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INTERVIEW

Overseas

HOT LITTLE HANDS

2010年02月号掲載

HOT LITTLE HANDS

Member:Tim Harvey(Vo&Gt)

Interviewer:佐々木 健治


-多彩なスタイルに挑んだ、とてもポップな作品です。80’sテイストのエレクトロもあり、ガレージやグラム・ロックなどの影響もあり、独特の雰囲気がありますね。そして、どの楽曲も、どこかグラマラスな魅力があると思いました。HOT LITTLE HANDSとして、こういう音楽、スタイルをやりたいというコンセプトのようなものはあるのでしょうか?

HOT LITTLE HANDSで大事にしているのは、色んなタイプの音楽は繋がっているという考え方なんだ。例えば、何か一つの音楽スタイルが別の音楽スタイルへのリアクションから起こったのだとしても、その2つは繋がっている。その部分を追求するのが好きなんだよ。楽しむのが好きだから。だから自然に歌ったり踊ったりしたくなる曲になっちゃう。

-曲を作る上で、どういったことにインスピレーションを受けますか?

本や雑誌を読む、映画やテレビを観る、人としゃべったりすることかな。時々、頭の中で人に手紙を書いたりもするけど。

-皆さんの地元であるメルボルンというのは、どういう街ですか?音楽シーンも含めて、教えて下さい。

メルボルンはシドニーみたいにきれいなところじゃないんだ。自分の住んでいるところがきれいだと、気をそらされるんじゃないかな。メルボルンはアーティストにとっては良いところだね、安くあがるし、色んなことができもする。安くて楽しめる。

-オーストラリアのバンドというのは、欧米のバンドとはどこか違う感覚を持った面白いバンドが多いと思っていて、HOT LITTLE HANDSにもやはりそういうことを感じました。そういう感性の違いを感じることはありますか?また、感じるとしたらどういったことが影響しているとご自身では思いますか?

オーストラリアはオープンな空間が多いから、大音量でプレイしやすいというのがあると思うね。あと、オーストラリアではライヴがすぐできるんだよね。そういうのが影響して“オーストラリア・サウンド”になっているんじゃないかな。例でいうと、AC/DCのAngus Youngがギターを練習する時に、小さなアンプを使って、静かにプレイしてたら、全く違うサウンドになってるはずでしょ?

-「Dynamite In Black & White」のPVでは、いろいろなキャラクターに扮していますが、アニメが好きなのですか?セーラームーンも出てきますよね。

マンガ大好き!僕たちはアストロボーイ(新・鉄腕アトム)や、バトル・オブ・ザ・プラネッツ(ガッチャマン)をみて育ったんだ。あと、ほとんどのスタジオ・ジブリ映画は観ていると思うし。時には何らかのテーマを持たせようとして、衣装をまとったりするんだ。ある時は自分たちが50フィートもある巨人にみせるため、小さな建物や飛行機をおいてステージを小さくみせたりして。