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INTERVIEW

Overseas

GREEN DAY

2016年10月号掲載

GREEN DAY

Member:Billie Joe Armstrong(Vo/Gt)

Interviewer:鈴木 美穂

-2013年の3月にポモナで行われた公演を観に行って、そこであなたがMikeのことを"俺のソウルメイト"と紹介していて感動したのですが、GREEN DAYが家族のように仲が良いバンドなのは素晴らしいことだと思います。もうすぐ結成30年を迎えますが、あなたにとってGREEN DAYはどのような存在ですか?

こんなに長く一緒にいられるのは、俺たちが友達として素晴らしい絆を持ってるからなんだよね。言い争ったこととかないし。バンド内での喧嘩ってよく聞くけど、俺にはそれが理解できないんだよ。一番近くにいる人に対して、優しさと尊敬の気持ちを持てるかどうかなんだと思う。特に一緒にクリエイティヴなことをするわけだからね。彼らは俺にとって、間違いなくもうひとつの家族だよ。素晴らしいことだし、それが僕たちが長続きしている理由だと思う。

-これまでに来日公演をたくさん行っていますが、その中でも思い出に残っていることを教えてください。

初めて日本に行ったとき、俺たちはどこに行ってもボウリング場に行きたがったんだ。日本のボウリングのレーンは、アメリカのよりずっと良かったんだよ。だから、公演を行ったすべての都市で、ボウリングをやりに行ったんだ。大阪でも、東京でもね。それで日本でのライヴ・アルバムのタイトルを"Bowling Bowling Bowling Parking Parking"(1996年リリース)にしたんだよ。そういう大きな看板が立ってたんだ。すごくクールな日本のライヴ・アルバムだし、それが日本の最初の思い出だよ。

-知りませんでした!

あとは、ショーで観客がすごく熱狂的だったのを覚えてる。日本の人たちは本当にクールだった。すごく音楽に夢中になってくれてて、素晴らしかったよ!

-でも日本人は根が恥ずかしがり屋な人が多いんです。あなたもステージにいないときはシャイに見えることがあるんですが、そういうところで共感したことってありましたか?

いや、それはわからないな(笑)。知ってるのは、日本の人たちは一緒に歌うのが大好きだってことだよ。合唱って、ひとつになれるんだよね。GREEN DAYの音楽って、一緒に歌うのが楽なんだと思う。(一緒に歌うと)全員が同じ声、同じ動きの一部になれる。だから日本に行くたびに、観客の前でプレイするのが楽しみなんだ。

-このアルバム発表後、また日本に来てショーをやってくれますか?

うん。まだいつになるかはわからないけど、日本に行くよ。ワールド・ツアーのプランを立てているところなんだ。絶対に日本にも行くよ!

-次回日本に来たら、何かしたいことはありますか?

ボウリングはいいや(笑)!

-ボウリングの他に(笑)。

まだわからないけど、昔みたいにただ街を歩き回ったりしたいな。日本に行ってから考えるよ!

-今でもご家族をツアーに連れていったりするんですか?

息子たちはもうかなり大きくなっちゃったから。

-おいくつなんですか?

18歳と21歳。妻はたまにツアーに来て、一緒に楽しむこともあるよ。

-息子さんたちもミュージシャンですか?

そうだよ!

-素敵ですね。彼らにはこのニュー・アルバムを聴かせましたか?

(笑)俺は家にいるときは、ただの父親なんだよ。自分の家のプライバシーの中で生活するには、それが最善の方法だと思うんだ。

-今作のあなたのヴォーカルについてうかがいたいのですが、あなたの歌声は10代のころから変わらない若い声ですけれど、このアルバムの何曲かで、いつもと違う、より美しい声が聴けて驚きました。今回、歌い方を変えることを意識したんでしょうか?

長年歌っている間に、違う方法で声を使うことを自分で学んだんだと思う。例えば「Too Dumb To Die」(Track.9)のイントロ部分とか、「Ordinary World」とかね。昔の曲だと、「Last Night On Earth」(『21st Century Breakdown』収録曲)とか。俺はいつも怖気づかずに、すべての歌詞を叫ぶような歌い方ではない方法を試みてるんだ。

-本当に素晴らしいアルバムを作ってくださってありがとうございます。最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

GREEN DAYの音楽を長年聴いてくれてありがとう。みんなもバンドを始めて、オリジナルの曲を書いてくれ! ロックンロールを前に進めるのは大事なことだからね!