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30年のキャリアを誇るロック・トリオ BLONDE REDHEAD、2014年以来となるアルバム『Sit Down For Dinner』リリース。アルバムより「Snowman」公開
2023.05.31 18:45
30年のキャリアを誇るKazu MakinoとPace兄弟によるロック・トリオ BLONDE REDHEADが、2014年以来となる自身10枚目のアルバム『Sit Down For Dinner』を9月29日にsection1からリリースする。
ニューヨーク市、アップステート・ニューヨーク、ミラノ、トスカーナで5年間をかけて書かれレコーディングされた『Sit Down For Dinner』は、完璧な構成を持ち、繊細さと明晰さ、そして決意がこもった作品だ。アルバム全体を通して、控えめでありながら直感的なメロディが、大人になってから避けられない葛藤を描いた歌詞に箔をつける。
2020年春、MakinoはJoan Didionが2005年に発表した回想録"The Year of Magical Thinking"の、食卓で夫の急死を目撃したときの衝撃的な体験を振り返る一節に出会う。パンデミック初期の不安のなか、遠く離れた日本にいる自分の両親のこと、当時失われてしまった家族と夕食を共にする儀式のこと、そして、私たちの誰もが一瞬にして人生が変わってしまうというヘヴィだが遍在する感覚について、Makinoは考えていた。そして、この作品には、"Life changes fast. Life changes in the instant. You sit down to dinner and life as you know it ends.(人生は急速に変化する。人生は一瞬で変わる。御存知の通り、夕食の席で人生が終わる)"という、アルバムのタイトルにもなっている一節が存在する。同時に、このアルバムはPace兄弟にとっては別の響きを持つものでもある。文化的に、夕食は彼らにとって譲れない家族の儀式であり、トリオはリハーサル中やツアー中にそれを実行した。"多くの人は、パッと食べたり、TVの前で食べたり、(夕食を)あまり気にしていないでしょう。確かに、それでもいいと思う。でも、この時間は、僕たちにとっては、腰を落ち着けてお互いの時間を過ごすためのものだ"とSimone Paceは語る。『Sit Down For Dinner』は綿密で没入感のある作品。それは、BLONDE REDHEADが30年以上にわたる活動の中で磨き上げてきた独自の内部論理の証で、持続的な一体感によって特徴づけられるものだ。彼らは絶えず前進し、成長し、"今"以外のどの時代にも決してとらわれない。
また、同アルバムより「Snowman」を公開した。
Blonde Redhead - Snowman (Official Audio)
"私たちには守り続けてきた言語がある。私たちはリズムやコンセプト、サウンドを変えようとすることはある。でも、そのハーモニーの感性は、ずっと変わっていない。それは、あなたの心の同じ部分を打つ"とMakinoは語るが、アルバムのオープニング・トラック「Snowman」のヴォーカルのレイヤーは、THE SWINGLE SINGERSのBachのアカペラ演奏にインスパイアされている。
また、Amedeo Paceが歌う同曲のグルーヴとコード進行は、ブラジルのエクスペリメンタル・ミュージックにインスパイアされたBLONDE REDHEADの多くの曲のひとつだ。Amedeoは、モンテローザ山中でバスに揺られ、乗り物酔いと闘いながら「Snowman」を書いたという。"ふたつのコードと、その間を行き来するようなメロディを持つ曲を書こうと思い立った"と彼は同曲について語っている。
▼リリース情報
BLONDE REDHEAD
ニュー・アルバム
『Sit Down For Dinner』
2023.09.29 ON SALE
S003-2J(CD/国内流通仕様)
[ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ]
※世界同時発売、解説付
1. Snowman
2. Kiss Her Kiss Her
3. Not For Me
4. Melody Experiment
5. Rest Of Her Life
6. Sit Down For Dinner Pt 1
7. Sit Down For Dinner Pt 2
8. I Thought You Should Know
9. Before
10. If
11. Via Savona
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