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INTERVIEW

Overseas

THE DEATHSET

THE DEATHSET

Member:Johnny Siela(G/Vo) / Dan Walker(G/Vo)

Interviewer:佐々木 健治

昨年のフジロックで、熱狂的なステージを披露し、話題を集めたTHE DEATHSET。オーストラリアから、たくさんLIVEをやる為にアメリカへ渡ったという、現在、ブルックリンに基盤を置く、D.I.Y BANDだ。ハードコアを基盤に置きながら、エレクトロ、HIPHOP、PUNKなどなど、様々な要素を混ぜ合わせたその音楽は、エネルギッシュでPOPな、独自の面白さを持っている。初期の音源やリミックス等をまとめた日本編集盤発売、そして、初の日本ツアーの為に来日していたTHE DEATHSET。東京公演を前に、彼らが滞在していたホテルの一室で、Johnny Siera(G,Vo,Production)とDan Walker(G.Vo)に話を聞いた。

-初の日本ツアーですが、各地を回ってみて、日本でのLIVEはいかがですか?

Jonny(以下J):凄くクールで、いろいろな場所でLIVEをしてきたけど、その中でも、最高なショウになったよ。

-フジロック08でも来日されていましたが、今回、各地のLIVE HOUSEを回ってみて、日本のお客さんの反応はどうでした?

J:小さいショウだったから、皆凄くクレイジーになってくれたよ。

-フジロックみたいな大きな場所でのLIVEとは、また違った?

J:規模は全然違ったけれど、同じだよ。50人でも、800人でも、お客さんが持っているエネルギーは同じだし、それを感じることができた。

-あなた達は、もっとたくさんLIVEをしたいという理由で、故郷のオーストラリアからアメリカに渡ったそうですが、それだけ、LIVEに対するこだわりも強いと思います。LIVEに対するこだわり、ポリシーは何ですか?

Dan(以下D):ウォッカ!!ライヴの前には、必ずウォッカを飲むことだ。

J:YEAH!

(全員、爆笑)

D:全員が何人であろうと、できるかぎり、クレイジーにすることだね。しかも、ポジティブなエネルギーのね。

―音源を聴いても、エレクトロやパンク、HIP HOPといった、様々な要素が入ってはいるけれど、基本はハードコアですよね。だけど、それが一般的なイメージのハードコアとは違って、楽しいハードコアになっていると思います。

J:80年代のハードコアはもちろん、好きだよ。だけど、俺たちは、ハードコアのマッチョなエネルギーが好きじゃないんだ。もっと楽しいもの、ポジティブなものにしたい。

D:俺たちは、もっとメロディックにしたいんだ。

J:そう。それに、ハードコアのLIVEって、男がメインで踊っているものだけど、僕たちは、もっと女の子も踊れる、女の子がメインで踊ってくれるようなタイプのハードコアをやりたいんだ。

-女の子にもてたい、と。

J:(爆笑)もちろんさ。

-今回のツアーのタイトルにもなっている、SPAZZYという言葉は、あなた方がTHE DEATHSETを表す時に使う言葉だそうですが、SPAZZYという言葉を選んだのは、なぜですか。 (SPAZZY:アメリカのスラングで、「ハチャメチャな」といった意味)

J:エレクトロとか、パンクとか、そういうふうにカテゴライズされて、言われるのは嫌なんだ。THE DEATHSETは、THE DEATHSETだ。THE DEATHSETというバンドを表現する時に、SPAZZYって言葉しか当てはまるものがなかったんだ。SPAZZYっていう言葉の意味は、THE DEATHSETのLIVEそのものだよ。 SPAZZYっていうのは、動詞でも使うんだけどね。(ニヤニヤしながら、DANと何か言い合う。意味は教えてもらえず)

J:悪い英語だよ(笑)。