Japanese
アメノイロ。
2021年04月号掲載
Member:寺見 幸輝(Gt/Vo) 木村 洸貴(Gt) 本多 隆志(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
-疾走感のある「車窓」という曲は。
寺見:これは上京の道中を思い出しながら。且つ、今はサポート・ベースを入れて4ピースで活動しているんですけど、前にいたベースのことを思いながら書いた曲でした。
本多:僕よりも前に入っていたベースなんですよね。
寺見:大学に入って、僕から"コピバンやろうよ"って声を掛けて、そこからずっと一緒にやっていたやつがいたんです。
本多:それが、バンドが上京するタイミングで地元に帰るという話になったんです。そのベースを思って作った曲ですね。
寺見:未練タラタラで(笑)。
-長く一緒にやっていた人と別の人生を歩んでいくって、バンドとしては大きな転機ですよね。
寺見:バンド自体どうするかっていう話にもなりましたしね。むちゃくちゃ話し合いしました。
本多:ベースが辞めるとなって、でも寺見は続けたいっていう話をしていて。残りのふたりはどうするかっていうのを、カフェで話しましたね。"どうする"、"いや、このバンドで売れようや"って。
木村:決断は早かったです。もったいないなって思ったし、ここで俺と隆志が辞めてしまって、寺見がひとりになったら。
寺見:それはもうやらんよ。
木村:ってなるだろうなって思って。この曲たちも、もう一生できないわけじゃないですか。じゃあ、やるかと思って。
寺見:それで上京するときに、ハイエースに家電とか家具とかを積んで乗ってきたんですけど、そのときの景色を思い出しながら書いた曲がこの曲で。
-だからこそ、いろんな思いが入り混じっているし、思いが迸るようなサウンドになっている。
木村:僕は電車の中で初めてデモを聴いたんですけど、泣きましたね(笑)。ずっと一緒にいたやつのことだろうなっていうのが、わかっちゃうというか。
-当人が心から書いているからこそ、きっといろんな人の心を揺さぶるものにもなるんでしょうね。
木村:そうですね。そういう思いが聴き手と繋がったときに、響くものになるのかなって。
-まさにこのタイミングで、この作品に入らなければいけない曲ですね。そしてラストの「春風を待つ君へ」という曲へつながっていく。
寺見:これがまたさっきのなんでもつなげたがるというものにもなるんですけど、前回コロナで開催できなくなってしまった『絵空事は息白と消えて e.p』を携えたツアーのツアー名が、"春風を待つ君へ"だったんです。今度こそ行けますようにという願いも込めて、曲として残そうと。
-"君が望むなら声が聴きたいなら歌うから"、"この歌好きだよ?その言葉だけが聞きたくて"と、ファンやこれから出会う人へ呼び掛けているのもいいし、"君"というひとりに語り掛けているのが、何よりいいなって思いました。
寺見:はい、ひとりひとりにという思いはありますね。しかもこの曲は結構土壇場でできた曲で。本当は別の曲があったんですけど、その曲だと夏っぽい雰囲気だったので、夏に出したいなっていう曲で。じゃあもう1曲頑張って作ろうということで、急遽作ったものなんです。で、今回のツアー名が"寄りかかる君と海を見るツアー"なんですけど、実はそれもしっかり次につなげられるようにと、仕掛けているのもなので。これもまた、一文一文取りこぼさずに覚えていてほしいところです。
-そのツアー名も想像させるものですが、"薄れる藍の渚にて"というアルバム・タイトルや、曲のタイトルもそれぞれ小説的だったり詩的だったりで、イメージに訴えるようなところが出ますね。
寺見:いつからこんなふうにタイトルに力を入れるようになったんだろうって思いますけどね。単語ひとつみたいなものもあるんですけど、前回が"絵空事は息白と消えて e.p"というタイトルで、色が入っていたりして。この"息白"(いきしろ)という言葉は造語なんですけど、それがすごくいい感じだなと。タイトルからまず想像してもらえたらいいし。そういうのもなくしたくないなって思って、タイトル決めではみんなで揉めるようになりました(笑)。
本多:はははは(笑)。
-切なさや、時に迷いなども描かれる作品ですが、いろんな過去や背景を携えながらも最後の「春風を待つ君へ」で次に向かっていく物語が綴られていく。それだけに、4月22日から始まる"寄りかかる君と海を見るツアー"が待ち遠しいですね。
寺見:今回のツアーは開催できると思うので、楽しみにしてます。東名阪はもちろん、今までお世話になってきたライヴハウスもちゃんと回りたいとなったら、すごく多くなってきましたね。対バンも僕らが一緒にやりたいバンドにお願いしていったんですけど、上京してからいろんなつながりができて、仲良いバンドが増えたなというのがあります。どのバンドも最近仲良くなったんですよね。
本多:たしかに東京に来て横のつながりは圧倒的に増えましたね。地方にいたら機会がなくてなかなか仲良くなれていなかったバンドも多いと思う。
寺見:あとはキムがわりかしプライベートで捕まえてくるというか。
木村:お客さんから言われることが多いんです。"このバンドと一緒にやってほしい"とか。あとは他のバンドが、"アメノイロ。の木村ってやつがおもろいから一緒にやってみてください"って言ってくれたりとかして。それでそのバンドから声を掛けてもらったり、1回ライヴしただけの人でも仲良くなれたり。
寺見:僕らからしたら、なんで? どこから? っていうところからつながっていくんですよね。それがきっかけでイベンターさんがそのバンドと僕らを組んでくれたり、それでむちゃくちゃ仲良くなったりとかが必勝パターンになりつつありますね(笑)。仲良くなると、近いうちにライヴも実現しちゃうっていうのが、すごく楽しいです。
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