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INTERVIEW

Overseas

THOSE DARLINS

2010年05月号掲載

THOSE DARLINS

Member:Nikki Darlin(Vo) Jessi Darlin(Gt) Kelly Darlin(Ba)

Interviewer:遠藤 孝行

“世界中に笑いと素晴らしい音楽を届ける事!”を目標に、ナッシュビルから元気一杯のガールズ・バンドの登場だ。カントリーとサザン・ロックを基本としながら時にパンキッシュに疾走する、ワイルドで可愛いカウガール3人組 THOSE DARLINS。

ルックスと古着を巧みに取り入れたファッションや音楽性まで、一体いつの時代のバンドなの?という突っ込みが入りそうな彼女達だが、アルバムから溢れ出すフレッシュな感性とキュートな魅力に多くの人が釘付けになるだろう。とにかく楽しくて、聴く場所や年代さえも選ばないとても素敵なデビュー・アルバムを彼女達は届けてくれた。
3 年前のテネシー州マーフリーズボロのサザン・ガールズ・ロックンロール・キャンプで知り合ったという3 人はその後男性ドラマーSheriff Linnを加え活動をスタート。昨年本国アメリカでファースト・アルバムをリリース。SXSW やボナルーなどの音楽フェス出演がきっかけで大きな注目を集め、大きくメディアにも取り上げられることとなった。そして2010年ついに日本でもデビューする事が決定した。

軽快な彼女達の音楽は50年代や60年代のロカビリーやロックンロールを響かせながら全く古臭くない。シングルでもある2曲目の「Wild One」はシンプルながらとてもしなやかでキラキラ光る彼女達の魅力が詰まった様な楽曲だ。そして今作はVAMPIRE WEEKENDを手掛けたJeff Curtinがプロデュースを手掛けた事も大きなトピックの一つ。古さを感じない要因の一つは彼の優れたプロデュースによるところも大きいのだろう。アルバムの終盤の「Cannonball Blues」は幻想的で静かなオープニングからポップな「パッパラーラ」と繰り返されるコーラスまで様々な音楽と素晴らしいメロディが詰め込まれた楽曲で、個人的にはこのアルバムのハイライトだ。インタビューでも語られているがTHOSE DARLINS はただのカントリー・バンドでは無いという事を証明している様な曲でもあると思う。

この彼女達の魅力が詰まったファースト・アルバムを聴いていると早く彼女達のライヴを観てみたいと思うのは僕だけではないはず。日本も大好きと語る彼女達にはぜひ早めの来日を期待したいところだ。ではでは、彼女達のインタビューを読んでみてください。


-日本デビューおめでとうございます。まず今のお気持ちを聞かせて下さい。

とてもいいわよ。日本は大好きな国の1 つなの!
日本語で1 から10 まで数えれる( ! ? ) の!

-今回のデビュー・アルバムはカントリーやロカビリー・サウンドを基本としながらとてもポップで楽しいアルバムに仕上がってると感じました。自分達自身の手応えとしてはいかがですか?

そうね。色んなジャンルの音楽に影響を受けてるの。このアルバムはとっても大好きだし、気に入ってるわ。ただ次のアルバムはカントリー・テイストにはしないと思う。