Japanese
雨模様のソラリス
2022年12月号掲載
Member:たべる子 小泉よう 清野宮あんな 神咲雅 東条泉美
Interviewer:藤坂 綾
この5人でずっと音楽やれたらいいなって――そんなふうにやっていくうちにいつか大きいステージに立てたらいいな
-なるほど。せっかくなのでおひとりずつお気に入りの曲を教えてもらえますか。
たべる子:私は13曲目の「Forever and Ever」です。もともとバンドが好きなんですけど、この曲はイントロからもうひと耳惚れで、あとからcinema staffの三島想平(peelingwards)さん(作曲/編曲)とösterreichの高橋國光(ex-the cabs)さん(作詞)が作ってるって聞いて、さらに好きになりました。ふたりとも大好きで、その大好きなふたりに作ってもらった曲だから、私はこの曲が好きってこれからもずっと言い続けます。たべのオタクもバンド好きな人が多いし、バンド好きじゃない人にも、歌詞もすごくいいから、ぜひ聴いてもらいたい曲です。
小泉:私は最後の「届かない星でいて。」です。この曲は2ndシングルで、作詞、作曲、編曲を櫻澤ヒカルさんにしていただいていて。私いろんなジャンルの音楽を聴くんですけど、アニソンとか声優さんも好きで、好きな声優さんの好きな楽曲を作ってる方が作ってくれたという嬉しさがまずひとつと、この曲は、雨ソラの曲で初めて全員のソロ・パートしかない楽曲且つ、自分の歌っているパートが大好きなんです。1サビに入るところで、1回静かになって自分の歌が始まるんですけど、曲ができたときから絶対にここを歌いたいと思ってて、そしたらこのパートをいただけたのでもう嬉しくて嬉しくて。雨ソラのサブスクで一番回ってる曲でもあるから、いろんな人に届いてるっていう意味でも大事な楽曲です。
清野宮:私は12曲目の「サマーソルト」。この曲は今年の夏に初めてライヴで披露したんですけど、私たち1年前に「泡にとけた」っていうキラキラのかわいい曲を出してるんですね。その曲と比べるとこの曲はまったく真逆でさみしい感じがあって。雨ソラの曲ってテンポの速いものが多いんですけど、「サマーソルト」は速くないから落ち着いて歌えるし、こういう「サマーソルト」みたいな曲がバンド・サウンドの中に1曲あると、楽しめるんじゃないかなって思います。
神咲:私は1曲目の「ステラシーカー[instrumental]」です。ずっと"SE"って言ってたんですけど、今回アルバムを制作するにあたってこの曲名が付いて。この曲はお客さんも私たちもライヴをやるときに一番聴いてる曲だし、耳馴染みがあるかなっていうのと、今回収録されているのはロング・バージョンなんですけど、ロング・バージョンはワンマンとか大事なライヴのときだけなので、気持ち的にアガるかなと。ちょっとあどけなさも残る曲なので、1歩ずつ進んでいる私たちの成長過程が、この曲でも感じ取れるかなと思います。
東条:あの、私2曲でもいいですか?
-いいですよ。
東条:じゃあ、まず「泡にとけた」。アイドル・ソングを聴いていて、いいなと思う曲はだいたい奥脇達也(可愛い連中/ex-アカシック/Gt)さんが作ってることが多くて、その方がこの曲で関わってくださって嬉しいというのと、いい曲なので一番好きです。もう1曲は「粧す此の夜」なんですけど、私理姫さんが好きなんですよ。仮歌を理姫さんが歌ってくださってたから、私にとっては特別扱いのお気にちゃんです!
-ありがとうございます。神咲さんが最初に、2年目以降がグループにとって大事な時期になるとおっしゃってましたけど。
神咲:どのグループもなんですけど、2年が終わって3年目に転機が訪れるみたいな、なんとなくそういうイメージがあって。そこから今後の進み方とか伸び具合が変わってくるみたいなのが、いろんなバンドとかグループを見てくるなかであったので、ここが頑張りどきなのかなと。
-他の方はどうです?
