズウズしています。というのも、2019年以降、メンバーの就活とかのタイミングで活動を少しお休みしたり、そうしているうちにコロナ禍になったり、活動が途切れ途切れになってしまっていて、作曲はちょこちょこしていたものの、音源のリリースを具体的にイメージするのが難しいタイミングが続いたんです。そうしてモタモタしているうちに音楽の趣味も少しずつ変わって、それで新しい曲を1曲作って......っていうことを繰り返していると、今度はアルバムとして整合性を持たせるのが難しい楽曲が増えてしまって。なんやかんやで4年も経ってしまったので、新曲を作るのを少し我慢して、今ある楽曲たちをアルバムとして整形する時間を作って、やっとリリースに漕ぎ着けたという感じなので、コロナ禍とかでいろいろグダグダしてしまったことにやっとケジメをつけられたことにホッとしているのと、すでにある3rdアルバムの構想を、やっと形にする作業を始めることができるというウズウズ、ふたつの気持ちです。
-最新作『focus』のテーマやコンセプトを教えてください。
本作に関しては"12曲が30分で駆け抜けるショートレンジの乱打作"と言うPR文を用いることが多いのですが、"楽曲の冗長をいかに省くか"と"アルバムとしての聴き応え"、このふたつの塩梅が本作の音楽的なコンセプトになっています。あと、詞の解釈的なコンセプトとしては、前作1stアルバムのタイトルが"cosmic"で、マクロ視点/宇宙的、でっか~いイメージだったので、今作は"focus"として、ミクロ/個の視点、ちっちゃ~いイメージにしてみました。
-制作にあたって背景となったイメージなどはあったのでしょうか?
一曲一曲については、作曲する時点でそれぞれにわりと具体的なイメージがあるんですけど、そこを説明しすぎちゃうと受け取り手の解釈の余地が減ってしまうので、最終的なイメージは受け取り手に委ねたいと思っています。......でもそれだとあまりに味気がないのでひとつだけお答えすると、1曲目のタイトル"dnenfk"は"田園風景"と読みます。
-『focus』の制作にあたって作曲で意識した点や、苦労したポイントはありますか?
前述の通り、作曲した時期が結構バラバラな曲たちで構成されたアルバムなので、そこをいかにアルバムとしての整合性を持たせるか、という編曲の部分が一番苦労しました。
-『focus』の聴きどころを教えてください。
序盤の1~4曲目のキャッチーさはもちろんおすすめなんですけど、実はレコードで刷った場合も想定して、1~6曲目、7~12曲目の2部構成みたいになっておりまして。特にB面の冒頭3曲、Track.7「is a short break」、Track.8「swimming(focus edit)」、Track.9「今日は大事な日」は、裏テーマ"睡眠"にまつわる連作になっているので、意識して聴いてみるのも面白いかもしれません。
-『focus』収録曲で思い入れのある楽曲や気に入っている曲はありますか? 理由も含め教えてください。
3曲目の「全て遠くなる」が個人的に一番気に入っています。詞も曲も一番すんなり作れて、当時表現したかった音像や言葉がわりと表現できているかな、と。女性ヴォーカル、男性ヴォーカル、2本のギター、リズム隊、それぞれがいい塩梅で絡み合えているので、そのあたりに注目して聴いてみてほしいです。
-ライヴやツアー、リリースなど、これから予定されている活動はありますか?
『focus』のリリースに関する予定としては、10月15日に福岡UTEROで開催したリリース・パーティー([SetagayaGenico 2nd Full Album Release Party "focus"])をもっていったん完了したのですが、本州のほうには行けていないので機会があればうかがいたいなと思っています。今のところ決まっているライヴの予定は以下です。
-今後の展望や目標とする場所はありますか? ソロ活動でも、バンド活動としてでも構いません。
SetagayaGenicoを始めたときから、海外の音楽フェスで演奏してみたいというのは目標として持っています。
-最後にSkream!読者にメッセージをお願いします。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。まだ聴いたことないよって方は、ぜひ私たちの最新アルバム『focus』聴いてみてください。そしてお友達に自慢してください。
LIVE INFORMATION
"MUSIC UNFAIR"
11月17日(金)福岡UTERO
OPEN 18:30 / START 19:00
キャスト:来来来チーム(東京) / the perfect me / Cobalt boy / SetagayaGenico / ハンパ天国
[チケット]
前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000(+1Dオーダー)
"天国と秘密 3rd Anniversary HIMITEN MUSIC FESTIVAL 2023"
11月25日(土)福岡大名「天国と秘密」
OPEN 11:30 / START 12:00
キャスト:SetagayaGenico / THE SHITMS / NYAI / Cohaku / the perfect me / イフマサカ / Dally Work's / My Lucky Day / ダム狂い / beedrome / 中村心遥 / 石田ラベンダー / モモノマナト / 八田康伸 / ソノカワトシミ / NaNa / デュビア80000cc
[チケット]
¥2,900(+1Dオーダー)
RELEASE INFORMATION
SetagayaGenico
2nd FULL ALBUM
『focus』
STGN-002/¥2,200(税込)
[YUMOSIN HOUSE STUDIO RECORDS]
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9mm Parabellum Bullet / THE BACK HORN / ACIDMAN / yama ほか
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