Japanese
johann
2017年04月号掲載
Member:佐藤 竜市(Gt) 川北 真一郎(Gt) 鈴木 翼(Ba) 深津 良輔(Dr) 櫻田 和秀(Per)
Interviewer:吉羽 さおり
ツイン・ドラムのインスト・ロック・バンド johann(読み:ヨハン)が、前作より約3年半ぶりとなる3rd EP『ZASHIKI-WARASHI fanfare』をリリースした。2008年に結成し、現5人のメンバーとなって約2年。試行錯誤の末に磨き上げたのは、爆発力のあるグルーヴと、日本人の心に触れる切なくも美しいメロディ、わびさびや情緒ある歌心が織り込まれたサウンドだ。フィジカルな祭りのビート感と、懐かしくキャッチーな旋律は、音楽の持つ歓びやハレの祝祭感をまっすぐに表現している。ピュアな躍動と、タイトルや音などに込められた細やかな遊び心とが、いい塩梅で結びついた音楽だ。
-『ZASHIKI-WARASHI fanfare』は約3年半ぶりの単独作品となります。前作(2013年リリースの2nd EP『Haiku Days』)以降はどのような活動がありましたか。
佐藤:ひと言で言うと、迷走ですね(笑)。
深津:間違いないね(笑)。
佐藤:今は5人なんですけど、一昨年くらいにはキーボードの子がいたりして。
川北:メンバーが変わってますね。
深津:ベースとギターが変わりました。
佐藤:とか、いろいろありましたね。
-メンバーや楽器に合わせて、サウンドの試行錯誤があったと。今のメンバーはどのようにして決まったのでしょう。
佐藤:出会い系とかですね。
深津:やめなさいよ、あなた(笑)。
佐藤:マッチングアプリを多用して。
鈴木:そこにいち早く、応募しました。
深津:なんで大喜利みたいになってるんだよ。
佐藤:まぁでも、誰かの友達だったりという繋がりが多いですね。
鈴木:僕はjohannの前身バンドから知っていたので、自然な流れでしたね。結構、無茶振りだったんですけど。2週間後にライヴが決まっていて、"ちょっと出てくれない?"っていう。
櫻田:しかも、利根ジャム("TONE RIVER JAM")っていう野外フェスで。
-もともとバンドとしてどういう音にしたいか、どういうバンドにしたいかというヴィジョンはありましたか。
佐藤:もともと、フジロック("FUJI ROCK FESTIVAL")に出たくて9年前に始めたんですよ。
櫻田:で、出れたの?
佐藤:夢の中では何回か出ているんですけどね。相当、盛り上がってて。
-結成時からインストのバンドなんですか。
佐藤:初めからインストでした。ただ、最初はヴォーカルを探していたんです。昔はメンバー募集のサイトがたくさんあったので、それを利用して何人かに会ったんですけど、みんなダメでしたね。それで、見つかるまでインストでやろうと思っていたんですけど。結局見つからなくて。
櫻田:え? 今、ヴォーカル見つかったら歌入るの?
佐藤:いやぁ、入らないでしょ。
櫻田:だよね、なんか今の話の感じだと──
深津:不安になったよね(笑)。
鈴木:そこ、ブレるんだ? って。
佐藤:最初の1、2年くらいはヴォーカルがいないとまずいかなという感じだったんです。でも、いいかなと思って。
-インストでも十分に可能性があるぞと感じて。
佐藤:そもそも、インストのバンドが僕はあまり好きじゃなかったんですよ。
深津:メンバーみんな、好きじゃないかもしれないね。
佐藤:もちろん、ジャズやクラシックは好きなんですけど。ちょうど僕が音楽をやり始めた時期は、インストのバンドが大量生産されてきていたんですよね。あぁ、嫌だなと。
-そこでほかのインスト・バンドとの差別化を図ったり、試行錯誤も?
佐藤:ギターがピロピロしないとかかな。技術的な話になるんですけど、"ジャ、ジャ、トゥルルル~"みたいなことはやらないっていうルール。当時多かったのが、ハンマリングとプリングを多用するバンドだったんです。本当はちゃんとギターも弾けるし、"トゥルルル"とかもできますけど(笑)、そうじゃなくてなるべくシンプルな、歌えるメロディをやりたいなと思ってます。
櫻田:敵を作るなぁ。
-ドラムがふたりというのは、最初からだったんですか。
佐藤:実はオリジナル・メンバーは僕しかいなくて、ほかは全員変わっているんですよ。座ってるドラムの深津ちゃんと、立ってるさくちゃん(櫻田)が入ったのが5~6年前で。当時はツイン・ドラムのバンドがあまりいなかったし、しかもドラムとパーカッションのツイン・ドラムなので、これでほかとは少し差別化できるかなと。
深津:もともとjohannは僕が入る直前まで4人組のバンドだったんです。ドラム、ベース、ギターふたりで。竜市君ともうひとりのギターが僕の高校の同級生だったこともあり、"ドラムがやめちゃうから、深津ちゃんやってみていい感じだったら、入らない?"って誘ってもらったんです。同じような感じで、ドラムに誰を選ぶかというところに、櫻田君もいたんだよね。で、どっちにしようかな、どっちも入れちゃえって感じで。
-ということは、櫻田さんはそれまではパーカッションでなく、普通のドラマーだったんですね。
櫻田:普通のドラマーでした。別にツイン・ドラムのバンドを否定しているわけではないんですけど、入るとなったときにいろんなツイン・ドラムのライヴ映像を観たら、ふたりが同じフォームで合わせて叩く感じで、クソだせぇなと。
深津:急に角出してきた(笑)。
櫻田:だったら、面白いことやりたいなと思って。じゃあ立つかと、提案したんです。
-川北さんはどのタイミングでの加入ですか。
川北:タイミング自体は僕もよくわからないんです。櫻田君と同じ大学で、バンドも一緒にやっていたんですけど、誘われたときには僕はもうバンドをやめていたんです。それで櫻田君がjohannに入っているのは知っていたんですけど、"1回練習に来てみない?"って言われて。
佐藤:それも前のギターがやめるタイミングだったんですよね。
櫻田:翼さんが入った少しあとですね。
川北:半年くらいあとでしたね。
LIVE INFO
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
- 2025.07.31
-
TENDOUJI
フラワーカンパニーズ
GIFTMEN
なきごと
The Gentle Flower.
