Overseas
CRX
2016年11月号掲載
Member:Nick Valensi(Gt/Vo)
Interviewer:山口 智男 通訳:国田ジンジャー
21世紀のロックンロール・リバイバル・ブームの立役者、THE STROKESのメンバー中、唯一バンド外活動をしてこなかったギタリストのNick Valensiがついにロサンゼルス・シーンの精鋭たちと"CRX"なるバンドを結成。アルバムのリリースを待たずにライヴ活動に邁進し始めたことからも彼が何をやろうとしているかが窺えるが、彼と4人の仲間たち......いや、プロデュースを手掛けたJosh Hommeを入れて、5人の仲間たちから届いたデビュー・アルバム『New Skin』を聴けば、誰もがNickのロックンロール愛を確信するはずだ。
-メンバーのソロ活動にはどちらかと言うと批判的だったNickが、ついにソロ活動を始めたのはライヴをやりたかったからだそうですね。ステージに立つことは、あなたにどんな感動、興奮、刺激をもたらしてくれるのでしょうか?
僕は単に音楽を演奏するのが大好きなんだ。曲を書いているときや音楽を制作しているとき、ひとりで、あるいはバンドと一緒にリハーサルをしているときの気持ちとは、また違うんだよね。実際にステージに立って、自分が作った音楽を演奏するのは格別な気持ちなんだ。自分が思い描いていた音楽をそのとおりに表現するって特別なことだと思う。これは僕だけじゃなくてミュージシャンなら誰でも同じ考えだと思うよ。自分の人生を振り返ってみたときに、ライヴが足りない、ステージがすごく恋しい、もっとパフォーマンスしたいと思い始めたんだ。
-CRXとしてすでに何度かステージに立っていますが、期待どおりの感動や興奮は得られましたか? 観客の反応も含め、どんな手応えがありましたか?
圧倒的にポジティヴな反応をもらっているよ。初めてライヴをやったときはアルバムどころか音源も発表してなかった。だからライヴに足を運んでくれた人たちはたぶんTHE STROKESや僕のファンで、僕が何をやっているのか興味があって来てくれたんだと思うんだ。正直に言うと、ちょっと戸惑ってもいたよ。CRXの音楽を聴いたこともないような人たちの前で演奏するのって不思議な感覚なんだ。最初の数回は、いつも同じリアクションだったよ。ライヴの前半は少しぎこちなくて、オーディエンスは携帯で写真をバシバシ撮ったりして、ほとんどの人が観察しながらただ聴いているだけで、盛り上がるということはなかった。でも後半になるとオーディエンスも打ち解け、モッシュとかし始めるんだ。いい感じだよ。オーディエンスが聴いたこともない音楽をライヴでプレイしていたのは15年以上前の話だからね、僕自身それがどんなにぎこちないか忘れていたんだ。なんとかしてオーディエンスの心を掴まないといけないから一生懸命になる、それがすごく楽しかった。だけど、今はアルバムがリリースされたから(※10月28日に海外リリースされた)、それを聴いた人たちが親近感を持ってライヴに来てくれるのを楽しみにしているよ。
-ライヴでは『New Skin』の曲を演奏したと思いますが、特に反応が良かったのはどの曲でしたか? また、予想外の反応が得られた曲はありましたか?
そうだよ! 全曲、『New Skin』からやったんだ。アルバムの最後に入っている「Monkey Machine」(Track.10)を演奏すると、必ずモッシュ・ピットができる。1999年以来、CRXを始めるまでモッシュ・ピットを見てなかったから最高に気持ちがいいね。
-昨年の夏、自宅のラップトップでデモのレコーディングを始めたそうですが、そのときにはすでにソロ・アルバムとして発表するつもりだったんでしょうか?
今回、新しいプロジェクトにしたくて音楽を作り始めたんだ。その時点では、まだどんなものになるのかまったくわからなかったけど、自分がヴォーカルをやりたいのはわかっていた。いくつかライヴをやってからツアーに出ることが目標だったんだけど、そこに対して多少の難関も欲しかった。僕がシンガーだったら、このプロジェクトでツアーができると思っていたよ。だから歌いたいってことはわかっていたし、ソロ・プロジェクトにするのか、サイド・プロジェクトにするのかはフレキシブルにしておこうと思った。実際のところ、プレッシャーが一切ない状況だったから、完成しても"もし、その音楽が気に入らなかったり、誇りに思えなかったりしたらリリースしなくていい"という考えが常に頭の中にあったんだ。クローゼットの中に収納しているハードディスクの中にものすごい量の曲が入ってるけど、本当にポジティヴに思えるようなものじゃなければリリースしたくなくて。"昨年の夏"ってさっき質問で言っていたけど、本当は2、3年前の夏からこれに取り組んでいるんだ。THE STROKES以外で何かをやろうと決心してから、時間はかかったけどね。何がしたいのか、どんな声で歌いたいのか、歌詞ではどんなことを伝えたいのか、そういういろいろなことを考える時間も必要だったから。本当のことを言うと、僕は少しスローな人間なんだ(笑)。だから普通の人より几帳面なのかもしれない。すごく考え込むからそれでときどき時間がかかるみたいだな。世の中には何も考えずに行動に移す人もいて、それはそれで素晴らしいと思うけど、僕はもっとスローだ。それが良いのか悪いのかはわからないけどね(笑)。
-アルバムの冒頭を飾るTrack.1「Ways To Fake It」は、ソロ活動を始めるあなたの気持ちを物語っているようにも聞こえますが、『New Skin』収録曲の歌詞はどんなふうに書いていったんでしょうか? あなたの率直な気持ちが反映されているんですか?
いい質問だね! でも、わからないんだ。歌詞を作り始めたとき、自分が書いているものに満足できなかった。歌詞を作って歌って、デモを自宅のパソコンに録音するけど、自分が歌った歌詞を聴き直したとき、最初は全部違うような気がした。すごく時間をかけて自分に正直になって、聴き直したときに本物だと感じられるものを見つける必要があったんだ。どこからインスピレーションを得たかはわからないけど、結果として少しフラストレーションが出ているような歌詞になったのは、自分の中に何らかの怒りがあったからかもしれない。自分の歌詞が少し対立しているような感じがするんだ。その中で、シングルにもなった「Ways To Fake It」は、どうやって表現したらいいかなって考えて。......自分の内側では最悪な気持ちだけど、外側では"大丈夫!"と装っているみたいなことを表現したいなと。人はみんなそんな思いがあると思うけど、特にこの曲を作っているときはそういう気持ちがあったんだ。全曲の歌詞を作り終えてから、自分を誤魔化していることに対して、自分自身が何か言っていることに気づいた。よくわからないけど、この世の中で見かける偽りに対してのフラストレーションや苛立ちをよく表しているんだと思う。テレビでもInstagramでもそういうのが見えるんだ。
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