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INTERVIEW

Overseas

TINTED WINDOWS

TINTED WINDOWS

Member:James Iha(Gt)

Interviewer:遠藤 孝行

まさにスーパー・バンド。FOUNTAINS OF WAYNEのAdam Schlesingerと元THE SMASHING PUMPKINSのJames Iha。ヴォーカルはなんと、HANSONのTaylor Hanson。そしてAdamのアイディアによりドラムには元CHEAP TRICKのBun E. Carlosが迎えられた。このラインナップでワクワクしないわけが無い。バンドで音を出す喜びを精一杯表現する様に、このバンドは初々しくもシンプルにパワー・ポップを鳴らす。バンドのコンセプトから大盛況で迎えられたバンド初披露のライブまで。今後日本ににも来日予定もあるというTINTED WINDOWSのバンドの要であるJames Ihaにメールでインタビューを行った。

-最初にこの豪華なラインナップについてお聞きしたんですが、どのような経緯でこのメンバーが集まったのでしょうか?

確かに凄いラインナップだよね、だけど実はそんなに驚く程意外なって訳でもないんだよ。僕とAdamは90年代半ば以来の友達だし、THE SMASHING PUMPKINSとFOUNTAINS OF WAYNEは一緒にツアーに出た仲だ。TaylorとAdamが知り合ったのも90年代半ばで、HANSONの仕事の依頼がきっかけだった。それにTHE SMASHING PUMPKINSとFOUNTAINS OF WAYNEはどちらもCHEAP TRICKと一緒にショウをやったことがある。そもそもラウド・ギターが鳴るポップ・ソングをTaylorが歌うバンドっていうアイディアを出したのはAdamだったんだけど、最初にそのアイディアを聴いた時、僕は「それ、いいね!」って言ったしね。

-この豪華なラインナップで一番驚きだったのは、元CHEAP TRICKのBun E. Carlosがドラムとして加入した事ですが、これは誰のアイディアだったのでしょうか?

ポップ・ロックをきちんとした裁量を持ってプレイ出来るドラマーが必要だったんだよね。そう、CHEAP TRICKみたいな感じの。だったらそれこそBun E. Carlosに連絡してみようかって話になって。彼は音を聴きたいって言ってくれて、それで参加してくれる事になったんだ。

- バンドの初お披露目となった「サウス・バイ・サウス・ウェスト・フェスティバル」でのライヴの評判はいかがでしたか?またメンバー自身、初ライヴは満足のいくものになりましたか?

きっと多くの人達がどんな音を出すバンドなんだろうって興味を持っていたと思うんだ。そして実際に聴いてみたら、いい意味で驚いてハマった人もたくさんいるだろうね。反応も今のところ凄く良くて、レビューも良く書いてくれてるものが多い。新しいバンドを始めたばかりにしては意外っていうか、まぁ至って普通とも言えるんだけど。バンドのメンバーはみんな素晴らしいし、プロ意識も高いからね。曲をプレイするだけでみんなすごく楽しんでるし。

- 曲作りはAdam、James、Taylorの3人でされているとのことですが、3人に共通するコンセプトは最初からありましたでしょうか?

TINTED WINDOWSのコンセプトはストレートなポップ・ロック・バンドである事なんだ。Adamが最初に構想を思いついた時はモダンなパワー・ポップ・アルバムを作りたいっていうところから始まっていてね、だから、僕達が始動する前からそのコンセプトはあったんだ。最初の3、4ヶ月は、みんなで集まってジャム・セッションをひたすらしつつ、だけど具体的にどんな方向に進んでいくのかは見えてなかった。どんなアイディアが出て来るのかはまだ解らなくてね。とにかく完璧なポップ・ソングを書いて、Taylorに歌ってもらうって考えてた。3人それぞれの解釈のポップ・ソングを書いて。