Japanese
BiS
Skream! マガジン 2021年01月号掲載
2020.12.18 @LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
Writer 宮﨑 大樹 Photo by sotobayashi kenta
2020年のBiSを振り返ると、2月に2ndアルバム『LOOKiE』、8月に1st EP『ANTi CONFORMiST SUPERSTAR』、そして11月にファン・セレクト・アルバム『"プロパガンダ"と"PROPAGANDA"』をリリースし、作品としてはたくさんの音楽を届けていた。
しかし、ライヴ活動においては全国ツアー"HEART-SHAPED BiS TOUR 1st season"、女性限定ライヴ"BiSのKiSS ME ONLY THE GiRLS"の全公演が中止になり、研究員(※BiSファン)と思うように時間を共有できない時期が続いていく。そうして蓄積していったエネルギーは、10月から全国各地で敢行されたワンマン・ライヴ"KiLL YOur WiNTerxxx"でようやく放出することができるようになった。そんな2020年の締めくくりとして、ワンマン・ライヴ"The DANGER OF MiXiNG BiS"が、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催された。
トギー、チャントモンキー、イトー・ムセンシティ部、ネオ・トゥリーズの順で、ステージ上にメンバーが飛び出すと、プロジェクション・マッピングによって色とりどりのペンキが、ステージ全体に4人も巻き込んでぶちまけられた。"The DANGER OF MiXiNG"="混ぜるな危険"という、ライヴのタイトルを象徴するような演出から、いきなりのキラーチューン「STUPiD」を投下。初っ端からフルスロットルの歌唱とダンスをぶつけていく。"人生一回しかないんだな/死ぬほど楽しんでおこうよ"と歌われた言葉で、"何かと後ろ向きな世の中だけど、前を向いて全力でこのライヴを楽しもうぜ"と、背中を押された気がした。
続いて90年代パンクへのリスペクトが色濃い「BASKET BOX」へ。イトー・ムセンシティ部の艶っぽさ、チャントモンキーのまっすぐに伸びていく歌声、カリスマ性を帯びたネオ・トゥリーズの歌唱、中毒性の高いトギーの声質。UKパンク風ファッションを思わせるタータンチェックの衣装で身を包み、個性的な歌を届ける4人は、ひとりひとりがパンク・バンドのフロントマンのような存在感を放つ。
簡単な自己紹介を挟んだ程度で、それ以外はMCなしのパフォーマンスを続けていくBiS。その姿を観ていて感じたことは、歌とダンスの成長だった。彼女たちのライヴの魅力が、人を感動させる熱さであることは間違いないが、技術面が磨かれて、さらなる高みへと至ったように思う。ライヴができなかった自粛期間に、BiSは何を見据え、何を成し遂げようとしていたのか。その答えは、彼女たちの姿を見ていて自ずと理解できた気がする。
ライヴのハイライトのひとつになったのは「thousand crickets」。おなじみのスクワットの振付が、"第一回BiSガチンコスクワット対決"と題され、それぞれの回数を競う演出へ。炎の映像をバックに、制限時間内に122回のスクワットを行ったトギーが見事に優勝を飾って、そのストイックさを証明した。ここから、足の疲労なんてなんのそのと、怒濤のラスト・スパートへ。
「teacher teacher teacher」、「FUCKiNG OUT」、「テレフォン」、「this is not a love song」と立て続けに披露し、最後は"今、BiSを観てくれているあなたに、私たちは手を伸ばし続けます"(チャントモンキー)という言葉と共に「TOUCH ME」を届けていく。BiSと研究員は、一緒になって両手を広げ、会場がひとつになって本編は終了。
アンコールでは、「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」から「CURTAiN CALL」を披露して"もう終わり??/足りないよ。。。/まだまだ歌えるから"と、歌詞に込めた想いを叶えるように、もう一度「CURTAiN CALL」をパフォーマンスして、ライヴを締めくくった。
アンコールのパフォーマンスをする前のこと。声を出せない代わりの手拍子に応えてステージに再び登場した4人は、それぞれの言葉を研究員に届けていた。どのメンバーからも感じられたのは、研究員への大きな感謝と、それ以上に深い愛だった。BiSあっての研究員、研究員あってのBiS。共に歩んだ先に見据えるのは、やはり日本武道館なのだろう。
アンコールでの連続「CURTAiN CALL」。日本武道館でこれを観ることができる日まで、死ぬわけにはいかないなと感じた。
[Setlist]
1. STUPiD
2. BASKET BOX
3. I WANT TO DiE!!!!!
4. 少年の歌
5. LET'S GO どうも
6. DESTROY
7. DEAD or A LiME
8. SURRENDER
9. IT'S TOO LATE
10. GETTiNG LOST
11. LOVELY LOVELY
12. DiRTY and BEAUT13. HiDE iN SEW
14. KiSS MY ASS
15. イミテーションセンセーション
16. thousand crickets
17. teacher teacher teacher
18. FUCKiNG OUT
19. テレフォン
20. this is not a love song
21. TOUCH ME
En1. BiS-どうやらゾンビのおでまし-
En2. CURTAiN CALL
En3. CURTAiN CALL
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