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INTERVIEW

Japanese

NEO JAPONISM

2018年08月号掲載

NEO JAPONISM

Member:百百 百華 藤井 ラナ 森田 美玲 相澤 萌楓 間宮 遊

Interviewer:杉江 由紀

-藤井さんは、ライヴにおいてどんなことを重視されていますか。

藤井:NEO JAPONISMには、今のところまだお客さんたちに対しての規制みたいなものはそんなにないんですよ。ハコによってはリフトが禁止みたいなところはありますけど、他の場所では意外と普通にそういうこともあったりしますし、ミックスをやる人がいたり、ヲタ芸をする人もいたり、逆に何もしないで一生懸命観てくれている人もいたりして、全体的に自由な雰囲気のライヴをやっているんですね。私たちとしては、そういういろんな人たちに楽しんでもらえるようなライヴにしていきたいなといつも思ってます。そして、私たちも精一杯踊るんですけど、観てくれている人たちも一緒に踊りたいなという気持ちになってもらえるように、時にはちょっと煽ったりもするんです。とにかくまずは自分が楽しんで、その様子を観た人たちも自然と楽しくなってくるようなライヴが理想なので、楽しむ気持ちを大事にしています。

-なお、6月に出た1stフル・アルバム『NEO GLAMOROUS』の冒頭を飾るSE「NEO START」には、電子音声にて"NEO JAPONISMのライヴでは過度なモッシュ、ダイヴ、リフトは禁止されています"なるアナウンスの入る場面があります。今のお話を前提とすると、あれは受け手としてはどのように捉えればよろしいのでしょう?

藤井:あれは"過度な"のは禁止というだけですね(笑)。会場によってルールも違うので、全部が禁止という意味ではないです。

-なるほど。では、森田さんがライヴでこだわっているのはなんですか。

森田:私は、ライヴでいつもお客さんたちひとりひとりの顔をみるようにしています。やっぱり人間だから、誰でも日々の生活の中で嫌なことや大変なことって、いろいろとあると思うんですよ。でも、NEO JAPONISMのライヴに来ることで楽しい気持ちになったり、私たちと一緒に思い切り弾けたりすることで"来て良かったな"という気持ちになってもらえたら、すごく嬉しいなと思うんです。だから私はひとりひとりの顔と目を見るようにしています。

-いただいた資料によると、森田さんについては"おっとりな性格と圧倒的なパフォーマンスの二面性"というコピーがついております。実際、こうしてお話をさせていただいていると、どこかお嬢様的で実際おっとりされていますけれど、ライヴでは豹変されるタイプであるということですか?

森田:マイクを持つと、スイッチが入るところはありますね。

藤井:彼女はパフォーマンスが大きいし、とってもきれいなんですよ。

間宮:美しいんです。日傘も似合うし。彼女も白鳥タイプですね(笑)。

-一方、リード・ヴォーカルである間宮さんは、ライヴにおいてどんなパフォーマンスを心掛けていらっしゃるのでしょうか。

間宮:私は、顔とかダンスじゃなくて歌でNEO JAPONISMに入ることができた人間なんですよ。特に、踊りは一生懸命やっても壊滅的にダメなので(笑)、そのぶん歌で全力を出させてもらってます。

森田:歌はもうホントに圧倒的です。そして、優しい!

間宮:あのー......。私は自分のTwitterアカウント名を"やさしい間宮遊ちゃん^_^"としていまして、そこは本っ当にそのとおりなんですよ(笑)。なので、ライヴでも私はいつもお客さんたちに対して優しい気持ちで接しています。

-そこまで自らも言い切るということは、何か理由がありそうですね。

間宮:NEO JAPONISMのライヴに来てくれる人たちは、仕事をしていたり、学生さんでもバイトをしている方がいらっしゃったりして、みんなそれぞれ普段はつらい思いをしたり、理不尽な目にあったりしながら頑張っているんだと思うんですよ。その方たちは、そうやって稼いだ貴重なお金を使ってまで、私たちに会いに来てくれるわけじゃないですか。それを無駄にさせることは絶対にしてはいけないなと思いますし、そこまでして私たちのことを応援してくれる人たちは間違いなくいい人だと思うので、私はライヴでも、特典会でも、Twitterでも、あらゆる場面でみんなに対して心から優しくしたいんです。もっと言っちゃうと、ファンのみなさんのことを私たちの歌や踊りによって救いたい、癒したいと思ってます!

-高い志を感じるお言葉ですね。ところで、みなさんはフルネームでの活動をされていますけれど、ファンの方々から愛称で呼ばれるようなことはあるのでしょうか。

相澤:ないですね。みんな、だいたい普通に名前で呼ばれてます。

藤井:ただちょっと、私の場合はYouTubeでの活動もしていて、そこでは"ちゃんらな"という名義でやっていたので、そう呼ばれることもあります(笑)。

-つまり、YouTuberでもいらっしゃるわけですね。

藤井:始めて2年くらいなんですが、(YouTuberを始めた)当時はまだNEO JAPONISMとは違う別のグループに所属させていただいていて、そのときになぜやりだしたかというと、自分だけ何も個性とか持っていなかったからなんですよ。それが悔しかったんです。ただ、当時はアイドルでYouTubeをやっている人はまだいなかった感じだったので、それで始めました。

-内容としてはどんなことをされているのです?

藤井:私は顔に自信があってアイドルを始めたわけではないので、自分の中身やキャラクターを好きになってくれる人がいたらいいな、と思って結構日常を見せちゃってます(笑)。何かを食べたり、すっぴんからメイクをしたり、普段の姿を出していますね。女の子向けに、髪の毛の巻き方とかもやってます。