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DISC REVIEW

Overseas

Field Of Reeds

THESE NEW PURITANS

『Field Of Reeds』

Release Date : 2013-06-05
Label : ソニーミュージック

前2作がミュージック・シーンに衝撃を与えたロンドンの新世代ポスト・パンク4人組、THESE NEW PURITANS、3年ぶりとなる新作だ。暗黒という言葉がふさわしいその世界は変わらないものの、彼らのサウンドを特徴づけていた執拗なまでのビートは影を潜め、今回、アンサンブルの主役となるのはピアノとホーン。そのせいか、これまでその影響が指摘されてきたクラシックよりもジャズに近い印象もあるが、同時にゴス色も一気に増した。うめくようなヴォーカルに混じる子供の声。オルガンの執拗なリフレイン。魂を抜かれたような女性ヴォーカル。教会音楽を連想させる荘厳なコーラス……。怖い。これは怖すぎる!!犯罪映画やサスペンス映画よりもむしろオカルト映画のサントラにぴったりだ。 (山口 智男)


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Field Of Reeds

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Hidden

2008年、『Beat Pyramid』で衝撃のデビューを飾ったTHESE NEW PURITANSのニュー・アルバム。あのつんのめった性急なビート感は、このコンセプチュアルな新作にはない。様々なスタイルを呑み込んだビート・ミュージックを基盤としているという出発地点は変わらないが、このアルバムでは『Beat Pyramid』とは全く異なるベクトルを描いている。徹底的に研ぎ澄まされたサウンド・プロダクションは、前作のある種の乱雑さ故に生まれたあの高揚感を生み出すのではなく、脳内に浸透するように響いてくる。驚くほど高性能な脳内トリップの為のビート・ミュージック。正直、いきなりこんなところへ辿り着くとは思ってもみなかったが、彼らの才能の奥深さを見せ付けられる快心作。(佐々木 健治)



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