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DISC REVIEW

Japanese

光を描く人

おおはた雄一

『光を描く人』

Release Date : 2010-04-07
Label : コロムビアミュージックエンタテインメント

国内外のミュージシャンからも高い支持を集めるSSWおおはた雄一の新作は、前作に引き続き、Jesse HarrisとRichard Julianの共同プロデュースのもと、NYにてレコーディング。トロピカルやラテン、ブルースなど様々なスタイルを取り入れたフォーク・サウンドの柔らかく上質な演奏とおおはた雄一の伸びやかで優しい歌声が描き出す美しいポップ・ミュージック集。そのサウンドと一人の世界に向かう歌詞世界がとにかく新鮮。「おれと奴等の間に/太い太い線を引こう」(決別の旗)と始まるにも関わらず、決して奇抜な音楽でも閉じた作品でもない。現地のミュージシャンと生み出されたこの作品には、地にしっかりと根をはった静かな自信が漲っている。劇場で上質な舞台を観ているようなポップ・ミュージック。(佐々木 健治)