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DISC REVIEW

Overseas

2020年11月号掲載

Moral Panic

NOTHING BUT THIEVES

『Moral Panic』

Release Date : 2020-10-23
Label : RCA

前作『Broken Machine』が過去最高の全英チャート2位を記録し、2015年のデビュー以来快進撃を続けているNOTHING BUT THIEVES。前作と同じくプロデューサーにMike Crosseyを迎えた3年ぶり新作では、ソリッドなギター・リフとそしてConor Masonの歌唱力という武器に磨きをかけつつ、アリーナ・クラスのダイナミックなサウンドへと破格の進化を遂げている。ラウドロック並みの圧力を持ったTrack.1、10から、ドラマチックな情景を魅せるTrack.4、11まで、緊張と美意識を湛えた圧巻のロックを展開している。比較されることが多い先輩 MUSEの『Absolution』のように、大躍進の3rdアルバムになる可能性は十分だ。(菅谷 透)


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Moral Panic

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Nothing But Thieves

デビュー前にもかかわらず、ARCADE FIREのサポート・アクトに抜擢され、本国UK最大規模のフェスティバル"Reading And Leeds Festivals"に出演、すでにサマソニで来日済みという驚異の新人NOTHING BUT THIEVESが満を持してドロップする1stアルバム。ここでは、ガツンと来るパワフルなロック・チューンやカオティックなうねりのあるラウド・ナンバー、純英国的な憂いや湿り気を漂わすバラードなど、バラエティ豊かでハイクオリティな楽曲が立ち並ぶ。だからといって統一感がなく散漫な印象を受けないのは、Jack White並みに妖しくセクシーなConorMason(Vo)の歌声がそのまま今作の作品性を形作っているからと言えそうだ。ROYAL BLOODらと共に停滞気味のロック・シーンに風穴を開ける1枚。(山元 翔一)