のうじょうりえ
ZAZEN BOYS
板歯目
- 2025.08.01
-
bokula.
GIFTMEN
ビレッジマンズストア
キュウソネコカミ / 礼賛 / 西川貴教 / FANTASTICS
GOOD BYE APRIL × エルスウェア紀行
cinema staff
the shes gone
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Newspeak
Amber's
PompadollS
パピプペポは難しい / IQ99
- 2025.08.02
-
Saucy Dog
マオ(シド)
四星球 / フラワーカンパニーズ / Hump Back / 眉村ちあき ほか
なきごと
FIVE NEW OLD
BLUE ENCOUNT
TENDOUJI
カミナリグモ
"Live House Pangea presents「新世界FESTIVAL2025」"
あれくん
藤沢アユミ
reGretGirl
Nothing's Carved In Stone
ぜんぶ君のせいだ。
岸田 繁(くるり) / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック / 折坂悠太
古墳シスターズ
PENGUIN RESEARCH
忘れらんねえよ
シナリオアート
SCOOBIE DO
eastern youth
"NEW HORIZON FEST"
ExWHYZ
BRADIO
映秀。
- 2025.08.03
-
Saucy Dog
なきごと
四星球 × G-FREAK FACTORY
マオ(シド)
ビレッジマンズストア
PK shampoo
フラワーカンパニーズ
BLUE ENCOUNT
Nothing's Carved In Stone
FIVE NEW OLD
reGretGirl
さめざめ
カミナリグモ
あれくん
PompadollS
忘れらんねえよ
SCOOBIE DO
"NEW HORIZON FEST"
古墳シスターズ
Lucky Kilimanjaro
め組
コレサワ
有村竜太朗
- 2025.08.05
-
Hump Back
BLUE ENCOUNT
YOASOBI
- 2025.08.06
-
bokula.
KALMA
SHE'S / トンボコープ / Fish and Lips
Hump Back
BLUE ENCOUNT
YOASOBI
Conton Candy / Laughing Hick / なきごと / the paddles ほか
フィロソフィーのダンス
Hello Hello
Dannie May / yutori / muque / CLAN QUEEN ほか
キュウソネコカミ
- 2025.08.07
-
羊文学 × Omoinotake × マルシィ
bokula.
ザ・クロマニヨンズ × 斉藤和義
坂本慎太郎
忘れらんねえよ
MAPA
Mirror,Mirror
"閃光ライオット2025"
キュウソネコカミ
フラワーカンパニーズ × NakamuraEmi
Panorama Panama Town
- 2025.08.08
-
THE YELLOW MONKEY
ビレッジマンズストア
そこに鳴る
MAPA
KALMA
忘れらんねえよ
BLUE ENCOUNT
reGretGirl
YOASOBI
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
女王蜂
Nothing's Carved In Stone
終活クラブ
Bye-Bye-Handの方程式
JYOCHO
LOCAL CONNECT
Panorama Panama Town
- 2025.08.09
-
eastern youth
フラワーカンパニーズ ※振替公演
鶴 / 水中スピカ / ターコイズ / some you bit
セックスマシーン!!
Bye-Bye-Handの方程式
片平里菜
HY
Faulieu.
9mm Parabellum Bullet [Expand Session] / フレデリック / TenTwenty / BIGMAMA ほか
ハク。
古墳シスターズ
マオ(シド)
Lucky Kilimanjaro
reGretGirl
YOASOBI
GANG PARADE
anew
パピプペポは難しい
CROWN HEAD
カミナリグモ
LOCAL CONNECT
GIFTMEN
超☆社会的サンダル
豆柴の大群
"LuckyFes'25"
"UKFC on the Road 2025"
- 2025.08.10
-
MAPA
ビレッジマンズストア
PK shampoo
フラワーカンパニーズ ※振替公演
eastern youth
セックスマシーン!!
cinema staff
JunIzawa / PARKGOLF
小林私
ExWHYZ × ASP
PIGGS
それでも世界が続くなら
あれくん
"LuckyFes'25"
"UKFC on the Road 2025"
sumika / 緑黄色社会 / マカロニえんぴつ / マキシマム ザ ホルモン ほか
- 2025.08.11
-
ビレッジマンズストア
なきごと
セックスマシーン!!
PK shampoo
HY
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Hakubi
KALMA
reGretGirl
PEDRO
レイラ
"LuckyFes'25"
shallm
Creepy Nuts
UVERworld / 羊文学 / WANIMA / アイナ・ジ・エンド ほか
- 2025.08.12
-
松永天馬(アーバンギャルド)
とまとくらぶ
プルスタンス
Creepy Nuts
RELEASE INFO
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.02
- 2025.08.06
- 2025.08.07
- 2025.08.08
- 2025.08.11
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
- 2025.09.03
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号