たべる子:たべは、もうすぐ2年を迎えるのにメンバーが変わってないのがすごく大きいと感じてて。いろんなグループさんが解散したり卒業したり、そんななかで雨は病むときは病むけど、ちゃんとそういうことも乗り越えて、仲もいいしずっと同じメンバーでやれてるって、すごいことだし自慢できることだと思う。
小泉:たしかに、我々にとっては5人でいるのが当たり前で、メンバーを増やしたい気持ちもないし、できればずっとこのままこの5人で行けるところまで行きたいと思うけど、メンバーが変わったり脱退だったりっていうこともよく見てるから、実はすごいことかもしれない。
たべる子:「Invisible rain」の最後に、雨ソラのポーズで5人でキラキラってするところがあるんですけど、たまに泣きそうになっちゃうんです。ライヴ中うるってきちゃって、"うわ、絶対この5人がいい!"ってそこでいつも思うし、練習中でも思う。
小泉:そっか、そうだよね。雅ちゃんの2年が節目っていう話は、実は私も思っていて。2月で2周年を迎えて、3年目に突入するこの大事な時期に1stフル・アルバムを出せることになって、やっとスタート地点のような気がするんですよね。
-神咲さんもおっしゃってましたね。
小泉:今までは土台を作ってきたという感じがしていて、いろんな人に雨模様のソラリスを知ってもらうために週2、3本のペースでライヴをやらせてもらったり、名古屋や大阪に行って地方の方にもちょっとずつ雨ソラのことを知っていただいたり。そこから少しだけ知名度が出てきてアルバムも出して"さて、次の1年でどこまでいけるかな"って、ここからがすごく大事な時期になっていくんだと思ってます。
-大事な時期だし、楽しみでもありますね。
小泉:そうですね。頑張ろうね。
神咲:パーンって行けるよう、頑張ろうね。
-では改めて、これからの目標をおひとりずつ教えてもらえますか。
たべる子:この5人でずっといきたいなって思います。私は売れたいとかあんまりこだわってなくて、この5人でずっと音楽やれたらいいなって、この5人でい続けることが大事だなって。そんなふうにやっていくうちに、いつか大きいステージに立てたらいいなと思います。
小泉:私もこの5人であり続けることと、できればスタッフさんも変わってほしくないくらいで、ディレクターさんが変わったらもう私は雨ソラはやらないと思ってるくらい、雨ソラの楽曲が好きなんです。だから変わらずにずっとこのままでやっていきたいというのと、私は常に前に進んでいきたいと思うタイプなので、まずは雨ソラでZeppまで行けるように、この1stフル・アルバムを持って、3年目は走っていきたいです。
清野宮:このステージに立ちたいとかそういうのも大事ですけど、私はお客さんを楽しませることをもっとやっていきたいなって。雨ソラはいい音楽をやってるし、面白いし、わくわくする気持ちでいっぱいになってほしいので、いつもいろいろやっていただいていることプラス、メンバーみんなで考えて、進んでいけたらいいなと思ってます。
神咲:今後もキャピキャピとかキュルルンとかに走らず(笑)、アーティストとして変わらずにいることと、私は常にワンマン・ライヴがやりたいので、とりあえず(新宿)BLAZEに立って、リキッド(LIQUIDROOM ebisu)に立って、O-EAST(Spotify O-EAST)に立って、Zeppに立って、そのあとに東名阪Zeppツアーを回りたいです。
東条:いずみんは、大きいハコに似合うグループになりたいです。私はやっぱり大きくなりたい、多くの人に愛されたいから、Zeppを夢見てそういう大きいハコに似合うグループになるのが目標ですね。
-楽しみにしてます。最後に言い残したことがあればどうぞ。
小泉:タイトルについて話してもいいですか?
-お願いします。聞きたいです。
小泉:"amity"というタイトルなんですけど、これは全員の名前の頭文字を取っていて、清野宮あんなの"a"と、神咲 雅の"m"と、東条泉美の"i"と、たべる子の"t"と、小泉ようの"y"で"amity"。
-え、すごいです。
小泉:"友好"とか"親善"という意味なんですけど、最初は、"Invisible rain"がそのままアルバム・タイトルになりそうな感じだったんです。だけど、ある日このタイトルが届いて。意味もすごくいいので......っていうか、やっぱメンバー変わっちゃダメだね(笑)。
たべる子:ほんとだ!
小泉:良かった、最後にこの話できて。
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