Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

Japanese

Flowers

"ハイブリッド・ロック・バンド"を謳う大阪発の4人組、Bye-Bye-Handの方程式の3rdミニ・アルバムは、オーディションで所属を勝ち取ったNo Big Deal Recordsからの初リリースとなる意欲作 であり、5月に脱退したベーシストへのはなむけ的な意味 も込めた作品。これまで独特 の質感で 失恋を 吐露 する楽曲が印象 的だった彼らだが、今作は書き溜めていた曲の中から、 前向 きな楽曲だけを集めたというだけあって、言葉の取り合わせが懐かしい 思春期 の感覚を想起させる「あの子と宇宙 に夢中 な僕ら」をはじめ、"グッバイラブ ユー"のコーラスが切なくも温かい「ラブユー・シーユー」など、どの曲も自然と爽やかな背景が浮かぶ、フレッシュでエネルギッシュな1枚に仕上がった。(岡部 瑞希)


Related DISC REVIEW

すくーぷ

初の全国流通ミニ・アルバムとなった前作から、約10ヶ月ぶりに到着したニュー・ミニ・アルバム『すくーぷ』。疾走感溢れる「midnight parade」がアルバムの1曲目を華やかに飾り、「ぷらねたりゅーむ」では少年が大人になる過程で抱く葛藤を歌う。同曲をはじめ、切なさの中に大切なものをそっと包み込むような温度を持って展開されていくのが、彼らの音楽の特徴ではないかと感じる。そんな彼らの多面性が表れた、ミドル・テンポの「ふたりのはなし」、洒落ていてジャジーな「雨恋」、イントロのギター・ソロが冴え渡る「ジュウブンノサン」などカラフルな1枚が完成。そしてラストには「FRIDAY」が据えられ、刺激的な恋に憧れる心情を歌うのだが、"あぁ、この曲のためのアルバム・タイトルだったのか"と深く頷ける。(是永 鈴菜)


ろまんす快速特急

フォーリミ、reGretGirlらを擁するロック・レーベル、No Big Deal Recordsに所属する4人組バンド、初の全国流通ミニ・アルバム。あの子が好きという気持ちが暴走するロックンロール「最終トレインあの子の街へ」を皮切りに、70年代ポップスへのオマージュを込めた「甘い記憶」、ギターバンジョーをメイン楽器に使った素朴な味わいの小曲「夢送り競走曲」、桜の季節と共に訪れる別れを切なく綴ったバラード「春散る日々さ」など、その楽曲たちはノスタルジーと衝動が絶妙なバランスで溶け合う。全曲のソングライティングを手掛けるのはヴォーカル、汐田泰輝。銀河鉄道が駆ける星空に憧れ、二度と戻れないあの日へと想いを馳せるギター・ロックが、目を閉じて見える世界のロマンを教えてくれる。(秦 理絵)


Flowers

"ハイブリッド・ロック・バンド"を謳う大阪発の4人組、Bye-Bye-Handの方程式の3rdミニ・アルバムは、オーディションで所属を勝ち取ったNo Big Deal Recordsからの初リリースとなる意欲作 であり、5月に脱退したベーシストへのはなむけ的な意味 も込めた作品。これまで独特 の質感で 失恋を 吐露 する楽曲が印象 的だった彼らだが、今作は書き溜めていた曲の中から、 前向 きな楽曲だけを集めたというだけあって、言葉の取り合わせが懐かしい 思春期 の感覚を想起させる「あの子と宇宙 に夢中 な僕ら」をはじめ、"グッバイラブ ユー"のコーラスが切なくも温かい「ラブユー・シーユー」など、どの曲も自然と爽やかな背景が浮かぶ、フレッシュでエネルギッシュな1枚に仕上がった。(岡部 瑞希)