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INTERVIEW

Overseas

THE SHINS

2012年04月号掲載

THE SHINS

Member:James Mercer (Vo& Gt)

Interviewer:伊藤 洋輔


-新作でも過去作と同様にキャッチーなギター・メロディからエレクトロニックの細やかなアレンジと、まさにTHE SHINSらしいポップ・フィールドが拡がっていますね。また、サウンド・アプローチとして新たに挑戦したことがあれば教えてください。

たくさんのミュージシャンに参加してもらったんだよ。今回はアルバムの企画段階で、いろんな人に参加してもらおうって決めててね。BrianとのBROKEN BELLSでの経験があったから、たくさんのミュージシャンとコラボレートして作れたらエキサイティングだなと思ってたんだ。だからこのアルバムでは外部のたくさんの人たちのアイディアが生かされているよ。サウンド的には、Gregと70年代のドイツのプログレ・バンド、NEU!やCAN、FAUSTの話をしたりして、THE SHINSの曲を彼らみたいなバンドならどうアレンジするだろうとか考えてみたりしたんだ。そういうところが新しいサウンド・アプローチじゃないかな。

-おお、ジャーマン・プログレとは意外です。ではリード・トラックとなった「Simple Song」について伺いますが、この楽曲が生まれたエピソードを聞かせてください。

この曲は自宅のリビングにいて俺がギターを弾きながら曲を考えていて、奥さんは本を読んでいて、そんなリラックスしてる中で浮かんだんだよね。この新しい生活について歌にしようと思って歌詞を書いたらメロディもすぐに思いついたよ。これから子供が生まれるっていう時だったんだ。ここでほとんどの詞と曲ができたんだよね。でもこの曲はサビの部分がなかなか固まらなくて、最終的に出来上がるまで時間が掛かったよ。そういう意味では作曲に一番時間が掛かった曲かもしれないな。

-美しく上品なメロディに乗せてJamesのしなやかな歌声が絶妙に絡まる「It's Only Life」はどうでしょう? 叙情感豊かで感動的な1曲ですが、制作秘話など教えてください!

うん、これはいろいろ苦労をして大変なことがたくさんあった女の友達の話で、彼女を落ち込んだ状態から救い出したいっていう内容なんだ。自分もそういう時期があったけど、そんなに孤独を感じることはないんだよって、素直に友だちを頼ったりしていいんだよっていう。誰かを暗闇から救ってあげたいっていう、そういう曲だね。

-話は大きく変わって、最近"手拍子クリーム"と題した爆笑コメディ・スキット動画を公開しましたね。新たなメンバーとの親しい関係が垣間見れますが、もしかしてTHE SHINSの思想とはズバリ、"ユーモア"でしょうか?

うん、そうだね(笑)。メンバー同士いつもジョークを言い合ったりして楽しくやってるよ。"手拍子クリーム"のアイディアは、レコーディングの時、たまにミュージシャンがスタジオに入ってマイクの前で手拍子をしないといけないことがあるんだけど、実際現場で見るとその姿は間抜けな感じになっちゃうっていう。手拍子の音が必要であればどんなクールなミュージシャンだってやんなきゃいけないんだ(笑)。そこから生まれた発想なんだよね。

-では最後に、今夏にはFUJI ROCK FESTIVALでの来日も決まりました。THE SHINSとしての来日にファンは"手拍子クリーム"を塗って心から喜びはしゃいでいます! そんなファンに向けた熱いメッセージをお願いします!

そりゃいいね(笑)、ステージに投げないでくれよ! 日本に行ってライヴができるのを楽しみにしてるよ。今回は震災後、初めて日本に行くから意味深いものだと思ってる。少し一緒に楽しんで、今後の日本、今後の新しい世界について考えて、希望を持ちたいね。