Japanese
PARADISES
2020年07月号掲載
Member:テラシマユウカ 月ノウサギ ナルハワールド キラ・メイ
Interviewer:宮﨑 大樹
BiS、BiSH、EMPiRE、CARRY LOOSE、豆柴の大群らが所属する音楽事務所のWACKから新たに結成された4人組アイドル・グループ、PARADISES(パラダイセズ)。フレッシュで若さ弾けるメンバーと、耳馴染みが良く、聴き心地のいいセルフ・タイトルの1stフル・アルバムから受けるイメージは、まさに"PARADISES"="楽園"だ。本人たちが"若さゆえの無限の可能性"と語るように、彼女たちは、なんだってできる、なんにだってなれるポテンシャルを秘めているような気がした。
-GANG PARADEからGO TO THE BEDS(ゴー・トゥー・ザ・ベッツ)とPARADISESに分裂する形でみなさんが結成されました。活動歴の短いメンバーで結成されたのがPARADISESになるので、そのぶん不安も多かったんじゃないですか?
ユウカ:PARADISESの中では私の活動歴が一番長くて、先輩っていう立ち位置なんです。GANG PARADEに入ったときは一番後輩で、裏では末っ子ポジションみたいなところに甘んじていたところはありました。だからこうやって分かれて、自分が上になったときに新しいグループを作っていくっていうのも初めてだったし、どういうふうにやっていったらいいんだろうっていう不安もあって。でも新しい刺激というか、ワクワク感はすごく感じました。
月ノ:分裂の話を聞いたときには、私も不安と期待が半々っていう感じで。9人以下でステージに立ったことがなくて、4人という構想を聞いたときに自分がどういう立ち位置でいられるんだろうとか、ライヴがどうなるんだろうっていう未知への恐怖と、逆に新しいことをここにきてやらせてもらえるっていう期待感で、どっちの意味でも興奮してましたね。GANG PARADEではできなかった新しいことをPARADISESでやっていかないといけないんだなっていうのは強く感じます。できなかったことは全部やっていきたいです。
-ナルハさんはGANG PARADEの中では一番後輩だったわけですけど、PARADISESでは先輩になりつつ新しいグループでやっていくことになります。
ナルハ:GANG PARADEの中では新メンバー感みたいなのがずっと抜けていないような気がしてて。私の中でそこに甘えてた部分はあったのかなと思っていたんですけど、こうやって分かれるってなると、ひとりひとりの責任の重みが違ってくるなっていうのはすごく感じていました。GANG PARADEのときには引っ込み思案みたいな感じになってしまっていたから、PARADISESでは自分のことを新メンバーだと思う意識をなくして、新しい自分になりたいなと思っています。
-キラ・メイさんは、"WACK合同オーディション2020"にてWAggよりPARADISESに昇格という形で加入しましたね。
キラ・メイ:WACKに入ってからの期間も短いので、候補生の子が合宿から入るのと変わらないくらいのフレッシュさというか、新しく感じてもらえる部分は大きいかなと思います。新しいっていうのが強みかなと思うので、そういう部分を自分がどう出していけるかなっていうことを考えてますね。
-改めて、PARADISESはどういうグループを目指して活動していくのでしょうか?
ユウカ:今までになかったことをやっていきたいなと思ってて。ナルハの"今日好き"(ABEMA"今日、好きになりました。")出演で、可能性はいくらでもあるなって改めて感じたんですよ。世間的に見たらWACKって変なことやってるっていうか、そういう見られ方をしてるじゃないですか? だからアイドルらしいことが逆に珍しかったりすると思うんです。そういうことと、アイドルだったら絶対やらないよねっていうこと、今までやってこなかったのは大きく分けるとそのふたつだなと。だから、WACKだけどWACKっぽくないこともやりたいし、アイドルっていう固定概念をぶち壊せるような新しいこともやっていきたいです。それをやっていけるグループなんじゃないかって思うし、スタッフさんともそういうことをやっていこうって話しています。今まで自分がやってきたもの、当たり前だと感じてたことから思考を広げて"いや普通それやらないでしょ"ってことまでPARADISESでやっていきたいなと。
-音楽的な面で言うと、今回リリースされる1stフル・アルバム『PARADISES』は、グループ名通りの"楽園"感みたいなものがよく出ていると思いました。
月ノ:PARADISESが始まるのに合わせてアルバムを制作していただいたんですけど、"PARADISES像"というか、自分たちがどういう路線を求められているんだろうってことがハッキリしたと思っていて。アルバムでいただいた楽曲と、その作詞をすることで、どんどん理解を深めていきました。"私たちはこういう方向に進みます"っていう指針を、自分たちにもお客さんにも示せるアルバムになったんじゃないかなと思ってます。
-"PARADISES像"、わかりやすく表現するとしたらどういう言葉が思い浮かびますか?
