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INTERVIEW

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FREETHROW DJ タイラダイスケ

FREETHROW DJ タイラダイスケ

Member:FREETHROW DJ タイラダイスケ

Interviewer:佐々木 健治


-KINGSと同世代って、同時多発的にいろいろなバンドが出てきているじゃない。その中でKINGSは凄くポップで分かりやすい象徴的なイベントだと思うんだけど。ライヴハウスにいて、今のそういうシーンは、どう映っている?

全体として上がってきているとは思う。The Mirraz、Veni Vidi Vicious、The John's Guerrilla・・・LAZYgunsBRISKYしかり。少し新しいところだと、やっぱりTHE NEW HOUSEとか、White Scooper、AAPSとかも。もちろん、音楽性は違うし、The Mirrazは、音は洋楽っぽいけど、日本語で歌っていたりするし。でも、そういうバンドが相乗効果というか、全体として認知度は上がってきているよね。もちろん、ずっとこれが続くわけじゃないから、これからどうするかということはあるけど。やっぱり、面白いのはジャンルも違うし、オーバーグラウンドもいれば、アンダーグラウンド、インディで活動しているバンドもいる。THE BRIXTON ACADAMYなんか、自分達でレーベルを立ち上げてやっていたり。面白いのが、そういうシーンだけではなくて、KINGSに参加しているバンドとか今挙げたようなバンドは先輩からも凄く可愛がられているんだよね。

-そうなんだ。

GRAPE VINEの田中さんとか、THE BAWDIES大好きって言ってるし。QUATTROも凄くいいとか。THE BEACHESも、QUATTROはいいよねとか。横の繋がりも面白くて。the telephonesとRiddim Saunterが仲よかったり。the telephonesはパンク勢とも仲がいいんだよね。

-へー!面白いね。

ジャンルも、アンダーグラウンドもオーバーグラウンドも関係なく、縦も横も広い繋がりになってきているという感じは凄くしていて。THE BAWDIESがオーストラリアにツアーに行ったり、QUATTROがOASISとか海外のバンドをサポートしたりもありつつ、今まで接点がなかったところも繋がってきたりしているから、それこそ、ジャンルレスになっていたりすると思う。

-THE BAWDIESの音楽性も含めて、あの突き抜け方は凄いよね。

あの音は出来ないよね。これから他のバンドがTHE BAWDIESのマネをやろうとしても、できないよ。アルバムとか今度のシングルも、これまでの音とは変わってきたし、面白いよね。THE BAWDIESの場合、ルーツ・ミュージックを土台にしているんだけど、やっぱり凄くポップだから、ロックンロール、ルーツ・ミュージックに興味がない人にも受け入れられるんじゃないかな。ロックンロールは聴かないけど、THE BAWDIESは聴けるみたいなことってあると思う。それとは逆に、この間、MARZでゴリゴリのロックンロールのDJパーティーがあったんだけど、そこでもTHE BAWDIESが2回も3回もかかるんだよね。しかも、盛り上がる。BLANKEY JET CITY、THEE MICHELL GUN ELEPHANT、THE BAWDIESみたいな(笑)。