Japanese
THE 1975 / SWIM DEEP
2014.02.04 @赤坂BLITZ
Writer 山口 智男
SWIM DEEPとTHE 1975――。イギリス第2の都市の座を争うバーミンガムとマンチェスターからやってきた2組のバンドが日本で対決?!いや、もちろん彼らにそんな意識はこれっぽっちもなかったとは思うが、バーミンガム出身ながら往年のマンチェスター・ブームにシンパシーを感じているSWIM DEEPと、マンチェスター出身にもかかわらずマンチェスター・ブームに特に思い入れはないというTHE 1975のカップリングもおもしろい――そんなことを考えながら、UKロックのこれからを担う新進バンドの若い息吹を感じ取ろうとソールド・アウトになったという来日公演に足を運んだ。
トップバッターのSWIM DEEPはデビュー・アルバム『Where The Heaven Are We』からの6曲にシングルのカップリング・ナンバーだった「Beach Justice」を加えた計7曲を披露。今回はTHE 1975のサポートということで、万全のコンディションとは言えなかったとは思うが、それでもサポートのキーボード奏者も含むバンドの演奏は思っていた以上にタイトかつリズムカルで、ふわふわと漂うようなネオ・サイケデリックなサウンドをアピールしたアルバムとはひと味違う魅力を印象づけた。そんなバンドを観客も1曲目の「Francisco」から手拍子と歓声で大歓迎。
「Beach Justice」のジャングリーなギター。「The Sea」の跳ねるリズム。そして「Red Lips I Know」の轟音ギター。はっとさせる見せ場をいくつも作りながら、じわじわと盛り上げていった30分ほどのステージを、SWIM DEEPはAustin Williams(Vo/Gt)がハンドマイクで熱唱する「King City」で締めくくったのだった。この次は単独来日公演を、ぜひ!
そして、荘厳なシンセ・サウンドが流れる中、ステージに駆け出てきたTHE 1975の演奏は"Tokyo!"というMatthew Healy(Vo/Gt)の雄叫びを合図に「The City」でスタート。ヒップホップのビートとブースト気味のベースが音の塊となっていきなり観客に襲いかかった――と思った時にはすでにバンドが放つ音の奔流にすっかり飲み込まれていた。
電子ビートやサンプリングを駆使した「M.O.N.E.Y.」、爆音ファンクの「Settle Down」、アンセミックな「Pressure」、バラードの「Falling For You」、バンドの代表曲中の代表曲と言える「Chocolate」――シングルやタイトルにバンド名を冠したデビュー・アルバムで披露していたヒップホップおよびコンテンポラリーなR&Bをベースにしながら80年代回帰も思わせるポップ・ロック・ナンバーの数々がライヴではこんなふうになるのかとそれからの1時間は驚きの連続だった。
曲はポップそのものだが、バンドの演奏はパンク......いや、エレクトロを使ったギミックやギター、ベースという基本編成に縛られないトリッキーかつフリーキーなプレイも交えていることを考えれば、ポスト・パンクと言うべきか。バンド結成時、ラウドなロックを奏でていたという彼らは現在、その頃よりも格段にラジカルなサウンドを奏でているに違いない。
デビュー・アルバムをリリースしてからノンストップでライヴを続けてきたという彼らだが、そのデビュー・アルバムが全英No.1になったのは、曲の魅力もさることながら、毎晩、エネギルッシュかつクレイジーなライヴを繰り広げ、ファンの気持ちを鷲掴みにしてきたからだろう。
曲間、ワインをラッパ飲みしたり、客席に下りていき、ファンと写真を撮ったりするMatthewの奔放なキャラクターも今後、何かとんでもないことをやらかしてくれるんじゃないかと期待させたが、昨年に続いて、早くも今年8月のSUMMER SONIC出演が決まったというから、THE 1975はここ日本でもっともっと大きな存在になるに違いない。そんなことを予感させるには十二分の熱演だったのだ。
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