月ノ:今ユユ(テラシマユウカ)が言ってくれたように、WACKは普通じゃないこととか誰もやってこなかったことをやってきた事務所で。もちろんそれは変わらないんですけど、それと同時にある意味王道を突き進んでいくグループなのかなって思ってて。
-王道ですか。
ユウカ:WACKにとっての邪道? って感じ?
スタッフ:今まで聴いたことがない外のお客さんに向けて、なんか馴染みのあるメロディだな、なんかいい歌詞だなとか思ってもらって、グループを知ってもらえたらっていう感じですね。とにかく自由にやりたいグループです。
-枠には嵌めず自由にやっていくと。
ユウカ:無限の可能性ですね。若さゆえの無限の可能性。
-アルバムの歌詞にも"輝く"、"輝け"、"キラキラ"、"キラメく"といった、"若さ"から連想される言葉が散りばめられてますね。
ナルハ:PARADISESはフレッシュな感じもあるし、メンバーにもそういうのが合ってるなぁって思っていて。若い4人が集まって新しいことやる、そういうのを全部含めて輝くとか、新しい未来に向かっていける音楽なのかなって考えてます。
-同世代も含めて老若男女に届きそうな歌詞やサウンドだと思うのですが、聴き手のことは意識しての制作でしたか?
ナルハ:そうですね。グループを外向きに広げていきたいという感じではあって。もっともっといろいろな人に広めて、新しいお客さんとか、若い子たちとか、今まで会ってこなかった人たちが聴いてくれるようになったらいいなと思います。
-キラ・メイさんも作詞のコンペに参加したんですか?
キラ・メイ:採用はされなかったんですけど、作詞自体は参加してました。
-今回が初めての作詞ですかね?
キラ・メイ:そうですね、初めてでした。何を書いたらいいか本当に全然わからなくて。書いてみても、なんとなく聴いたことがあるようなものになっちゃいました。何度も書き直しては言葉が浮かばなくなっちゃったりして......夜中までやってましたね。
-レコーディングはどうでしたか? ディレクション部分で感じた変化はありましたか?
月ノ:レコーディングのやり方がいつもと違って、お手本というか、ガイドとして私で1本録って、それを他のメンバーに送って後日まとめてレコーディングする形をとらせていただきました。松隈(ケンタ/サウンド・プロデューサー)さんに"GANG PARADEのときは、10人の中で月ノをどう生かせるか考えてたけど、PARADISESのときはそうじゃなくて。例えばBiSHだったらアイナ(アイナ・ジ・エンド)とかチッチ(セントチヒロ・チッチ)みたいな、そういう存在にひとりでならなきゃいけないんだよ"っていうのを言われて。そこは自分的にグッと来たというか、WACKの音楽を支えてくださってる松隈さんにそこまで言われたら、歌を頑張らなきゃなって強く感じました。そういうレコーディング期間だったので、GANG PARADEのときより責任感とか歌の楽しさとかを感じて、もっと歌いたいなって純粋に思うようになりましたね。
ユウカ:曲が全部ポップでかわいらしいんですけど、自分のもともとの声色ってすごく落ち着いてるっていうか、あんまり起伏がない感じだったので、PARADISESの曲に合わせるにはもっとテンション高くかわいらしく歌わなきゃと思って。自分の中の感覚としてはGANG PARADEのときと比べて、伸び伸び歌った感じがありました。ディレクションとして松隈さんに言っていただけることは一貫してましたね。でもその中で"ぶりっこして歌ってみて"とか"妖精さんみたいに歌ってみて"とか、"〇〇してみて"っていう中身が変わりました。
-ナルハさん、キラ・メイさんはどうですか?
ナルハ:GANG PARADEのときは部分録りすることが多くて、"こう歌ってみて"とか、"次この部分やってみよう"みたいなレコーディングだったんです。だけど、PARADISESのレコーディングでは"最初からつるっと(通して)歌ってみて"とか、録り方が変わってました。より意識して歌わないといけないなっていう気持ちが強くなりましたね。
キラ・メイ:私はめちゃくちゃ緊張してました。1曲目のレコーディングのときは、歌い終わったあとにめちゃくちゃお腹が痛くなっちゃうくらいで(笑)。最初は言われたことを1個ずつ頑張るみたいな感じだったんですけど、回数を重ねるごとに"ここは言われるかもしれない"みたいな予想をしつつ"ここは意識して歌ってみよう"とかできるようになってきましたね。最後のほうは"最初に比べると歌えるようになってる"って言ってもらえました。歌は苦手な意識があって、それは今でも変わらないんですけど、レコーディングを重ねていくうちに楽しいって思えるようになったんです。
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