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INTERVIEW

Overseas

SMASH MOUTH

2012年08月号掲載

SMASH MOUTH

Member:Steve Harwell (Vo)

Interviewer:村岡 俊介 Translator : Yuga

SMASH MOUTHはアメリカ西海岸、カリフォルニア州北部のサンノゼ出身の1994年に結成したポップロック・バンド。過去にはシングル「Walkin' On The Sun」、「All Star」という2曲をビルボード・シングル・トップ5に送り込み、『Astro Lounge』はトリプル・プラチナムを記録している。そんな彼らがバンドのメイン・ソングライターであり中心人物であったGreg Camp (Gt)の脱退など幾多の困難を乗り越え、待望のニュー・アルバムを6年ぶりにリリースすることとなった。

-2006年に『Summer Girl』をリリースしてから、今に至るまでのメンバー・チェンジなどのバンド内の状況を詳しく教えてもらえますか? Greg Campが2009年に一度復帰しましたが、また2011年に再度脱退しましたね。その点についても詳しく教えてください。

バンドは順調に活動を続けているよ。たくさんのライヴをしてツアーに出ていたんだ。米軍支援のためにイラク、グアム、グアンタナモ湾、アフガニスタンなどで演奏する機会があったんだ。素晴らしい経験だったよ。Gregの話についての真実は、彼は楽曲制作に対しての情熱を失ってしまったんだ。僕たちは新しいアルバムをどうしても作りたかったんだけど、今まではGregがバンドのメインのソングライターだったから、その彼が情熱をなくしてしまったから、バンドに新しい風を吹き込む必要があると感じたんだ。これは、ここ数年のSMASH MOUTHのための決断の中で一番重要なものであったと言わなければいけない。

-『Magic』リリースおめでとうございます。アルバムが完成しての今の気持ちを教えてください。

ものすごく興奮しているよ。個人的にもすべての曲が大好きで、世界中でリリースするのが待ちきれないんだ。

-アルバム・タイトルには深い意味がありそうですが、実際この"Magic"にはどういった意味が込められているのでしょうか?

最初のシングルもMagicという名前なんだ。このアルバムのために最後に書いた曲のひとつだよ。制作のプロセスを振り返ってみて、すごく特別な経験を、ある意味でマジカルな経験をしたと感じているんだ。だからタイトルにするのが相応しいと考えたんだ。

-6年ぶりの作品ですが、いい意味で変わらないSMASH MOUTHでいてくれて嬉しかったです。やはりファンの期待に応えたいという気持ちはありましたか?

もちろん。僕たちは長いこと、ファンのみんなから新しい曲を聴きたいという意見を聞いていたし、僕たちも届けてあげたいと切望していたんだ。だから今作は待った甲斐のあるものになっているはずだよ。みんなも同じように思ってくれるといいんだけどね。

-あなた方の作る曲は基本的に聴いていて、"HAPPY"や"FUN"になる曲ばかりですね。自分たちの作る音楽はみんなに"HAPPY"や"FUN"になってもらいたいというようなポリシーがあるのでしょうか?

ある意味でそうだね。僕たちは、そういった"Fun In The Sun"アプローチが好きなんだ。たまにより深い意味を持つトラックでそのアプローチから離れたりもするけど、ほとんどの場合は音楽は"楽しさ"を届けるというエンターテイメントであるべきだと考えているんだ。

-「Magic」「Flippin' Out」の2曲でJ-Dashというラッパーが参加していますが、彼はどういった繋がりでこのアルバムに参加したのでしょうか?

僕たちのプロデューサーがJ-Dashのソロ・プロジェクトで一緒に仕事をしていて、彼に参加してもらったら面白いんじゃないかって考えたんだ。彼はすごくイイヤツで、彼の音楽も最高だよ。だから参加してくれて嬉しいよ。