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INTERVIEW

Japanese

the coopeez

2014年06月号掲載

the coopeez

Member:藤本浩史(Vo/Gt)

Interviewer:齋藤 日穂

昨年、無名ながら"JOIN ALIVE 2013"や、アルカラ主催の"ネコフェス"といった大型イベントに出演するなど、ここ1年で急激に注目度を上げている京都在住の4人組バンド、the coopeez。彼らが前作から17ヶ月ぶりとなるフル・アルバム『newbalance』をリリースする。キャッチーでポップな楽曲がそろった今作は1度聴けば思わず口ずさみたくなる親しみやすいメロディが印象的で、何度も聴きたくなる中毒性であふれている。そんなニュー・アルバムのリリースにあたって、バンドに関わる全てのアートワークを担当する藤本浩史(Vo/Gt)にメール・インタビューを敢行。バンドの結成からアルバム制作までとことん話を訊いた。

-2ndフル・アルバム『newbalance』リリースおめでとうございます。今回Skream!初登場ということで、まずはバンドについてお伺いします。2004年に藤本さんを中心に結成されたとのことですが、どのような経緯でメンバーが集まったのでしょうか?

大学終わりの時期に、僕がバンドというものを組んでみたくなり、1人で探し始めました。元々のメンバーはもう僕だけなのですが、皆ライヴを観てくれて気に入ってくれて加入、という流れで今に至ります。今の4人になったのは、大体4年前位です。

-the coopeezの皆さんが影響を受けたアーティストや作品を教えてください。

メンバーの好みとか影響を受けたアーティストが結構バラバラでして、一言ではちょっと言えないですよね。僕も邦楽洋楽問わず色々と影響は受けていると思うのですが、90年代前後の歌ものバンドに影響を受けているかもしれないですね。

-the coopeezというバンド名にした経緯を教えてください。由来やエピソードなどもありましたらお願いします。

意味は特になく、何となく響きと字面が良くてつけただけですね。

-さて本題ですが、前作『GOLDENTIME』から17ヶ月ぶりとなるニュー・アルバム『newbalance』が完成しましたね。いよいよ5月21日にリリースされますが、藤本さんは今、どのようなお気持ちですか?

聴いてくれた皆さんが、どのような印象を持つのかわくわくしています。作品には自信があるので、きっと多くの人に響くと信じて疑いません!

-今作の制作は、いつ頃から始めたのでしょうか?またどれくらいの期間をかけて制作されましたか?

昨年の春先くらいからだったと思います。今回は時間をかけて丁寧に作ったので、レコーディングは半年くらいかかりました。

-特に時間をかけて作った曲や、こだわった部分を教えてください。

前作の制作過程で学んだことを活かして、録る前からどの曲に対してもメンバー間でかなりイメージを作り、共有してから臨みました。どの曲というよりは、全曲同じくらい丁寧に作っていきましたね。

-『newbalance』を通して聴いてみて、どの楽曲もキャッチーなメロディで思わず口ずさんでしまうような親しみやすさがあると感じました。その辺りは意識して作られていますか?

今作に関してはそれほど意識はしていませんでしたが、前作は割と曲の構成やアレンジ面とか、アイデアの方が際立っていた印象があったので、今回はシンプルに良い曲というところで勝負したいという想いは当初からありました。常に、キャッチーさやポップさ、メロディの良さはなくさないように作っていますね。

-Track.2「途中の人」ではnoodlesのYOKO(Vo/Gt)さんが参加されていますが、参加のきっかけを教えてくれますか。

アルバムとして出すと決めた時に、僕たちならではのキャスティングでゲスト参加してくれる人がいれば素敵だなとメンバーと話していて、noodlesさんは僕が昔から縁があって面識もあったし、バンドとしてもヴォーカルとしても大好きだったので、YOKOさんに参加してもらえたら最高だなと思ってお願いしたら、快諾していただきました。予想を超えるマッチングで、最高の1曲になりました。感謝です。

-Track.3の「クイズ」では"正解のない世界"と"正解だけの世界"という相反する世界を提示しています。2つの世界は表裏一体になっているかと思いますが、皆さんはどちらの世界にいると思いますか?

どちらというよりかは、常に同じ世界にいると思っています。捉えかたで、世界は如何様にも変わるということだと思います。