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INTERVIEW

Overseas

GOLDEN SILVERS

 

GOLDEN SILVERS

Member:Gwylim Gold(Vo&Key) / Ben Moorhouse(Ba) / Alexis Nunez(Dr)

Interviewer:佐々木 健治

2007年の結成以来、驚くほどのスピードで人気を高めているロンドン出身の三人組、GOLDEN SILVERS。知らない人も、是非、チェックしてもらいたい。タイムレスなメロディと、極上のハーモニーにやられていること必至。5月のアルバムデビューを前に、BRITISH ANTHEMSで来日した彼ら。BRITISH ANTHEMS前日の三人に、バンド結成から、今までのことなど、インタビューしてきた。

-GOLDEN SILVERS結成までの経緯を教えて下さい。グウィリムとアレクシスは、もともと、DOLLY DAGGERSという同じバンドのメンバーとして、XLと契約までしたそうですが、それはどんなバンドだったんでしょうか?

Alexis Nunez(以下A):僕とGwylimは、子供の頃からの友達で、DOLLY DAGGERSを結成したんだ。DOLLY DAGGERSは、GOLDEN SILVERSよりも、アレンジなんかが、もっとシンプルな音楽をやっていたんだ。XLで一回契約したんだけど、ベースが脱退してしまったから、ベーシストを募集したんだ。それで、Benにしようということになったのさ。ベースが脱退したのが、2007年の4月だったかな。で、その年の9月には、「Bronze Club」というイベントをやっていたからね。本当に自然ないい流れで、今の状況になっている感じだね。

-Benは、ベーシストではなかったんですよね?ベンの加入を決めた理由は?

Ben Moorhouse(以下B):そうさ。僕はギタリストだよ(笑)。
Gwylim Gold(以下G):Benのことはもともと知っていたし、とてもいいギタリストだったから、ベースをやらせてもすぐにできるようになるだろうと思っていたんだ。彼の才能を信じていたからね。それに、基本的にギターよりもベースの方がシンプルだから、すぐにこなせるようになるだろうと思ったのさ)。
B:僕は、ベースを弾くことも楽しめるし、当時、偏頭痛に悩まされていたから、ベースのを弾いている方が、気が楽だったんだよね(笑)。

-最初、この話を聞いて、すぐにYESと言ったの?

B:ああ、そうさ。
A:今となっては、YESって言わなきゃよかったって思ってたりしない(笑)?
B:(苦笑)

3人になってから、曲は一気にできていったのでしょうか?

G:僕が曲を書いているから、GOLDEN SILVERSを始める前に出来ていた曲も、もちろんあったよ。だけど、それはあくまで一番元になるものでしかないから、3人になって、違う方向性を持つようになったものもある。

-それから、すぐにXLと契約を結んだってことですよね。

G:そうだね。結成から、ずっといい流れで進んでいって、どんどんスピードが加速していったんだ。ロンドンで、DOLLY DAGGERS時代のコネもあったし、そういうのもうまく作用してくれた。フェスの話が来て、契約が決まって、そして、今、ここ日本にいる。あっという間だったな。うん。いい流れで来れたと思う。

-他のレーベルからも話はあったんでしょう?

G:そうだね。いくつか話があったんだ。で、2つくらいに絞っていたんだけど、その最後の段階で、XLが話を持ってきてくれたんだ。それで、凄く説得してくれてね。
B:ランチも奢ってくれたしね(笑)。
G:そうだ。ランチも奢ってくれたし、熱心に誘ってくれたから、やっぱりここに戻ろうって決めたのさ。

-シングルで発表されている「Magic Touch」「Arrows Of Eros」や「Queen Of The 21st Century」のような、キャッチーでPOPナンバーから、70年代SOULのようなグルーヴィーな曲、後期BEATLESを思わせるような楽曲もありますね。全体的に、60年代、70年代の雰囲気を現代の音として、UPDATEしているというのが、僕のイメージなのですが、曲作りの際に、意識されることってありますか?

A:特にこうしようと決めているわけではなくて、フィーリングだよね。3人で演奏してみて、これいいよね、って思える感性の部分が大事なんだ。
G:うん。やってみて、フレッシュな音かどうか、本当に感性の部分だけだよね。あ、シングルの話で言えば、このアルバムからは「True Romance」が、シングルになる予定だよ。
B:何も考えないで、瞑想のような状態にいることかな(笑)。まあ、半分ジョークだけど、そういう状態の方が、実際、いいものができたりするんだよね。